アウトローマンガの感想・レビュー358件<<89101112>>グルメな組長(夜間高校生)の日常漫画極道の食卓 立原あゆみ名無し立原あゆみ先生の作品って初めて読んだんですけど、絵のデフォルメが独特で水墨の人物画っぽいのがお洒落ですね。 55歳のヤクザのおっさんが昼は極道をやりながら、夜は夜間学校に通、若いクラスメートに囲まれながら、アパートで好きにご飯を作って食べる。ご飯を食べるという日常と、ヤクザ家業と夜間学校という非日常を行き来する感じがなんかエモい。 エセ科学のアレルギー論っぽい語りもあったけどそこはご愛嬌で…。 最初に出てきたキューちゃんを使った水茶漬けと冷や汁がすっごい美味そう。時期的にもピッタリなので家で作ろうかなという気にさせられた。いろんなところで掲載されたのをまとめた短編集げんこつ街道 本宮ひろ志starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男ビッグコミックで読んだ覚えがあるやつとか少年ジャンプで読んだ覚えがある短編などが入っている。 「げんこつ街道」がむちゃくちゃ本宮ひろ志っぽくて最高だった。「げんこつ街道」は試し読みで全部読めるのでぜひ読んで欲しい 本宮ひろ志のこの勢いがすごい好きなんだと思う。 タクシーーーーッ!!!ザ・ファブル 南勝久名無しユウコがめちゃめちゃ好きだあ 実はまだ実写版を見たことがないんだけど どうなんだろうか? https://doga.hikakujoho.com/library/00187703.html久しぶりに全部読んだぞエリートヤンキー三郎 阿部秀司starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男連載中に読んでたけど最近見かけてまた読みたくなったので全部読んだ。 今読むと昔と感想が違い、大河内三郎の話よりも兄の大河内一郎、二郎や準主人公とも言える河井星矢や三郎軍団の親衛隊隊長の石井武、電撃を食らったショックで途中から「オウヨ」しか喋れなくなった福士、後輩の最初はイケイケだったが後半から全く活躍しない後藤田、頭のおかしい奴らしかいない学校で比較的まともな思考を持っているせいで苦労する萩原、ウルフ前田などの主人公ではない奴らの方が面白い 特に河井星矢と石井武に関しては昔と印象が逆で昔は河井星矢がタチ悪いなと思ってたけどどう考えても石井武の方がタチが悪い。河井星矢は自分の利益の為に大河内三郎を生贄にすることが多いが、石井武はどんどん悪い方向に加速させていく。まさに「予想の斜め上」をやるのでどんどんおかしい方向にいくことになる。 このマンガのすごいのはだいたい長期のギャグマンガだとたまにハートフルな話があったりするのだが、全くそんなことはなく最初から最後までヤンキーギャグマンガを追求していた。 JT=ジャパニーズ・トライバルセブン☆スターJT 柳内大樹名無しセブン☆スター第3章。前作「SEVEN☆STAR MEN SOUL」で、単身英国に渡りギャング集団とドンパチを経験してきた美船敏郎が、オードリーを連れて日本に帰国。あっという間に集結するセブン☆スターの面々たち。美船がいない2年間に築地は移転し、街は変わり出していた…。美船がエディーンで戦った意味を第3部にどうやって繋げるのか気になる所。タイトルがの「JT」も気になるところだが、これはJTお墨付きになったわけでなくJT=ジャパニーズ・トライバルの略らしい。(トライバルってなんだ?) あと、タクボンと三船の顔似すぎ… 受け継がれる「二十面相」…少女と怪盗の絆二十面相の娘 小原愼司みど丸深夜アニメを見始めたばかりの当時、スタイリッシュな画面と「伝説の怪盗の娘」という主人公像に一瞬で虜になりました。いいアニメだった…。 その流れで原作も手に取りまして、結構キャラクターの設定とかが違うな〜と思いながら読んでいました。両方履修して見比べると楽しい作品だと思います。 伝説の怪盗と、彼が見出したひとりの少女…。 この設定だけでいけるひとはいけると思うのですが、改めて読み返すと、二十面相とチコが一緒に過ごした話数は少ししか無いのが意外でした。 