あらすじ
「ビアトリスは強引に俺の婚約者におさまったんだ。俺は最初から不本意だった」。婚約者であるアーネスト王子がそう言っているのを知ってしまった、嫌われ者の公爵令嬢ビアトリス。彼女は王子と距離を置くことを決意する。「そういえば私は今までアーネスト様にかまけてばかりで、他の方々とあまり交流してこなかったわね。もったいないことをしたものだわ」。そう気持ちを切り替え、美貌の辺境伯令息や気のいい友人たちと学院生活を楽しむ彼女に、今まで塩対応だったアーネストが、なぜか積極的に絡んでくるようになり――!?
ぜんせせいじょはてをぬきたいよきよきこみっく
あらすじ
平穏な人生のために、全力で手を抜きます! 前世で聖女だった事を思いだしたレナリア。かつて、聖女が使える聖魔法は、自らの命を削るものだった。婚約者だった第二王子に横恋慕した令嬢を救うために、前世のレナリアは聖魔法を使い果たして死んでしまう。幸い、今世では命を削らなくても魔法が使えるように。そして、レナリアの守護精霊は人気のないエアリアル。でも……。あれ? もしかして前世の魔法も使える? もしも聖女だと分かったら王族と結婚!? もう王族と関わるのは嫌です! 目標は、目立たずまったり学園生活を送る事。全てに手を抜いて目立たないように過ごそうとするレナリアだが、うっかり目立ってしまう事が多くて……。そんなレナリアの、手を抜きたい日々のお話。
第二王子と婚約したご令嬢。 とても仲良かったのに、ある日から第二王子からモラハラの山。 金と権力をもったモラハラ男。 これはファンタジーでしたよね?と思わず確認してしまう。 読んでいくうちに、タイトルとのギャップが大きくなった。 主人公は第二王子から離れることで、彼女自身を取り戻していき、だんだん落ち着いてくる。 周りに良き人たちがいてよかった。 第二王子の心の闇が描かれるんだけども、彼を救ってくれる人はいるんだろうか。