『必ず、お前は俺に惚れるだろう』――そんなはず、ない。あんな傲慢男、好きになんか、絶対ならない■家政婦紹介所に登録する美加は「指名」されて都心の高層マンションの最上階に着いた。そこに住んでいたのは池宮グループの御曹司、湊。派遣先でドジばかり踏んできてた美加にとっては、最後のチャンスだった。が、案の定、初日にして20万のグラスを二脚割り、80万のワインでパスタを作ってしまう。やっぱり、もうクビだ……「良いだろう。では、お前の体で弁償してもらおうか」「え……ええっ!?」か、体で弁償!? 「あっ……!」耳たぶを軽く唇に含まれ、ビクンと肩が震える。投げ出されたベッドの上で諦観と欲望が混ざり合ったとき――訪ねてきた池宮家の執事で同世代の勅使河原に、湊は美加を婚約者だと言い張り、追い返す。照れ隠しでも言い逃れでもなく、それは本心だった。「指名」して働ける機会をくれ、さらには一ヶ月を美加に与え、その間に好きにさせてみせるという湊の唐突な強制婚約の意味は――快感の疼きを覚え逃げられない美加と、執拗に責める湊。そして、窮地に必ず現れる勅使河原。三人の秘めた過去が徐々に明らかになるにつれ……超絶ワガママな御曹司の部屋に家政婦として勤めることになり、計ったように婚約者のふりをさせられることになった美加に、家事炊事淫楽つきの毎日が始まった!  ※本作品にはイラストが収録されていません。

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「僕と兄貴、どっちがキミを満足させられる? 好きな方を選ぶといいよ」 ■大正時代に憧れる乙女、亜梨子(通称・アリス)は友人の強引な誘いで合コンに参加することになった。が、同世代の男子に魅力を感じず上の空で……そんななか、一際目を惹く容姿を持つ美青年・直人に出逢い、目を奪われるアリス。しかし、場の雰囲気に馴染めず、途中で帰宅することに。夜桜を眺めながら、小さな神社に歩みを進めてみると、そこで思いがけないことが起こる。 ――えっ、ここってどこ? まるで、映画のセットのような……? まさにアリスが憧れていた大正浪漫さながらの世界にタイムトリップしてしまう。そこで運命的に出逢った大正時代の侯爵・久遠寺一路の家で保護されることになったアリス。一路の浮世離れするほど艶やかで洗練された容貌、麗しい立ち振る舞いに胸を高鳴らせながらも、直人によく似た一路の異母弟・直哉にも心惹かれて……。魅惑的なふたりに甘く囁かれ、交互に激しく求められるアリスの気持ちは……? 麗しい容貌の下に激しい支配力とサディスティックな性癖を隠し持つ一路と、悪戯っぽく蠱惑的な直人との行為に初めは恥辱を感じつつ、官能的な悦びを覚えてしまうアリス。究極の“運命の愛”とは、時代すらも越えてしまうのか。最後に同時に訪れる耽美的で甘やかな支配と執着の、歪な“愛”の結末とは――。(ヴァニラ文庫うふ)※本作品にはイラストが収録されていません。

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「もう遅いです。あなたが煽ったんだから責任を取って」セリンの懇願を聞かずにチョン・ユヌが腰を打ちつける…… ■大学時代から付き合っている恋人とは結婚を意識する八年続く仲だった。平凡な日々だが、変わらない毎日をセリンは愛していたのだが、ある夜、大切な恋人と親友・ユンフィが裸で抱き合う現場を目撃。突然二人の仲を知ることになったセリンは……ソウルから逃げるように海南島にバカンスにやってきたのだった。――このまま消えてしまいたい。恋人と十年来の親友を一度に失ったセリンは大きな喪失感を抱えていたが、訪れた海南島で大学時代のサークルの後輩・チョン・ユヌに再会する。大学時代よりも逞しく成長し、見目麗しい青年になったチョン・ユヌにセリンは驚きながらも安心感を覚え、行動を共にすることになった。チョン・ユヌから、セリンの“失恋旅行”のお手伝いをしてあげる、と提案され、セリンは戸惑いつつも申し出を受けることに……。とろけるように優しく、愛おしげに深く触れられたと思うと、情欲に濡れた瞳で射止められ、貪るように求められる。快楽に溺れないよう、チョン・ユヌはユリンを引き上げてあげる、と言うが……。「これでもまだ、僕は、可愛い後輩にしか見えませんか?」韓国の人気No.1TL作家ショコラの掌編を大胆に翻訳!(ヴァニラ文庫うふ)※本作品にはイラストが収録されていません。