どこまでも掴みどころがないままの二十面相に、それでも否応なく惹かれてしまう…。多くを描かないからこそ、彼を捜し続けるチコの気持ちを追体験できたのかな、と思います。 終盤にかけ巨大な陰謀が明らかになり物語の緊迫感は増していきます。そこに頼れる「おじさん」は居ません。チコがひとりで「二十面相の娘」として立ち向かうしかないのです。 その責を果たそうとするチコの姿と最後の決断、最高にシビれるので、「本物を超える」瞬間が好きなひとには絶対に読んでほしいですね…。戦後を舞台とした空手格闘漫画暴拳 みね武 東史朗名無し暴挙は戦後の日本を舞台としたサバイバル格闘空手漫画です。主人公は徒手空拳で空手を武器として立ち回り戦後の日本を生き抜きます。武に生きる主人公の誠実さとその苦悩がドラマチックに描かれています。 時代背景はかなり古く、ボクシングが拳闘と呼ばれていた時代で、現代ではあまり見れないとても硬派な漫画であり、アクションシーンが物凄く派手で読んでいてスカッとします。 空手の蹴りでボクサーを倒す拳士が最高にカッコよかったです。 タイトルの「暴拳」は「冒険」とかけているのかなと思って読んだのですが、主人公の「拳士」が沖縄空手を奮い、暴れまわる物語だとは思いませんでした。 一気読みウロボロス―警察ヲ裁クハ我ニアリ― 神崎裕也名無し続きが気になって仕方が無い。一度読み始めたら止まらないタイプの作品。テンポも良いので一気に購読した後でも、疲れたって感じがあまりしないです。 ヤクザと警察って題材はありふれているのに、まだこれだけの物語を作れるのかって色んな意味で驚きました。漫画として単純に絵も上手く構成力もありクオリティが高いです。最強の殺し屋が殺しを禁じるのが面白い!ザ・ファブル 南勝久名無し最強の殺し屋であるファブルが、仕事をやりすぎたのでしばらく平穏に過ごすことにするところから話は始まります。その間は殺しはもちろん暴力も絶対禁止なのですが、絡んでくるチンピラ相手にいかに平穏に相手を傷つけずにやり過ごすかの葛藤が非常にコミカルで面白い作品です。 映画にもなっているので面白さは折り紙つきです! 最近第1部が完結したとのことなので、いっきに読み返す人も多いのではないでしょうか。なんなんだこのマンガは・・・抜刀 ザビエラー長谷川名無しイブニングで読み始めて最初はなんなんだこのマンガはと思ったが、妙な中毒性があってハマってる。画は荒いけど熱量が伝わってくる荒々しさで、これが作者の味なのだと思う。セリフのセンスも好きで、細かいセリフひとつまで面白い。出てくるキャラがいちいち胡散臭いので、抜刀の瞬間までの期待感が高まってる。 ダークな世界観が面白い!DINER ダイナー 河合孝典 平山夢明名無し映画化もされたのも記憶に新しい作品です。設定は殺し屋が集まる食堂を舞台にした作品で、食堂の名前が「ダイナー」です。そこに集まる殺し屋は全員クセが強すぎる危ない人物ばかりで読んでいて飽きません。 バイオレンス要素が強すぎる作品なので暴力シーンが苦手な方にはお勧めできません!でも面白いです!!麻薬取締官と犯人のW視点が面白いマトリズム 鈴木マサカズ名無し有名な映画のタイトルに語感が似ていることと、オカルトっぽい絵柄に興味を持ち読み始めました。 しかし、実際に読み始めると、SFもオカルトもなく、逆にリアルな漫画でした。 麻薬取締官たちが麻薬の売人などを逮捕する物語で、荒っぽいマトリとクールなマトリのコンビの掛け合いが面白かったです。 犯人ごとにエピソード分けされていて、犯人視点からの考えや生活が垣間見れる展開も面白く興味深かったです。王道のヤンキーバトル漫画VF-アウトサイダーヒストリー- 林崎文博名無し一時のヤングアニマルの看板作品だった、ヤンキーバトル漫画です。 内容はこのご時世ですから、真面目な人や、女性などが読むにはあまり薦められないかもしれませんが、しかしそれも序盤だけ、中盤から後半にかけては王道のヤンキーバトル漫画路線を行っています。 全員ゴルゴに見える日本極道史~昭和編 村上和彦名無し特に第1巻はキャラかぶりが激しい郵便保険会社編白竜HADOU 天王寺大 渡辺みちお名無しさすがにヤバいだろ今回は。