毎週水曜日、17時50分。毎週欠かさず彼はやって来て、私を後ろからハグする。それは二人だけのヒミツの時間……。大手イベント企画会社に晴れて入社した立花麻衣。ずっと女子校育ちで男に免疫がない。そんな彼女が所属するのは新人女性社員研修課、略して“シンジョ“。それぞれの配属先が決まるまでの半年から2年、各部署のアシスタントをして仕事を覚える場所だ。頼れる女性上司と先輩たちに囲まれて、「いつか会社に貢献できる仕事がしたい」と日々励む麻衣。ある日、シンジョのもとに奇妙なメールが届いた。伏せ字だらけの手書きの企画書をデータ化せよという内容。でも依頼主が問題だ。企画部のエース、“氷の榊”課長。社内でも2トップのイケメンと評されながらも女性には興味がない。今回の依頼は毎年、シンジョに課せられる試験らしい。しかも、誰も合格したことのない試練。シンジョ課長の指名で、麻衣はこの依頼を担当することに。果たして麻衣は榊課長の無理難題をクリアできるのか!? ウブでひたむきなOLとクールで気難しいイケメン課長との、オフィス・ラブ…のはずが……!!!
「服は男が脱がすものだ」ベッドに押し倒され、初めて見る友達の“男”の顔。ただの男と女になるセックスは息も出来ないほどに熱くて…。星野雫は中堅出版社の落ちこぼれ雑誌編集者。一方、高校の時からの友達で社会人になっても月イチでサシ飲みしている雨宮春は大手新聞社の有能な事件記者。13年前「おまえは大事な友達」と春に言われ、好きな気持ちをずっと封印してきた雫。でも30歳になり恋愛も仕事も上手くいかず焦る日々。そんな時、いつもクールでしっかりしている彼の様子が何故かおかしい。突然、熱っぽく彼に手を取られ…その瞬間、雫はもう『友達』ではいられなかった。一線を越えた時、この関係は崩れてしまうのか――?
「私の処女、3千万円で買って!」幼い頃は裕福な家庭で育った橘柚子。しかし20歳現在の境遇は父親が残した借金を返済するメドも立たない貧乏暮らし。そんな彼女が偶然再会したのは、幼馴染で今もリッチな成瀬証だった。昔は「泣き虫あかし」と呼ばれていた証は、嫌味で偉そうなドSへと変貌を遂げている。「お金持ってるならちょうだいよ!」「いいだろう、三択だ。“1:奴隷““2:下僕““3:傀儡“、好きなのを選べ。1日10万円、10ヵ月間おまえを買ってやる。屈辱的な条件だが、心までは踏みにじられはしない。柚子の負けん気がさく裂する。すごいスピードで新しい人生を走りはじめた柚子の未来は? 「まずは裸エプロンでオレを出迎えろ」「なんですって~!!」
29歳はじめての夜、騙されてAVデビュー!? ベッドに押し倒されたところに現れたのは、大嫌いな年下の男の子で――。平凡な事務OL・高瀬雛乃。29歳の誕生日、芸能界にスカウトされてついて行った先はAVの撮影現場だった! 絶体絶命の雛乃を助けたのは、同じ職場の大学生バイト・楠泉海。彼のおかげで事無きを得たものの、「バカですか? いい年して」と、キツイ言葉を投げつけられ――。冷たくて毒舌、怖くてムカつく年下男子。だけど不意に見せる優しさと強引さは、雛乃の心を掻き乱して…?
「男の子って…くらくらする匂いがする」夜の校舎で抱き合って、私たちはキスをした――。母親の再婚により、この街にやってきた美都。新しいクラスも家庭も居心地が悪く、夜の街をさまよう彼女を見つけたのは、クラスの人気者・創太だった。創太の太陽のような明るさは美都の心を溶かし、忍び込んだ学校で2人はキスを交わす。しかし、創太には人を好きになってはいけない「秘密」があって…。「ねえ、好きじゃないなら、なんでキスしたの?」切なさに心が震える究極のラブストーリー!
