学園マンガの感想・レビュー4236件<<140141142143144>>こういう人生を送ってみたかった ある意味で中退アフロ田中 のりつけ雅春名無し高校は中退する。特に将来の展望は特にない。彼女も出来ない。でもこんだけ友達から慕われて?、馬鹿できるのは本当に羨ましい。いいねいいね先生、あたし誰にも言いません 藤緒あいエイミーパラっと初めのところしか読んでないけど面白くなる予感がすごい! 登場人物が可愛かったり綺麗なのはもちろん良いし、男性キャラがいわゆるフツメン。このフツメンってのがけっこう大事なんだと最近気づきました。 少しドロドロはらはらしそうな雰囲気が期待大です。絡まり解けて、服になる繭、纏う 原百合子にわか戦前のエスを思い起こさせる舞台設定に、艶やかで絡まり解ける、女性らしい「髪」という題材で紡がれる話。制服を髪でつくる習慣という設定が、肝になっていて新しい。これが既存の髪のイメージに息苦しいという印象を抱かせ、女性同士の関係性と上手くリンクさせている(気がする)。画力は高く、雰囲気もしっかりと作っている。あとは物語の筋がはっきりと見えてくるのか。様子を見ていきたい。耽美でハチャメチャ!学園虫コメディ!!蟲籠奇譚 西塚emstarstarstarstarstarたか 表紙がよすぎる(語彙力) コミックDAYSで読後に表示される作品一覧にこのサムネを見つけ1巻を購入したところ、めちゃめちゃ面白くてすぐ2巻も買いました。 標本だらけの生物室 楽園のような温室 美しい模様とフォルムの虫たち 仲睦まじい少女たち エモい…!!エモすぎる!!! 何だこれは。天才か?? 表紙から「サブカルでしっとりしてお上品な趣深い作品」を想像する人もいるかもしれないが、基本的には「ハチャメチャ学園虫コメディ」。 その割合としては、「虫解説:4 コメディ:4 百合:1 お耽美:1」といった感じ。コメディがお耽美を、お耽美がコメディを引き立たせ、「早くお耽美シーンよ来い!!」と思わず待ち望んでしまう素晴らしいバランス。 この作品は、「3人集めないと背部の生物部に主人公が強引に勧誘される」という王道展開から始まる。 しかし、圧倒的に耽美な絵での百合、主人公のギャグっぽいリアクション、部長たちの倒錯的な生物愛・植物愛、これらがうまく噛み合って「耽美コメディ」になっているところに、他とは違う面白さがある。 主人公のリアクションの良さ、敵対する部にいる仲良しの幼馴染との百合も堪らない…! 間違いない面白さなので、気になっている人は惜しみなく財布の紐をゆるめてください。 ※画像はネタバレ(1巻19ページ) こんな感じの作品。ねねちゃんのクソでかリアクション好き 独特な滑稽さがクセになる貞操逆転世界 天原 万太郎ニワカヴァルキリーコミックス。前作は貞操逆転世界で男子がやりたい放題するエロ漫画だったが、今作は女子がメインで性描写も少ない。しかし天原ワールドのリアルさと独特な滑稽さは健在。むしろ世界観を中心に描いてるため深みがある。面白い!もういっぽん! 村岡ユウタカツキ小学生2年生の娘が、いるのですが、娘も柔道してまして、中学生になったら違う事しようかなと言ってます これ読んで、中学生以降も柔道続けてくれたら嬉しいな ちなみに、女子柔道部物語も読んでます 「優しい世界」だからこそ追求できる恋愛の面白さがある付き合ってあげてもいいかな たみふるmampuku 今まで読んだことのある百合漫画の中でも確実に3本の指に入る(下手したら一番)濃密で素晴らしい恋愛漫画です。 大学1年生どうしで知り合い、一緒に軽音楽サークルに入り、酔った勢いのカミングアウトをきっかけに付き合い始めたふたり。周囲からの偏見や迫害に慎重になりながらも、そこは21世紀の若者というか思いのほかすんなり受け入れられ、それどころかサークルや学部内の多様な人間関係とも複雑に絡み合っていく恋愛群像劇へと発展していきます。 