ほぼ全部名前出てるぞ。ナイスバディ(相棒)GANGSTA. コースケ名無し犯罪都市・エルガストルムで、汚れ仕事を引き受ける便利屋を営むニックとウォリックのマフィアンアクション。荒くれ者の縄張り争い、警官にも悪いものがいたり、売春婦が逃げ込んできたり。常に危険と隣合わせな荒廃した街で、暗躍する二人がナイスバディすぎます。激しいバトル描写、マフィア同士の緊張の駆け引きなども見どころとなっています。 闇カジノをイカサマで食い荒らす #1巻応援カジノグイ 吉田史朗 野﨑花一 野崎花一くまぞう漫画ゴラクらしい、裏社会のギャンブルノワールといった感じで、1話目からずっと緊張感と勢いのある漫画です。大型店舗のカジノではなく、闇カジノと呼ばれる違法賭博店を舞台に、主人公ゲンがディーラーとなり、客や店側をイカサマにかけて金を巻き上げようとするのですが、その場の緊迫感たるや尋常ではありません。ミスれば「死」という状況の中、イカサマをどうやって成立させるか?読者をドキドキさせる演出が抜群にうまいのです。作画・吉田史朗さんの漫画はけっこう好きで、これまで『村上海賊の娘』『甲鉄城のカバネリ』など読んできましたが、いずれの作品でも「雰囲気」を持ってる主人公像が良いんですよねぇ。劇画すぎない、かといって今どきの画とも違う、画力のある作家さんだと思います。覚悟と胆力を感じさせる顔つきだったり、人物の表情が素晴らしいですね。あと、原作者の方も相当凄い人じゃないかと睨んでますが、検索しても情報が一切出てこないので何者なのか気になるところです。(誰かご存知でしたら教えてください) ちなみに、この作品タイトルを初めて見たとき、オッサン的には「女喰い」という往年のエロ作品を連想いたしました。ちょっとしたエロ要素を期待してた部分も正直ありましたが、いい意味で裏切られたというか、本格的なギャンブル漫画で逆に良かった感じがあります。日本でもカジノ法案ができて、これから盛り上がる題材かもしれないので、ヒットしてほしいですね。インパルス板倉原作小説のコミカライズトリガー 武村勇治 板倉俊之名無し板倉さんらしい、ダークでコミカルな世界観が満載。基本的には短編の連続なのでさらっと読めます。 人が人を裁く事に対して葛藤する人もいれば、積極的に人を裁く人だったりと、様々な人間模様が楽しめる作品です。メッセージ性が強く、感動出来るシーンもあり、考えさせられる良い漫画。最近、漫画バナー広告で…静かなるドン 新田たつお名無し最近の漫画バナー広告でよく見かけて懐かしくなった。若い世代は知らないだろうけど何度もドラマ化された有名なヤクザ漫画です。主人公は関東一のドンで、昼間は一般企業のさえないサラリーマンという設定。ヤクザの抗争やロマンスもありの超長編です。連載開始されたのが1980年代なのでサラリーマンの生活様式も隔世の感がある。だがそれも含めて面白いと思う。 バイオレンスなプリズンライフチカーノKEI~米国極悪刑務所を生き抜いた日本人~ マサシ KEI名無し米国最悪の刑務所で唯一の日本人・ケイと、対立派閥の抗争を描く漫画。キャラクターがみんな魅力的でカッコイイ。刑務所内にスーパーがあって囚人が普通に買い物できるとか、日本では考えられないシステムにびっくりした。これが男の仕事?は天才の仕事静かなるドン 新田たつお名無し主語デカの老害感満載で、かつ雑な括りで申し訳ないんだが、昭和の漫画の頭の悪さって最近の漫画とは比べ物にならないよな。 静かなるドンが無料で読めたから久しぶりに読んでる。そんで、母親のブラジャーで声出して笑ったわ。「これが男の仕事?」って。まさしくこれは男の仕事だよ。女には作れない。だけどさ、よくよく読めばこのときの穴あきブラジャーの情報量はすげーと思うんだ。ヤクザの息子が会社での評価がよくなさそうなのにブラジャーを自作するくらい頑張ってるんだなとか、ただ壊滅的にセンスねぇなとか、でも授乳のためで下心とかはないんだなすげぇなこいつとか。冷静に読めば色々考えるんだ。もしかしたらこのコマはすげー考えられた上での一コマだったのかもしれない。 