高梨三香(28才/OL)。たった今、B型彼氏から盛大にフラれました…。「B型男とは二度と付き合わない!」そう決めた矢先、再会したのは高校時代の同級生で、三香のイジメ相手・吉野内くん――。なぜか彼と同じ寮の隣の部屋に住むことになったけど、学生時代と同様、俺様気質な彼に振り回される日々…。おまけに部屋で押し倒されてキス寸前!? 「B型男の本当の良さ教えてやるよ」…って、吉野内くんもB型だったの!?
「イメチェン大成功じゃん。もったいないって思ってたんだよな」普段はイジワルなくせに、なんで嬉しくなるようなこと言うの…? 絶対に付き合える相手じゃないってわかってるのに――。マイペースで超マジメな安森日菜(やすもりひな)は、目立つことなく平穏な学校生活を送りたいと思っている高校2年生。ある日、ひょんなことから、モデルもこなす学校一の有名人・真島遙人(まじまはると)の裏の顔を知ってしまう。…あれ? 誰からも好かれるヒーロー男子じゃなかったっけ!? しかし、自分には関係ないし…と思いきや、日菜は遙人に弱みを握られ、遙人の命令を聞くことになってしまって…!? 強制的に縮められる距離にドキドキしっぱなし!
幼なじみと偽の恋人になったら溺愛されてヤバいんです!! 周りが一目置くほどのデキる社員で通っている27歳の葉子。……が、私生活は家事能力ゼロで部屋はゴミ屋敷状態のダメ女。そんな葉子の部屋をいつも片付けに来てくれる6歳年下の蒼には、幼い頃、自分が面倒を見ていたはずなのに今では面倒見られている始末……。ある日、葉子のダメ女っぷりに危機感を抱いた母親にお見合いをさせられることになった葉子。お見合いを嫌がる葉子のために蒼が提案したのは葉子と蒼が「偽の恋人」になること!! ためらいつつも、その作戦に乗ったらメチャクチャ尽くされまくって──。ただの幼なじみだと思っていたのに、なんでこんなにドキドキしちゃうんだろう……
「そのカラダ、うまそうで甘そうで…かじりつきたくなる」私、このまま食べられちゃう…! ぽっちゃり体型がコンプレックスの桃は、新しい学校にやってきたばかり。転校早々クラスメイトの萩くんに後ろから抱きつかれ、二の腕やお腹をふにふに触られ…その上首筋に歯を立てられた!? それからというもの、萩くんはなにかと桃にいたずらを仕掛けてきて…? ぽっちゃり女子×クールなフェチ(?)男子の甘くて可愛い恋のおはなし。
ロックバンドの追っかけに夢中な女子高生・ちなみ。ある日彼女が学校で出会ったのは、大好きなバンドのボーカル・ワタルにそっくりの同級生! 彼――歩に気になって近づいてみたものの、上手くいかず、冷たい態度であしらわれてしまう。それでもめげないちなみに、歩も少しずつ不器用な優しさを見せはじめ…。そんな折、ライブ後に出待ちをしたちなみ。「ウチの弟も同じ学校行ってんだよねー」ワタルが発した何気ない一言が示す可能性。もしかして、ワタルの弟って―――…!?
“映画みたいなドラマチックな恋なんて、もう存在しないと思ってたのに―…”母校で教育実習を行う亜矢美は、生徒に「ちゃん」付けで呼ばれたり、文化祭でメイド服を着させられたり、全く先生として見られず友達扱い。そんな中で亜矢美をフォローしてくれたのは、担当クラスの男子生徒・蒼井想介。口数は少ないが、イケメンで優しく後輩にも人気。でも彼はふとした瞬間、亜矢美よりもずっと大人びた表情をする事があって…。どこか秘密めいた蒼井のことが気になっていく亜矢美。そしてある日、彼のある噂を聞いてしまう! とっさに保健室に入る彼を追いかけると、「先生、好きな男いる?」となぜかベッドに押し倒されてしまい――!?
