ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)氏推薦!!!――「自分」という暴れ馬に振り落とされそうな人たちへ。ここに仲間がいます。――「発達障害って何ですか?」「何に困ってるんですか?」大人の発達障害当事者へのインタビューで紐解くコミックエッセイ!軽度のADHD(注意欠如・多動性障害)と診断された漫画家と担当編集者が、大人の発達障害について当事者たちへインタビュー!漫画家・カメントツ先生や、女性当事者に聞くASD(自閉症スペクトラム)のお話も。【困りごとの一例】・片付けができない・ケアレスミスや物忘れが多い・対人関係が苦手・特定の手順を繰り返すことにこだわる … etc.どこか心当たりがある人にはもちろん、ない人にこそ読んでほしい「大人の発達障害」の入門書。『マキとマミ ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~』、『吉祥寺少年歌劇』の町田粥による、初めてのコミックエッセイ!
期待の新星が放つ、鮮烈の初短編集!!<お砂糖とスパイス、それと素敵な何か>そうじゃない女の子は、どこに行ったらいいの?少女誌で恋愛以外のマンガを描きたい、漫画家のアイ。しかし「恋愛以外が読みたい子は、少年漫画を読む」と編集者に受け入れて貰えない。そんなアイの理解者である姉は、アイとは正反対の恋愛体質。お互いを尊重しつつも、恋愛が生活の中心の姉といると「女の子の椅子」に座れない自分が、浮き彫りになっていきーー…。私の椅子<居場所>は私は作る。「女の子はもっといろんなもので出来てるはずだから」新鋭・加藤羽入による“生きづらさ”にそっと寄り添う珠玉の物語たち。<収録作品>チョコレートはもう奪わせないこの電車に乗ってビルド・ア・チェアマイルストーン・ガールルイちゃんの目
【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉収録】「なんで私は、こんな生き方しかできないの?」田村ウズメ、元子役の40歳。結婚もせず、働きもせず、部屋にこもり続けて12年。同級生が自立して家庭を持つ中、もはやどう変わればいいのかも分からず自堕落な日々を送っている。そんなウズメを見かねた母は「便利屋」を呼ぶことに。ウズメの汚部屋を片付けにきた興梠は、演技経験のあるウズメを「代行スタッフ」として便利屋にスカウトして…!?引きこもりアラフォー女の人生再生譚!
【電子限定!描き下ろし特典マンガ収録】今日も「私」「俺」ばかり溺れていくーー。<愛が重めのスパダリ彼氏>×<まじめな頑張り屋彼女>の息もできない、ヒミツの愛され生活。営業部のエースで人気者の萩本瞭と 同期で企画部の水野百合は、みんなにヒミツの交際中。誰がみても完璧男子、でもその素顔は……朝が弱くて、嫉妬深くて、天使のような顔で愛を試してくるーー。そんな百合だけにみせる甘い独占欲に、毎日がドキドキでーー!?相思相愛ハッピーカップルのヒミツの甘キュンライフ開幕!
『マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~』や『吉祥寺少年歌劇』の町田粥さんが、担当編集のK成さんと共に当事者として「大人の発達障害」についていろいろな方々の話を聞いていくエッセイマンガです。 K成さんといえば、マンガ好き界隈では和山やまさんを2000字の長文DMで口説き落とした事件が有名ですが(そこから『女の園の星』が生まれたのは素晴らしいですね)、他にも ・高野ひと深さん『ジーンブライド』 ・池辺葵さん『ブランチライン』 ・ためこうさん『ジェンダーレス男子に愛されています。』 など錚々たる作品・作家さんの担当をされています。個人的には西つるみさんの作品でのイメージも強いです。私は町田粥さんの作品が大好きなこともあり、連載開始時から親近感を持って読んでいました。大事なテーマを丁寧に扱いながらも、笑いも多く取り入れられていて楽しみながらたくさんの学びを得られる内容です。 本作では、カメントツさんなどの同業者や、発達障害の方の支援を行なっている企業の方、医師など、発達障害の当事者や発達障害に詳しい方々が出てきて諸々の角度から語られます。 それぞれの人ごとにそれぞれの特性があり、「ケアレスミスが多く、クラスの忘れ物チャンピオン」「片付けが苦手でカーテンフックは取れたまま」「やりたくないことはやれない/先延ばしにする」、「マルチタスクは苦手だがひらめきやデザイン力には秀でている」、「書類の管理や毎日コツコツが苦手」、「フリマサイトでの発送作業が無理」、「人の顔や名前を覚えるのが苦手」などなど、実例を伴ってさまざまな事例が語られます。 それに対して、「約束をしない」、「カバンを替えない」、「家から出ない」、ヘルシオやホットクックやドラム型洗濯機を活用するなど実践的な対策も多々。何かしらか社会で他の人と上手く行かないと思っている人が読むと、自分もこの類型なのかもしれないと解って大きな助けになるかもしれません。私自身も当てはまる項目が結構あるので、1度診断を受けてみたいなと思わされました。 また、カメントツさんの「よく会話はキャッチボールと言われるが、キャッチボールでなくて良い」という件はなるほどなと思わされました。考え方ひとつを知るだけでも、進む相互理解が溢れています。 心の病気ではなく、脳の働きの違いである発達障害。いまだに理解から程遠い環境もあると思いますが、この1冊を読むだけでも相当に解像度が高まり世界が優しくなるのではないかと思います。スーパーで朝だけ放送を流さない静かな時間帯を設けることで、情報量の多さに苦しくなる人の助けになるなどは日本の店舗でも広まって欲しいです。 また、発達障害の当事者が苦手なことを最初から明文化しておくのはお互いにとっての不幸の芽を刈り取ることに他なりませんし、それが自然にできる社会になれば良いと思います。 余談ですが、『ポポロクロイス物語』や『ボクと魔王』が好きな方に食いつくところ、好きです。