ほうかごのしょうじょたち
あらすじ
先輩に恋する少女は花占いが大嫌い。それは、ただ結果が怖いだけの意気地なし…。初雪の日も、桜の季節も、夏祭りの夜も、先輩が気づいてくれるまで待ち続ける…。そんな恋する少女たちの、ちょっと切ないショートストーリー。
はこのなかのうつくしいて
あらすじ
満月の夜、一人の男が路上で箱を売っていた。男の視線に誘われるように、差し出された箱の中を覗く女。箱には、美しい手がおさまっていた……。ひと目で箱が欲しくなった女は、男から箱を買うことにした。この箱を開けていいのは一日一回、真夜中だけ。一日二回以上開けてはいけないし、真夜中になる前にも開けてはいけないと忠告を受けるが……。