「あれを見てから、私は囚われた──」胡家 志穂(こけ・しほ)16歳は、物静かに平凡な毎日をただ過ごしていた。ある日の夕方、外国人のイケメンに突然「こけし!」と呼ばれる。その名は志穂が、幼少時に通っていたイギリス学校でのあだ名だった。そして彼は、その時の同じクラスメイトで英国ハーフ・ジョージ(譲司)。久々の再会を喜ぶジョージは突然、志穂に「テニスの練習につき合ってほしい」と強引に頼む。ラケットを持ってコートに立つ瞬間、志穂の中でかつてないほどの衝撃を受け、テニスの魅力に取りつかれていく。まぶしいほどの情熱と恋が交差する青春ラブストーリー。
キスしたら、こいつのカラダは俺のものになる――。女たらしのチャラ男×真面目な女子高生、幼なじみの男女が入れ替わるヒミツは…キス!? フユコの家の隣に住むアキは、いつも違う女を部屋に連れ込む超遊び人。「幼なじみとしてそばに居られれば…」と思っていたけれど、「フユコで勃ったことなんて1回もない」と言われ、さすがにショック…! 叶わぬ恋と決別しようと決めた矢先、アキと一緒に2階の窓から落下! 気がつくと、目の前に横たわる自分の体。そして自分はアキの姿に――もしかして私達、心と体が入れ替わってる…!?
初恋の女性が遺した娘が女になった時、それは男の葛藤の始まりだった──。高校教師・津端陽市(つばたひろいち)は、初恋の人・弘前柊子(ひろまえしゅうこ)の遺言を守り、彼女の娘・ユヅコの親代わりとなって育ててきた。津端の高校の教え子となったユヅコは、成績優秀、品行方正、絵に描いたような優等生…だが、ひとつ大きな問題が。「お母さんの代わりに、私を好きにしていいんだよ」柊子に永遠に叶わない恋をする津端に、その身の全てを捧げようとするユヅコ。母親と瓜二つの姿で欲情を煽るユヅコに、津端の理性は限界で──!? 一途過ぎる想いを抱えたふたりの、甘く切ない恋物語。
「私を嫁にしてくれるという約束、忘れた訳ではあるまいな?」買ったばかりのマンションの火事、婚約者の浮気、次々に起きる不幸に落ち込む秋生(あきお)の前に現れた謎の少女が突然の嫁入り宣言!? 祖父の家の取り壊しをきっかけに、起こる不思議な出来事の数々が、秋生に大切な気持ちを思い出させる…。懐かしいものたちとの出会いと別れを描いた美しい物語。
先生を私の“従順なペット”にしちゃった!? 溝辺茉衣(みぞべまい)は世界史のイケメン教師・吉岡(よしおか)が自分だけを見てくれる奇跡を夢みる高校2年生。ある日、帰りが遅くなった茉衣は、繁華街の片隅でバーテンの格好でタバコを吸う吉岡を目撃、思わず写真を撮ったところ吉岡に気付かれ、彼が副業していることを知ってしまう。つい勢いで「先生はあたしの言いなりだから言うこと聞かないと写真バラすからね!!」とオドしたら「どう乗りこなすか楽しみにしてる」と!!!!! 言うことを聞かせるつもりが逆に振り回されて……。大ヒット連載『僕のはじめて、キミにあげる』の高島えりが描くちょっぴり切ない初恋短編!
「ひとりになんてしない」そう囁かれ、初めてのキス。どうして? あなたはお姉ちゃんの婚約者なのに――。幼い頃に両親が他界、姉に育てられたヒナはその最愛の姉まで突然事故で亡くしてしまう。ところが、「俺が引き取ります」と出会ったばかりの姉の婚約者・宗麻に宣言され、お互いのことを全く知らないまま同居生活をすることに。宗麻は無表情で不愛想だけど、時折見せる笑顔が優しい人。ある日、お風呂で怪我をして動けずにいたら宗麻が入ってきて!? 力強い腕に抱かれ、濡れた素肌でぬくもりを感じて…こんなの絶対ダメなのに、ドキドキが止まらない! 宗麻への恋心に気付いたヒナは、姉への罪悪感で苦しむ。でも、実は姉にも秘密があって――!?
離婚と結婚を繰り返す奔放な母の元で育った実乃里は、母へのコンプレックスから20歳になっても恋愛に奥手なままの大学生。ある時、ふらりと立ち寄った彫刻展で、実乃里は美しい彫刻に目を奪われる。そんな彼女を見ていたのは、作者である長谷夏海だった。運命的なものを感じた夏海は、実乃里を引き止め、“モデルになってほしい”と頼み込む。それからというもの、モデルと作家の関係を越えて口説かれ戸惑う実乃里だったが、本気を思わせる夏海の態度に、だんだんと惹かれていき…。しかし時を同じくして、実乃里の母が家に連れてきた相手は…!? 女たらしのイケメン彫刻家×恋愛経験ゼロの女子大生が織りなす、ピュアラブストーリー!
