「オトコの艶(ツヤ)と張りは年輪だぜ!?」。映画化もされたヒット作「右曲がりのダンディー」の作者、末松正博が描く超社会派コメディー。主人公「J」は超年下妻を愛する築地の寿司職人、実は凄腕の潜入捜査官。だが、高齢なのだ。凄腕ながらも、高齢ゆえ起きてしまう様々な珍事にシリアスな中にコメディーが爆発!
町道場主の娘・初穂の姉真琴は門弟、七条一馬と門前半左の競い合いの結果、一馬と夫婦となる。だが未練が断ち切れない半左に夫の留守中、無理やり犯されてしまう。真琴の言い分も聞かず、一馬は彼女を不義密通の角で三段切りにしてしまう。娘の汚名を被った初穂の両親も自害、初穂は姉の無念を晴らすべく出奔した一馬と半左を討ち取る決心を固める。
風来坊の破天荒男ジョージが各地で巻き起こす、笑いあり、涙ありのペーソスたっぷりの騒動の数々を描いた表題作の連作集。他に短編「ダンチョネ節」「遠い海鳴り」を収録。
1971年から1972年に雑誌『ヤングコミック』に連載された、土佐の海をこよなく愛した著者の初期短編集。屈折した愛情でしか愛せない男の哀しい表題作「初恋物語」をはじめ、著者の一方の特徴である耽美的な作品が続く、珠玉の12編収録。
雑誌『COM』などに掲載された著者最初期の短編をまとめた自選短編集。若者の内面的危機を描く作品や兄妹相姦を題材にした作品などショッキングな作品が目立つ。発表された1960年代の時代の空気を感じさせる。一見、後年の著者作品とは違った印象をもつが実は底流は同じものだと分る。著者の原点がつまっている。
1977年、雑誌『ヤングコミック』に連載された作品。魚源のさくら、大助姉弟は見た目から性格まで正反対。姉にコンプレックスを持つ大助は姉に復讐するべく姉さくらを遠洋漁業のマグロ船に乗せる計画を練るが自らもマグロ船に乗ることになってしまう。
主に著者中期の短編集。表題作「嫁盗み寝話」を含む第1話から第8話までは戦前の土佐の片田舎の村人たちの、昔ながらの土着の風習のユーモラスな話。第9話から第11話までの「後妻り打ち」(うわなりうち)は江戸時代の男の女に対する仕打ちへの情念を描いている。一方、第12話から第14話までの「サディストへの招待」は現代の女への暴力的な妄執の世界を浮き上がらせている。
おちゃらけキャラのしゅんちゃんは得意のテレビのCMフレーズを駆使して、クラスでいつも自分のオンステージを開催中! ひろみちゃんやツルタ、ゴリラ先生たちまわりの仲間をまきこんで、てんやわんやの大騒動だ。あらゆるシュチエーションでギャグを展開するしゅんちゃんワールドの行き先は!?
種子島助左衛門景虎先生は天才(!?)発明家だ。助手の林乱丸、愛犬のぽちといっしょに毎日発明にいそしんでいる。ただ、景虎先生が作る発明はいつもエッチでくだらないものばかり。自分の欲望に忠実な先生の発明品はいつも暴走して悲惨な目に! 玉の輿狙いの助手志望、玉の輿しおりもからんで先生の発明家人生は続く。
新人キャビンアテンダントの立見翔子はお金持ちのイケメン狙いで、豊満な体のエッチな女のコ。いつもお客の男を物色しながらエッチな関係になって玉の輿を目指すも、中々理想の男には巡り合えず……。厳しいチーフパーサーの春日野やレズの万里子先輩、同期の由美に囲まれながら翔子の野望(?)は達成されるのか!?
里見梨乃は世が世がならお姫様という、由緒正しき家の一人娘。ゆえにちょっと世間知らずで、いつも出会うものに興味津々なのは良いが、不埒なオトコに迫られることがしばしば。ボディガードの真田も実は梨乃を狙っている様子。笑いとエロさ満載の坂本ワールド開幕!
元木田一発は男子寮がいっぱいなため、入社早々に女子社員寮に住む羽目になってしまう。男ならだれでも一度はあこがれる夢の楽園・女子寮! だがその実態は甘くなかった。元木田はすっかり女たちのパシリ状態、彼が見た女子寮のリアルとは……!? そんな中ひとりお淑やかな白石麻美子が彼のオアシスだった。