いにしえおたくのこいわずらい
あらすじ
時は1995年。アニメや漫画が大好きな佐東恵は周囲から孤立しないよう、転入先の高校では、己の本性を隠して生きることを決意する。一目ぼれした「委員長」にだけは自分を知ってほしいと願うものの、彼は大のオタク嫌いで…。『エヴァ』『スラダン』『ガンダムW』…アニメとマンガが最高に熱かった時代の物語!!
さいそうふれんず
あらすじ
武藤(たけふじ)薊は自分がおかしたパワハラが原因で会社を辞めることになる。それがきっかけで彼女は久々に高校の同窓会に参加することにする。高校時代の彼女はクラスの女王的な存在で自分の命令には絶対服従の仲間たちがいた。何の報せもせずに現れた薊を仲間たちは大歓迎してくれる。ふと過去に戻りたくなってしまう薊。しかし彼女は高校時代にある暗い過去もあった。そのことをある事件がきっかけで同窓会の席で責められる薊。実は彼女は「女王」ではなく「世紀の嫌われ者」だったのだ…。自分のおかした罪を償えるのは自分だけ。立場逆転のタイムリープサスペンス!
少女マンガなのですが、おっさんでも思わずうなるところが沢山あったので書き込みます。 まず、アラフォー世代の中学・高校には 「オタク」 というものの存在が、おそらく今よりも大きくなかったんです。 インターネッツとスマホの普及によるところが大きいと思いますが、 現代では当たり前のことも当時は珍しかった。 例えば、動画配信サービスなんてものがないので、 深夜アニメはリアルでみるしかなく、それを見ている時点で高確率でオタクだったんですよね。 今はいつでもみれるから、そんな考えにもならんのでしょう。 こうした、現代のオタクに対する認識のギャップも本作では魅力です。 そしてそれによるコンプレックスが、当時の記憶を呼び戻し悶ます。 ちょうど黒歴史を開放されたように。 (毎晩深夜アニメみていることが恥ずかしくて、隠していたことも、今となっては良い思い出です) ぜひ青春時代を二次元で満たされた方はおすすめしたい作品です。 過去と現在が交互に物語となっているので、いずれ現代に交わるのだろうか? そんなことを期待しながら次の巻を待ちます。