何がこの漫画面白いって、同性カップルに周囲がいちいち大騒ぎしないので、同性ならではの恋の悩みだけでなく異性カップルとも共通する諸問題やイチャラブをじっくり楽しめるところですね。とくに重大な事件が起きたりするわけでもないのに非常に内容が濃く感じられます。 街中で手を繋ぐのを恥ずかしがるみわ(黒髪・左)に対する冴子(右)のせりふ 「意外と誰も見てないって!それに、なんか思われたとしても、どーせ通りすがりの知らない人だし」は象徴的です。 あとやはり二人のキャラクターがとても魅力的なのが良いですね。両極端だけどどちらも可愛い。 音楽でつながった百合カップルというと『アフターアワーズ』を思い出します。あっちは百合カップルによるクラブイベ漫画、こっちは恋愛漫画、くらい違いますね。 主人公の劣等感がツライがそこが面白い中卒労働者から始める高校生活 佐々木ミノル名無しせっかくヒロインと上手くいきそうになっても主人公が劣等感をこじらせているから、絶妙に上手くいかないのがツライ。まぁ、自分の感情をコントロールするのは難しいからしょうがないとも思うけど。学歴や経済力の格差に対してどのような答えを出すのか見てみたい。発想が面白気持ち悪くて、最高ブラックギャラクシー6 阿部共実ニワカ癖のある高校生達が謎のサークル『ブラックギャラクシー』でわちゃわちゃするギャグ漫画。やはり阿部共実のセンスが随所に光っている。発想が天才、面白気持ち悪い。女の子の長い髪を見て、ここは幼稚園くらいに生えた髪だから「ロリだ!」とか普通は思いつかない。ちーちゃんはちょっと足りないや空が灰色だからに見られる後味の悪さを期待すると、少し物足りなく感じるかも誰しもがテロリストになりうる世界でテロール教授の怪しい授業 カルロ・ゼン 石田点兎来栄寿「あなたはテロリスト予備軍だ」 突然そんなことを言われたらどう思うでしょうか。頭のおかしな人だ、近寄らないでおこう……そんな風に感じるのではないかと思います。 しかし、本作はこの現代社会においては誰しもがテロリストになる可能性があるという恐ろしい現実を突きつけてくる作品です。実はテロリストの多くは高学歴で社会的信用の高い職業に従事していた人であったり、そもそものテロリストの定義であったりといった事柄が迫力のある筆致で描かれていきます。 「テロリストの根っこは知性の伴わない善意」 というセリフには、非常に考えさせられます。 ノンフィクションの活字の本ではこういった内容のものは多く見かけますが、マンガでこのテーマにしっかり取り組んだ物は珍しいです。一読しておくと、今後の人生で役に立つこともあるかもしれません。 惜しかったキャッチャー・イン・ザ・ライム 背川昇 般若 R-指定(Creepy Nuts)ニワカ根暗なJKがラップバトル部に入り、日々最低を起死回生する話。タイトルからも分かるように『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を意識した作品。 相手に踏み込んで熱く対話するラップは青春と相性がいい。馴染みない人も楽しめるようラップ部を太字にする工夫が見られた。 負のオーラを練り込んだようなラップをする女の子も出てきて、期待値もあがったが、打ち切りのためか、予定調和感のある幕引きとなった。残念バトスタ最終ページ煽り文の元ネタを拾っていくバトルスタディーズ なきぼくろ名無し「球児ノワール」 多分、お皿メーカーのキュノワールからありそうでなかった設定の組み合わせセーラー服と向日葵 中島ベガsogor25※ネタバレを含むクチコミです。 これが音に聞くオメガバースというヤツか…Bite Maker ~王様のΩ~ 杉山美和子sogor25概念としては知っていたオメガバース。今まで手を出したことはなかったけど、一般的な概念だけ見ると「これって異性間の関係も加えたほうが物語が広がるんじゃないの?」と漠然と思っていた。そんな中で登場したこの作品。 1巻はオメガバース+この作品特有の世界観の説明を完了させることに注力してる感じだったけど、βが基本αに無抵抗な存在として描かれているので逆に過激な内容に(オメガバースでは一般的な設定なんでしょうか…?)