K先生シリーズ

最後まで甘さほぼ無し

K先生シリーズ 夏水りつ
るる
るる

「野獣な愛情」 鍛治先生は何を考えてるのかわからない。 この1冊読んでも小早川くんに無理矢理でちょっと引く。所謂「ただしイケメンに限る」そのまま。 「野蛮な恋愛」 ようやく鍛治先生には小早川くんだけってことが分かって見方が変わってきた。 相変わらず無理矢理感が強いけど、そこに❤️‍🔥があって小早川くんも先生のこと好きで受け入れてるなら、という気持ち。 「不埒な純愛」 変なゴシップはあったけど、それが嘘で本当に先生が小早川くんのこと思っているのが分かって良かった。キッカケも描かれていたけど自分の本を馬鹿がつくほど大切にしてくれていることに動かされたのかな。 「秘密の情熱」 小早川くんの幼馴染昭ちゃんが面倒くさい。 自分は結婚して子供いるのにちょっと踏み込み過ぎでは? そして先生と小早川くんはもう両思いなので、もう少し小早川くんに優しくしてあげて欲しい。 「恋愛な日常」 うーん、これが最終回?と言った印象。 もう少し甘々になるかと思ったけど最後まで やや強引な鍛治先生とツンデレ小早川くんのままで終わった。 巻末に登場する「山田くんと田中課長」がラブリー過ぎる🥰

働かないふたり

新しいゲームって嬉しいよね

働かないふたり 吉田覚
ゆゆゆ
ゆゆゆ

この働かない兄妹はとっても仲良し。 両親も二人のニートを見捨てていない。 この設定だけで、なんとほのぼのすることか。 新しいゲームに喜び、兄と一緒に遊ぶ妹。 流行りのアイドルの踊りとやらを深夜に二人して踊ったり、深夜に突然料理を作り始めたり、二度寝だと二人で一つのベッドに寝ようとしたり。 仲が良すぎて、小学生か幼児の兄妹をみている気持ちになるけど、彼らは既卒かつ未就労。 仲が良いのは兄妹だけでなく、両親とも仲が良い。 愛情たっぷり込めて、今も育てられている、働かないふたり。 餃子にわさびを入れる驚きプレーを母が止めないのに驚き、そしてわさび味に当たる父に驚き。 でも毎年肩たたき券をくれる娘というのは、一周回って、嬉しいものなのかもしれないなと思った。 お母さんは将来を考え、兄には就職活動、妹には花嫁修業をさせようとしているのだけど、妹の就職活動はいいんだろうか。生きていくすべをまず身につけろということだろうか。 お父さんの方も会社の人に料理上手な息子を主夫にいかがと勧めているので、なんとかなると思っているのは働かない道もあるということかもしれない。 スエット着た兄妹(特に妹の春子)の言動を見ていると、忙しくする日々で忘れていたものを思い出せるような気がする。