オレ・香月遙人は、雅楽界の名門・香月家の跡取り息子で、雅楽界の貴公子なんて呼ばれている。だけど、このまま親の決めた道を歩んでいくことに疑問を感じ始めていて…。そんなとき出会ったのが、芸能プロダクションの社長・雨宮圭吾。普段はエッチで意地悪だけど、仕事もできて、大人の男として自由に生きている。そんな姿に正直、憧れてしまう。偶然の出来事から、圭吾の部屋に居候することになったオレは―!?
俺と航は体だけの関係。心も繋ぎとめておけたらいいのに…。3年前、俺、諒平は片思いをしていた航と付き合わないまま関係を持ってしまう。それ以来、航は彼女と別れるたびに俺のところに来るようになった。俺は航の欲望のはけ口でしかないって分かってる。「ずっと、俺のそばにいて」なんて、絶対口には出すことはできない。秘めた想いは心の中でくすぶり続ける。このまま何も変わることはない関係だと思っていたけど……。