。 主人公が女性のΩということで、発情期の設定は弱めに(抑制剤を飲んでいる描写はあり)、代わりに「Ωは確実にαを産むことができる」という所から番の意識を高める設定。 今のところは男性αに女性Ωの組み合わせなので、俺様男子系の少女マンガの文脈に近くて意外とオメガバースの設定が馴染んでる。逆に言うとシンプルに展開するとちょっとエロの強い俺様男子作品になってしまう可能性もありそうなので、発情期に対する心の抵抗だったり、女性αや男性Ωなどの他の性別のキャラだったり、オメガバースならではの展開が見られるのを期待。 1巻まで読了。絵がきれいマリッジパープル 林みかせ名無し少女漫画はアオハライドくらいしか読んだことないけど、表紙が素敵だったので読んでみた。男は傍若無人で顔以外の取り柄がない横暴マンだったけど、それに振り回されるヒロインちゃんがとってもかわいかった。自分の地元が出てくるのが楽しみジモトがジャパン 林聖二hysysk色んな出身地の人がいる大学生とか、社会人はより楽しめると思う。これ読んで育った子供が大人になった時に語れるくらい続くと素敵だな。 朝の物語と、夜の物語さんらいず! 藤生ナミ兎来栄寿朝の物語と、夜の物語の二編を収めた単巻作品。どちらもヒロインが失ってしまった居場所を取り戻していく物語で、心に沁み渡ります。おじいちゃんのような老成した黒髪美少年が好きな人、三角関係ものが好きな人にもお薦めです。予定調和のようでもある青春劇が、爽やかに快く夜明けの光の粒子のように心に降り注ぎます。推理だけじゃない、いろんな要素が入った良質コメディじけんじゃけん! 安田剛助sogor25話のネタが実質推理小説縛りなのに5巻まできても全然ネタ切れを起こさないどころか、推理小説要素がメインの話と、それを活かしてキャラの関係性を進展させるのがメインの話との両方がバランスよく組み込まれてる。その他にも1冊の中でキャラの登場する割合も考えられてるし、ガチめの推理小説の知識を出して頭を使うパートと頭空っぽで読めるパートも良い配分で入ってる。結果として通しで読んでも全く飽きさせない作りになっている。 実際の小説名を出す権利関係(+広島弁を流暢に話せる声優)さえクリアすればアニメ化でめっちゃハネそうなんだよなー。 5巻まで読了一生懸命考えてる東堂院聖也が面白いなぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか? 内乃秋也 茂木完田むサラッと読めてしまうマンガ。 東堂院聖也が悶々と考え続けるわけですが一人考えて、もしくは振り回されて考えてる様、好感がもてる!! いや、彼女できる!できるよ! そのモノローグを全部声にだしてしまえば彼女できるよ!なんか応援したくなってしまいます。彼女どうこうより彼の独白が一番面白いですね。 残酷なまでの天才に、秀才は努力と執念で勝てるか?神様の横顔 朔ユキ蔵兎来栄寿才能を問い、芸術を問い、魂を焦がす美しき絶望と希望。 この物語の中には、こんなシーンがあります。 > 芸術と命の輝きは理屈を超越しとるんだ > それに触れただけで生きがいを感じ > すべての現実を忘れられるかのような瞬間を生む > > 空腹を忘れられる芸術を > あなたが感じたことがないのなら > そのことのほうが不幸だ この言葉は、作中では現実の飢えや貧困、それによる死を間近にしている者に「富める者の傲慢」と断じられはします。しかし、少なくとも理屈を超越し寝食を忘れて生きる歓びを与えてくれる芸術の存在を私は沢山知っています。むしろその為に、すべてを忘れて没頭し、胸を焦がされ脳を支配されるような体験と出逢うためにこそ生きていると断言できます。 食べた野菜や肉は身体を形成しますが、鑑賞した芸術は同様に心や魂の一部となります。そして、身体と違って物質的な制約がない分、幾千幾万幾億の世界や人生を味わうことができます。