「特別なご褒美、やるよ―…」昼は教師、夜はホストな先生と2人で過ごすヒミツの夜は刺激が強すぎ!? 高校の特別講師である貴澤先生に絶賛片思い中の理々子は、先生が放課後にホストクラブの店長をしていることを知ってしまう。学校にヒミツにする代わりに、理々子が先生に要求したのは夜の個人レッスン。学校で見せるクールな“昼の顔”と、お店で見せるセクシーな“夜の顔”…ねえ、どっちが本当のアナタなの…?
「気づいたら知らない場所にいたことはないかしら?」――素敵な恋に憧れる優等生・小百合は幼なじみの先輩・光輝とついにお付き合いをスタート。憧れていた幸せな日々への第一歩……のはずが――ある日、小百合が目を覚ますとそこは夜明けのラブホテル。隣には知らない男、ベッドの上には切り裂かれた小百合の服。「アレ、“野ばら”ちゃん?」見知らぬ男は小百合のことを「野ばら」と呼び、手を伸ばしてきた――…。小百合の幸せに影を落とす「野ばら」の正体とは? 幾重にも重なる思いが棘のように刺さる純愛ストーリー。
「オレ、ただの幼なじみって思ってないよ」目が覚めると横にいたのは―…半裸の幼なじみ!? 大人な恋愛に憧れる緋鞠は、腐れ縁の幼なじみ・碧人と付き合っていると勘違いされるのが悩みの種。素敵な彼氏をゲットするべく挑んだ合コンで飲み過ぎちゃった緋鞠が翌朝ホテルで目覚めると――……隣には半裸の碧人、自分は下着姿!? ちょっとまって、私、碧人とヤッ…ちゃっ…た!? 子供っぽくて頼りないと思っていた幼なじみの“雄”の顔は、意外とドSで不覚にもキュン! 幼なじみとの恋愛って、アリですか…?
「俺の身体、触ってみる?」誰にも言えないヒミツを握られた少女は、自分の欲望のまま、初めてのオトコの身体に指をのばす――。女子高生××小説家としてデビューしている皆藤蕾(かいどうつぼみ)の悩み、それはエッチな描写が書けないこと。そんなある日、小説のことが次回作のモデルにしていたクラスメイト・高坂一輝(こうさかかずき)にバレてしまった! しかも、蕾のスランプを知った高坂は、身体で協力してくれるというまさかの提案。小説のためだと言われ、戸惑いながらも高坂の肌に指をのばす蕾。知らない感触に知らない香り…。次第に蕾の中に“触れられたい”という欲求が生まれて――!?
「二人だけの秘密な」学校の屋上でイタズラな笑顔をして彼はそう言った――。片想いの相手、東をかばい交通事故に遭ってしまった結衣。ところが『気持ちをちゃんと伝えればよかった…』と思った瞬間、3ヶ月前に時間が戻っていた!!イケメンで男女共に人気者の東。勇気がでなくて以前は見ているだけだったけど、ある日の放課後、東と“秘密“を共有するようになる。それから目が合うと手を振ってくれたり、一緒に帰ったり、少しずつ二人の距離は縮まっていく。更に身体が密着する事態まで!? 東の顔が近くてドキドキが聞こえてしまいそう。でも結衣が東の頬にふれた時、彼の顔も赤かったのは気のせい…?
「お前が俺の女になるなら、黙ってあげててもいいけど?」ドSな極道くんに弱みを握られ、言われるがまま…!? 才色兼備のまおにはヒミツがあった。過去を隠して優等生として学園生活を送るまおの元に現れたのは、まおの過去を知る転校生・純。弱みを握られ、むりやり連れてこられた純の家は――なんと極道の邸宅!? 純の家系は極道の一派で、純は七代目の組長だったのだ。極道の跡取りに見初められて…? この恋愛、一筋縄ではいかないかも!?