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「姫、おまえを我が花嫁にする。俺とともに、来い!」―― ■隣国・ザイザフォーン皇国に攻め込まれ、父王と母王妃を惨殺されたモガウハラート王女、ユーディア。死を覚悟したユーディアの前に現れたのは黒曜石のごとき瞳をもつ精悍な男、アディール――砂漠の豹のような野生とは裏腹に品位を感じさせるその男こそ、憎むべき敵国の皇子だった。なんとアディールは、モガウハラート侵攻を強行した父・皇王のやり方に異を唱え、密かに政権奪取を企てていると言う。ユーディアはそのまま王城から攫われ、アディールとともにザイザフォーン皇国へと砂漠の旅をすることに……。危険と隣り合わせの旅のさなか、アディールに無垢な体を剥かれ、貫かれてしまうユーディア。「おまえが自分からしてほしいと言うようになるまで、もっともっと気持ちいいことを教えてやる」――王女としての誇りを失うまいと抗いながらも、アディールの荒々しい手管に翻弄され、次第に淫奔な悦びに目覚めていき……いつしか嬌声をあげ、さらなる快楽をねだってしまう体に……。そんなユーディアは、美しい歌声で精霊や悪魔を呼び出すことができ、人々に僥倖をもたらすという「光の歌姫」だった……。傲岸不遜な皇子と、心までは溶かされまいとする気高き王女……灼熱の砂漠に繰り広げられる波瀾に満ちた蜜愛冒険譚!(ヴァニラ文庫うふ) ※本作品にはイラストが収録されていません。

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そうだ、自分で動いてごらん。腰を使って私の指に擦り付けて…… ■女流小説家を夢見るマーガレットは、死んだ姉ローズの夫ライアンと、父親の借金のかたに結婚することになった。ライアンはインドとの交易で財を成し、子爵として岬の突端に、屋敷をもっていた。この崖から姉は……。愛を育む時間もない結婚で、肉体関係を頑なに拒むマーガレットにライアンは焦れながらも、キスから愛撫へと我慢強く彼女の体を開いてゆく。「ほんの少しでいい……指先に君を」指で蜜を掬うと芯にそれを塗りつけ滑るように動く夫の愛技に漏れる水音……。やがて処女のまま絶頂を経験するようになり、自ら繋がり望むようになっていく。社交界デビューを果たすと、執筆していた小説が発行され、“読書会”のリーダーとなったマーガレットは、婦人たちの恋話に付き合いながらもロンドンで充実した日々を過ごすようになった。そんなとき、ライアンの旧友ジェロームが妻殺しの噂は真実であると彼女に告げる。そんなはずは――二人が深く愛し合うようになる中で、不穏な闇が忍び寄る。心も体もライアンを信じるしかなくなっていたマーガレットは――濃密な官能と、サスペンスが織りなす、ラブロマンスの逸品!(ヴァニラ文庫うふ) 本作品は2015年6月から2016年4月にかけて「ムーンライトノベルズ」に掲載、公開されたものに、大幅に加筆・修正を加えたものです。※本作品にはイラストが収録されていません。

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身体を求められるのは、甘く溢れ出る「蜜」をすすられるためだった…… ■名前以外、すべての記憶をなくしたまま、森の奥にある館で、メイドとしてアリスは働いていた。雇い主は、プラチナブロンドの髪に鳶色の瞳をもった、たった一人の住人、アーサーという美青年。フリルのついたエプロン、丈の短いスカート、前開きボタンのデザインのメイド服が与えられていた。あの時に、すぐに外せるために――教え込まれた快楽に湧き出る「蜜」をすすられる毎日は、しかし幸せだった。アーサーがいないある日のこと、誰もいないはずの庭で、一人の若者を見つけ追いかける。若者が呪文とともに飛び込んだ空間にアリスも吸いこまれると、そこには中世に遡ったかのような世界が広がっていた。アーサーを探して、彷徨ううちに、動物の姿をした淫魔と呼ばれる者たちの世界であることを知る。淫魔は人間の「蜜」を欲しがった。人間とバレ、足を開かされたそのとき、淫魔界の支配者、パーシヴァルが現れて救われる。しかし、連れていかれた城で、強引に「蜜」をすすられるアリス。アーサーとは違って、優しさの欠片もない荒々しさの中で――元の世界で、またアーサーに「蜜」をすすられたい。その思いは、禁断の媚薬・淫花の蜜を飲むことで果たされることになるのだが……。「不思議の国のアリス」をモチーフに、館と魔界を駆ける淫楽のファンタジーロマンス。オトナ童話シリーズ第一弾!!(ヴァニラ文庫うふ) ※本作品にはイラストが収録されていません。