一回性の人生に与えられた、限りのない派生を可能にする階。俗世の理を超えた存在。それが芸術であり表現というものでしょう。 そして、この『神様の横顔』もまたそういった理を超えた所にあることを強く感じさせてくれる作品です。 ■秀才と天才の紡ぐ物語 人間は天才が大好きです。圧倒的なパフォーマンスで周囲を、常識を、世界までもをドラスティックに改変していく。そんな天才の姿に憧れます。願わくば、自分もそんな才気を発揮したい。自分も天才だったなら……。誰もが一度は思うことではないでしょうか。『神様の横顔』が描くのは、そんな天才と、才能を渇望する秀才の物語。 才能はどこから やってくるのか? 地からわき出すように 体の中に生まれるのか? 天から降るように 与えられるのか? 持つ者と持たざる者は すでに決まっているのか? > 嫌だ!! > 才能が生まれた時から決まってるなんて… > 俺は…信じない――!! 主人公・千鳥敬太郎のこんな独白から物語はスタートします。 そして、冒頭で敬太郎が祖父の創設した「青年劇団千鳥」の首席スターの華やかさに心奪われ、憧れるシーンが描かれます。「僕も真ん中に立ってあの人のようになりたい」という敬太郎の原体験は十分な説得力を持っており、物語の幕開け直後から入り込んでいけます。 成長した敬太郎は容姿・実力ともに申し分なく、千鳥で学年トップの座につき将来の千鳥のスターを嘱望されていました。しかし、理事長であり義母である千鳥藤子から「千鳥初の地方試験合格者である麦蒔摂(むぎまきせつ)に会って、あなたは真の首席スターではないと解った」と宣告されてしまいます。麦蒔こそは、秀才である敬太郎に立ちはだかる圧倒的天才。敬太郎は、同室で暮らすようになった麦蒔の才能を様々な局面で徐々に目の当たりにしていきます。 しかし、自分と掛け離れた圧倒的な才能を前にした敬太郎が陥ったのは絶望ではありませんでした。敬太郎は、麦蒔によって進むべき道を希望の光で照らされたと感じたのです。秀才の飽くなき野心にゾクゾクしつつ、滾ります。自らの凡庸さを自覚した上での戦い。それは、多くの人にとって少なからず共感できる所があるでしょう。 残酷なまでの天才と秀才の対比は、その後も切々と描かれ続けていきます。演技することを楽しむ麦蒔と、苦しみ悩みぬく敬太郎が同時に描かれる残酷なコントラストは特に印象的です。単行本の表紙においても、一巻の全てを覆うような黒の中で正面を向いて強く唇を結ぶ敬太郎と、二巻の純白の中で天使のような翼を生やして一人だけ神様の方へ向かっているかの如く横顔で柔らかく微笑む麦蒔という明暗の描かれ方。陰と光。月と太陽。果たして、敬太郎は自ら光輝き神様に正面から微笑んでもらえる日が来るのか。 演技での天才と秀才の激突というと『ガラスの仮面』を思い出さずにはいられないですが、『神様の横顔』はそこに留まらず彼らの間に生ずる感情も注目すべきポイントとなっていきます。ある意外な設定がもたらす関係性への波紋は、他の天才VS秀才の物語でもあまり見られない類のものです。又、1935年というのは第二次世界大戦の直前でもあります。藤子が「3年で次の主席スターを育てる」というセリフがありますが、もし育ったとしてその翌年、1939年からは大戦が開戦します。激動の時代の中で、彼らや千鳥はどんな運命を辿るのか。 ここで語った以外にも、本作には尽きぬ見所があります。特に十話は内容も、それを読んだ後に噛みしめる日本語/英語のサブタイトルも最高です。語りたくとも語れないその良さは、ぜひ読んで実感してみて下さい。 モテないことに説得力のある漫画なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか? 内乃秋也 茂木完田名無し眉目秀麗、文武両道、金持ちと三拍子も四拍子も揃った主人公。天から二物も三物も与えられている男である。でもモテない。なぜかモテる主人公はいっぱいいるが、これだけモテる要素を集めてモテない主人公は珍しい。 