でも、こういう後からよくよく読めば考えられることってのは、母ちゃんの圧倒的な初見殺しで全部吹き飛ばされてたんだよ。旦那の葬式に別室で息子と二人、組の今後について真剣な面持ちで話してると思ったらおもむろに脱ぎ出す。この流れは背中の紋々を見せて「如来像の前でも同じことが言えるのかい」とでも言うのかなと思うじゃん。でも、飛び出してきたのは穴あきブラジャーと穴から覗いた綺麗な乳首と「これが男の仕事?」だぞ。笑うだろこんなもん。だけど、一つだけ強烈に伝わってくんのが、こいつブラジャー作る男じゃねーわってこと。ゲラゲラ笑いながらでもそれだけはわかる。天才の仕事だよ、このコマは。 俺はこういう頭悪いんだけど説明抜きの説得力みたいなもんがあってかつ笑えるのが好きなんだ。最近の漫画は良くも悪くも綺麗で穴あきブラジャーみたいなのはお目にかかれない。まぁ需要がないのかもしれないな。だからこうして久しぶりに昔の漫画を読むのが楽しいわけで。まぁ言いたいこととしては、みんな読もうぜドン。そんでブラジャーを見てくれよ。んじゃ、続き読んでくるわ。主人公最強系漫画ザ・ファブル 南勝久名無し主人公最強系の漫画やアニメが人気を得る中、この作品もまた、主人公最強系の漫画といえるのではないでしょうか。主人公が自身の力を隠し、一般人に紛れ込んで生活を送るというのがこの作品の何よりの魅力です。決して殺し屋とばれてはいけないため、主人公はわざと喧嘩に負けたり、危機の察知能力の高さから戦闘を回避したりと、最強なのに能力を隠さなければいけない歯がゆさがあります。しかし、いざ戦闘になってからの圧倒的強さといったらもう最高です。 日本のヤクザ、米国最凶刑務所で暮らすチカーノKEI~米国極悪刑務所を生き抜いた日本人~ マサシ KEIさいろくスタートダッシュがすごいので試し読みするだけでも「これ好きかも」と思わされる。クローズやWORSTが好きならイケるでしょう。 どこまで実話かわからないけど、原作のKEIは主人公のモデルご本人だと思われます。巻末の次回予告的なとこでKEIの書紀が書籍化されたものの紹介があるけど本物のヤクザ屋さんなのがパッと見てわかるお写真が載ってます。怖すぎ。 主人公のケイはチカーノ(メキシコ移民)のグループに入り、刑務所内での信じられないような凶暴な生活を紹介しながら生き延びる中でファミリーと言えるような熱い仲間たちが描かれていくのもクローズっぽい。 ただ、クローズと違うところはその仲間たちがバンバン死ぬところ。 刑務所内での囚人たちの争いヤバい。 何にせよケンカ漫画の中でも群を抜いたストーリーであることは間違いないので興味ある方は読んでみましょう。 どうやって刑務所ぐらしするのかも結構面白いし、アメリカやべーなって思わされる良作です。弱肉強食の世界の真実闇金ウシジマくん 真鍋昌平名無しウシジマくんは映画やドラマにもなった人気シリーズですが、 コミック版をまだ読んだことない人にも是非読んでほしい作品です。 特に私がお薦めしたいのは「サラリーマンくん編」です。 各編に出てくる登場人物はもちろん、お金のトラブルを抱えていて、 さらには人格的にも問題があることが多い。 端的に言ってしまうと、人間のクズみたいなのがいるわけですが、 お金を中心とした人間模様を繰り広げていくうちに、 その人の人間味というものの一端が垣間見得ることがあります。 その瞬間、ただエグくてナンセンスな金融物語ではなく、 人間の根底、真実を描いた人間ドラマとして読むことができます。<<89101112>>
立原あゆみ先生の作品って初めて読んだんですけど、絵のデフォルメが独特で水墨の人物画っぽいのがお洒落ですね。 55歳のヤクザのおっさんが昼は極道をやりながら、夜は夜間学校に通、若いクラスメートに囲まれながら、アパートで好きにご飯を作って食べる。ご飯を食べるという日常と、ヤクザ家業と夜間学校という非日常を行き来する感じがなんかエモい。 エセ科学のアレルギー論っぽい語りもあったけどそこはご愛嬌で…。 最初に出てきたキューちゃんを使った水茶漬けと冷や汁がすっごい美味そう。時期的にもピッタリなので家で作ろうかなという気にさせられた。