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黒服の男たちに追いかけられていた千尋をかくまったら、懐かれてしまった智。「助けたお礼がしたい」と家までついてきた千尋をしぶしぶ部屋にあげることに。次第に生活に溶け込んでいく千尋を温かく見守る智だが、ある日、「お礼は体で返せばいい？」だなんて言われて千尋にムリヤリ迫られて――！「声を抑えて」なんて言われても無理だよぉ…!!　お隣さんに聞こえちゃうからダメだってばぁ……！

こんなに近くにいるのに、彼の体温を思い出せなくて――。会社員の幸次とバーテンダーののぼるは生活スタイルが真逆。会う時間を合わせようとしてもなかなか難しい。そんな中、幸次の強引なお願いで同棲生活を始めることに。だけど生活時間が違いすぎて、なかなか顔を合わすことができない。二人のための空間は一人には広すぎる。寂しさが募る毎日、彼の体温を思い出しては、一人慰める――。甘く切ない恋物語。

俺と航は体だけの関係。心も繋ぎとめておけたらいいのに…。３年前、俺、諒平は片思いをしていた航と付き合わないまま関係を持ってしまう。それ以来、航は彼女と別れるたびに俺のところに来るようになった。俺は航の欲望のはけ口でしかないって分かってる。「ずっと、俺のそばにいて」なんて、絶対口には出すことはできない。秘めた想いは心の中でくすぶり続ける。このまま何も変わることはない関係だと思っていたけど……。

僕のことをもっと好きになってほしくて、少しだけ背伸びをする。絡まれていたところを助けてくれた健一に、僕は一目ぼれした。仕事もできるし人望も厚い健一に、不釣り合いなんじゃないかといつも不安でしょうがない。子供扱いしないで、他の人に目移りしないで、もっと、もっと、僕を求めて！　だけど体を重ねるたびに、不安になっちゃうのはなぜ？　彼の大人な雰囲気に近づきたくて、僕はある作戦を決行した――。

普通の学生あつしのまえに裸体姿の幽霊“ユウ”が現れた！　生前の自分の記憶を何もおぼえていない様子のユウをみて、あつしは成仏と彼自身のために協力することを決めるが――　驚きと動揺のなかではじまるふたりの奇妙な生活は思わぬ方向に？　心あたたまる新感覚BLがついに始動!!

憧れのセンパイに恋をした高校１年生の真昼。しかし、センパイは姉の恋人で、真昼は“恋人の弟”としてしか思ってもらえない。ところがセンパイは姉にフられ、ふたりの関係は急変する。傷心のセンパイに全身全霊でぶつかる真昼だったが、自分をフった女の弟を前にセンパイがとった行動は……。

昔々、あるところに赤ずきんが……なんてのはくだらないおとぎ話。本当の「赤ずきん」は少し大きな町に住み、狼が住む森にはめったに行かない。なにより赤ずきんちゃんは赤ずきんくんだった!?　様々なアイディアを詰めた最先端ファンタジーBL!!

自分がうんと小さい頃、母が亡くなった。余命半年と言われた母は三年も頑張ったが結局ダメだった。強く優しい母……。――それからもう六年、自分にまた新たな母が出来た。……母は、強く優しい男だった。

金がないっ……。宇佐美智は極貧大学生まっしぐらである。明日のごはんにもたどり着けない窮地に追い込まれた時、宇佐美はあるアルバイト広告を目にする。のらりくらりと向かったバイト先は、なんと探偵事務所!?しかも記念すべき初業務は浮気調査だった。しかし宇佐美は「探偵」という未知の世界にドキドキも感じ……？

身分を隠し、社会経験の為就職した御曹司、相良夕祈彦。仕事ができないとは思えない初老の窓際社員、岸方俊朗。ふたりの人生が絡み合う純粋なラブストーリー。

自分がゲイだと気づいてから、実らない片想いばかりを重ねていた新米教師の宇野貢。彼は、同僚である斎藤に一目ぼれしてしまう。諦めなければと思うほど、優しく上品な斎藤に心惹かれていく貢。そんなある日、職場でミスを犯してしまい、仕事も恋愛もうまくいかないことにため息をついていた貢を、斎藤は自宅に誘ってきたのだった……。

いつも通り夏が始まり、ここ私立横浜星大学の写真部では怪談話で盛り上がる季節。写真部の渡辺は夏の写真展に向、新しいモチーフを探していた。そんな時彼が寮の廊下で見たものは七不思議の幽霊ではなく……？男子寮で起きたちょっとだけホットな事件―「七月怪談」