だが、読めばその理由がわかる。性格が悪いわけではない。行動力がないわけではない。しかし、自分をさらけ出すことができない。自分に自信がない。「彼女を作ること」が目的化してしまい、自分も相手のことも見えていない。そりゃ、モテないよって思う。ただそれでも彼女を作ろうと頑張る主人公はすごい。すごいんだけど、多分彼女を作ろうせず、何か他のことをした方が確実にモテそうなのが悲しい。 彼女ができない人は一読の価値あり。ちなみにイケメンの友人は「主人公がきつくて最後まで読めなかった」と言っていた。その友人にも彼女はいない。 麻生先生の一番おもしろい作品斉木楠雄のΨ難 麻生周一まき話がおもしろかった。 ラグビーマンガ界を牽引する本格ラグビーマンガの雄ALL OUT!! 雨瀬シオリ兎来栄寿『オールアウト!!』は、超王道スポ根。身長190cmの長身でラグビー経験者ながら気の弱い岩清水と、小さい体ながら持ち前の威勢の良さで未経験のラグビーに挑む祇園の二人を中心に、神奈川高校の面々が花園(野球でいう甲子園)を目指して闘っていく青春群像ラグビーマンガです。 ラグビーは一チーム十五人、敵味方合わせれば三十人。他のスポーツに比べると描かねばならないキャラクターが多く、ある意味マンガ化するのが大変な競技です。実際、登場する多くのキャラ全員を覚えるのは最初は困難に感じるかもしれません。 しかし、『オールアウト!!』の強みはそのキャラクター描写。読み進めるにつれて個性豊かなチームメイト一人一人のエピソードが丁寧に描かれ、自然と感情移入します。バカなヤツ、クールなヤツ、仲間思いなヤツ、食事シーンで真価を発揮するヤツ、重い事情を背負ってるヤツ……気付けば控えのメンバーも含めて自然と愛着が湧き、応援したくなります。敵となる相手校にも魅力的なキャラが沢山出てきて、今後の新キャラの活躍も楽しみです。 そんな中で私が最も惚れ込んでいるのは、キャプテンの赤山。チーム内でも最も剛健であり、外見も謎のメッシュで厳つい男ですが、その実とても情に厚く優しい頼れるキャプテン。誰よりも勝利に貪欲で、ストイックに上を目指し続ける姿勢にシビれます。厳しい練習に、 「もっムリ…」「死ぬ…」 と喘ぎ倒れ込みそうな部員への一喝。 「愚痴る力あるならっ 走れ! 今のっ 俺たちでも 出し切ることはできるっ」 と、気持ちを強く引っ張って行く姿は堪りません。そして、その「全てを出し切る」ということこそがタイトルでもある「オールアウト」。一度きりの人生。一秒も無駄にせず、今の自分を生かしてくれる周囲に感謝しつつ、オールアウトで行きたいものです。そんな熱量を『オールアウト!!』を読むと貰えます。 主人公たちを導いて行く大人もまた魅力的。熱い激闘の間に挟まれる、人生の年輪を感じさせる大人同士の呑みシーンの会話がとても良いメリハリを生んでいます。一人一人を叱咤激励し、チームをマネジメントしていく側の想いや葛藤、あるいは楽しさといったものも描かれ、こんな良い酒宴をしたいなと思わせてくれる稀有なスポーツマンガです。 キャラクターの良さに加えて、ラグビーという競技を知らなくても楽しめる丁寧な作りもポイント。細かいルールも、ラグビーを知らない主人公祇園と同じ目線で学びながら読み進めて行くことができます。『オールアウト!!』を読んでおけば、ラグビー観戦がより楽しくなること間違い無し! 2019年には、日本で9回目のラグビーワールドカップも開催されます。『オールアウト!!』のアニメ化も伴って、今後ますますラグビー旋風が吹くことでしょう。ぜひ今の内から『オールアウト!!』を読み、ラグビーの熱き世界に触れてみてはいかがでしょうか。 面白い野球漫画プレイボール2 コージィ城倉 ちばあきおやまどのシリーズよりも面白い野球漫画です。 青春感じたい人はぜひ!! <<140141142143144>>
高校は中退する。特に将来の展望は特にない。彼女も出来ない。でもこんだけ友達から慕われて?、馬鹿できるのは本当に羨ましい。