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あの瞳で見つめられたら、拒めない……。男たちの間で揺れる乙女心。 ■平凡なOLの花織は、アンティークドールのような雰囲気を持つ男性に憧れていた。小学校に入学して間もない頃、周囲に馴染めなかった花織は、祖母から古い人形を譲られる。その人形は、茶色の巻き毛と金色の瞳を持った男の子だった。その日以来、その人形は花織の部屋にいて、彼女を見まもりつづけている。ある日、花織の職場に、経営者と遠縁という渚が配属される。茶色の巻き毛と金色の瞳を持つ彼の容姿は、花織が憧れつづけていた王子様そのものだった。そんな渚に誘われ、花織はためらいながらも断りきれずに関係を持ってしまう。そのとき取れてしまったネックレスのパーツを修理するため、花織はアクセサリーショップに入る。そこで漣太郎と出会う。40代の渋い男性だが、どことなく渚と容姿が似ている。若い渚とは違い、大人の魅力を持つ漣太郎に惹かれ、彼とも関係を持ってしまう。ふたりの男性と同時に関係を持ってしまったことに、花織は罪悪感を覚えて悩むが、そんな彼女に漣太郎の弟子である汀が接近。彼の容姿もまた、渚と漣太郎にどこか似ていた。情熱的にせまる汀を拒めずに、とうとう彼も受け入れてしまう。その後で、汀から衝撃的な事実を告げられて……。(ヴァニラ文庫うふ)※本作品にはイラストが収録されていません。

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才能を活かしきれない環境の二人は、やがてお互いを心と身体で慰め合って―― ■華山美術専門学校卒業生として、臨時講師を母校で務めることになった松浦麻里には秘密があった。ちょっと変わった性の嗜好、SNSで知り合った男性「夜兎」と、夜な夜な危ない主従の関係にハマっていた。実習初日は「下着を付けずに行ってみて」と夜兎に指示を出され、言われた通りに挑む。ところがふとした瞬間に、生徒である堺彩斗に下着を付けていないことがバレてしまった。しかも、彩斗こそがSNSで知り合った「夜兎」だった――絵画の才能に優れていた麻里だったが、社会に出れば広告代理店のクリエーターとしてクライアントの顔色をうかがう日々。けれどそれが当然の日常となっていた。矛盾と焦燥に駆られて覗いてみたSNS。そこで、一瞬の解放感を得ていた相手は、希望に燃えているハズの生徒、彩斗。彼も天才的な感性を持っていた。しかし、残されたのは父親の会社を継ぐまでの限られた時間――本気になれずに、ある程度で満足したふりを重ねるのは、二人共通の人生だった。いつしか互いを本気で見つめ合う。主従の関係は現実の世界で禁断の快楽を求めあい、ついに講師と生徒から男と女へ……。(ヴァニラ文庫うふ)※本作品にはイラストが収録されていません。

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「君には、男を雄にさせる匂いがあるね」また……淫らな夢を見ている。 ■大学生の美優は処女で、友人たちからは男性恐怖症だと思われている。しかし、男性を遠ざけているのには理由があった。4年前、高校生の美優は、電車で痴漢に悩まされていた。3人の若い男に囲まれ、執拗に身体を触られるが、怖くて声も出せない。男たちは、だんだんと大胆になり、ついに指が秘裂を割ると、はじめての感覚に思わず声をもらしてしまう。そのとき、ひとりの美青年が美優を救った。君には、男を雄にさせる匂いがあるね――という謎めいた言葉を残して、その青年は電車を降りていった。その日から美優は電車に乗ると彼を探した。4年後、父親がリストラに遭い、家計が逼迫する。休学して働くことも考えたが、そんな美優に企業奨学金の話がもたらされる。条件は、大学卒業後にその企業、宇佐美商事に入社すること。国内有数の商社だ。ネットで検索すると、そこに忘れられない青年の顔を見つけた。宇佐美奏――宇佐美商事の社長だった。美優は奨学金を受けることを決意した。どうしても彼に聞きたいことがあった。男性を避けてきたのは、男性が怖くなったからではない。自分が怖くなったのだ。自分のなかにある、得体の知れない何か淫らなものに気づいてしまい……。(ヴァニラ文庫うふ)※本作品にはイラストが収録されていません。

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私を優しく包む香りと愉悦を教えてくれたのは、本格カフェのイケメンバリスタ ■私、ほんとうにこのひとと”する”の……? 指でさんざん慣らされたあと、ついに猛りが挿入ってきた――とんでもない男に私、つかまってしまったかも……。「お久しぶりです」。街の裏通りの洒落たカフェで、二年前にイタリアへ卒業旅行に行った際に、美味しいエスプレッソを入れてくれた男、木下修平に営業で疲れた伊織萌香は声をかけられた。再会の瞬間は紳士だった修平だったが、手慣れた強引さがすぐに顔を出す。L字型に置かれたソファと本格的なコーヒーを作る機器が印象的な彼の部屋で、初めてのキス、甘美な痛みを伴う喪失。開脚したままに縛られ、ミルブラシで刺激され、処女だった萌香は会うたびに徐々に愉悦を刻まれる。「遊ばれているだけだ」という先輩社員の西村の声が、不安を掻き立てるが、会いたい気持ちにもはや抗えない。確認するためにも――仕事上の重大なミスが、実は西村に仕組まれていたことが明らかにされることをきっかけに、修平が一度は縁を絶った自分の会社の社長の息子であることまでわかって……コーヒー好きの社長と修平と萌香の間に信頼と信用とそれぞれの”愛”の形が奏でられる、芳醇のスゥイート・ロマンス!(ヴァニラ文庫うふ)

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