講談社マンガの感想・レビュー6230件<<7677787980>>再読したら良さUPしてました!!一輝まんだら 手塚治虫starstarstarstarstar_border酒チャビン1974〜1975年に漫画サンデーに連載された作品です。1900年、清朝末期の中国での物語から、主人公の亡命によって舞台は日本へ。史実の事件や人物等も交えながら展開します。 正直、最初に読んだときはピンと来なかったんですよね。当時は火の鳥から手塚にはまって読み漁っていた時期だったので、火の鳥っぽい要素を求めすぎていたのかもしれません。 それから幾星霜、わたしも大人になりまして、そういうのヌキで読めるようになったのですが、ムムム意外と面白い!!ちょうど盛り上がってきたところで打ち切りにより終了してしまうのですが、本当にもったいないですね!!昭和初期まで各構想があったようで、続きがすごく気になります!! あとがきで、「第二部では、日本の軍閥の跋扈と退廃、北青年の失意と上海での執筆活動、そして二・二六事件の青年将校の蜂起、という核心に移していきたいと思っています。どこかで連載をやらせてくれないでしょうか。」と手塚先生自ら営業されてます。実現しなかったのが残念でなりません。 あと短編が6編併録されています。サスペンス感あふれる作品中心にまとまっていて、ものすごく読ませるもので溢れてます。 ■時計仕掛けのりんご ■バイパスの夜 ■嚢 ■イエロー・ダスト ■悪魔の開幕 ■山楝蛇 特に「嚢」は奇形嚢腫を扱った1968年作品で、ピンときた方もいらっしゃるかと思いますが、ピノコ誕生の話のプロトタイプ的なものです。 「時計仕掛けのりんご」も全集のタイトルとなったこともあるほどの作品で、当然面白いですし、「バイパスの夜」は世にも奇妙な冒険でドラマ化もされたようです。タイトルからして面白そうw都合よく女の子の服だけ絶妙に溶かす酸性雨が降る町 澤田コウstarstarstarstar_borderstar_borderこめつぶタイトルから面白そうで内容も面白かったw 何も考えず読める感じですw 何度も漫画のタイトルを総読み上げするのがツボったw めっちゃ短編なので仕事で疲れた時に人笑い入れるのにオススメです笑時田!!めっちゃ良い!!その罠で恋に落ちる 柚木いろはstarstarstarstar_borderstar_borderこめつぶTHE少女漫画なお話!最高でした! 生徒会の男子高校生と破天荒で遊びたい盛りの女子高生! 最初はそんな気無くても女の子があれ?なんて感じになってたり、 時田はナチュラルにキュンキュンさせてくるし。 真面目で頭良いというフィルターから見えるその人の素の部分に触れる感じ、たまらんですね! 応援したい素敵なカップル!加藤伸吉のもう一つの代表作。バカの本気の青春バカとゴッホ 加藤伸吉おやつはバナナ加藤伸吉といえば「国民クイズ」がやっぱり有名だけど「バカとゴッホ」もとても良い。 ムーズムズっていうバンドを組んでいた高校生堺と正二(最初は4人だったけど2人が1話目で離脱)とゴッホっていう服を作るのが好きな女の子の話。 堺と正二は高校を卒業してからバイトをしながら音楽活動を続け、ゴッホは高校を中退して自分で作った服を公園のフリマ的なところに露店を出して売っていた。 堺と正二もゴッホも夢を叶えたいしお互いの夢の助けになりたいって思っているんだが、どちらかがうまくいったりすると「追いつかないと」っていう焦燥感があったりするし、逆に助けてあげているつもりが異性として気に入られたいだけだった(かも)みたいな夢追いと恋とがいい塩梅で混ざったとても泥臭い青春マンガ。 2巻で完結するんだけど、1巻に「イサムダイアリー」「MY MHZ」が2巻には「L&P」「夜ゲラ」の短編が巻末に収録されている。こっちも面白い。 全部に共通しているけど、独特なタッチがやはり魅力的で引き込まれる絵を持っている。 神回!飛雄馬くん主催!クリスマス会!巨人の星 梶原一騎 川崎のぼるガーリークリスマスが近づくと思い出さずにはいられません! 日頃のコミュニケーションの能力が試される、こんな経験はしたくない。そう、野球が上手くなるだけでは生きていけない現実の厳しさまでも描くスポコン漫画。作者が伝えたい意図を知るためにもスクショのみならず前後の文脈を理解しリアルに活かしたい。会社員のhow to本課長島耕作 弘兼憲史ガーリー課長島耕作、中間管理職に自身がキャリアアップを告げられた面談時に上司より勧められた一冊。仕事ばかりに一生懸命に生きず、てきとーでいいんだよ、と遠回しに肩の力を抜けよ、というメッセージを感じました。 30代前半におすすめ、これからの日本を背負う若者に勧めたい不朽の名作です。やはり皆が皆怪しく見えてくる。DYS CASCADE 中川海二Pom 犯人は誰なんだろう? 登場人物が多いのでサスペンス系はじっくり一言一句逃さず読まないとすぐに置いてかれてしまう。 警察署に2リットルのバケツと腕入ってるのが始まりって、想像するだけで怖いってなったけど(元々腕だけとか苦手なのもあって。。)2巻サラーっと読み終わってしまいました。 面白かった。 犯人と思わしき人も死んでしまったので皆が皆怪しく思えてきますね。 まさかの警察内とかかなと思ったりしますが、まだ事件絡みの人物出てくるかもだし、それは先々のお楽しみですね。 律儀ヤンキーとド真面目ちゃんかわいい…ひかえめに言っても、これは愛 藤ももstarstarstarstar_borderstar_borderNanoあらすじや冒頭数ページで「ヤンキー助ける系…古風な感じかな?」と思いきや禅くんはいい子で可愛いし、主人公理沙ちゃんはかなりド真面目。人に頼れなくて全部自力で解決しようとして、色んな道具の入った重たい鞄をいつも持ってる…度が過ぎてるというと聞こえ悪いけど、備えがいいと思うと普通に偉いし尊敬する。1話でもちょろっと片鱗があったけど、過去に色々あったから人を頼れないんだろうな…。 けどド真面目ちゃんと言っても禅の厚意(好意)を鶴の恩返しか?と思ったり、本当は人にもっと心開いて頼りたいって思ってるのも等身大の女の子らしくて可愛い。たまたま助けた禅くんに少しずつ踏み込まれていくのに戸惑いつつも、ドキドキ心が高揚している理沙ちゃんから目が離せない!長瀞、可愛いよ長瀞イジらないで、長瀞さん ナナシ六文銭もはや様式美すら感じるようになった、オタク男子をからかう陽キャ女子の設定。 本作もそれになぞり、漫画を描いていたオタクな主人公が、たまたま後輩の長瀞さんに見られてしまい、ひたすらいじられるという展開。 基本的には 「長瀞~。もー長瀞ー。おい、長瀞!! え、長瀞?ちょ、長瀞!? もー。なーがーとーろー」 みたいな感じで読める。(意味不明) 一味違うのは、結構照れるところと、他の人がからかうと露骨に嫉妬するところ。 先輩をからかいすぎて終わったとしても、幕間で やりすぎた とか やりすぎたかも と照れるところは激萌えだし、長瀞さんの友人が先輩をからかうと、猫みたいに目になったり、遮ったりして先輩を守る。 意外と嫉妬深い感じもまたグッド。 この手の作品って、からかわれる男のほうがヒロイン感があるのですが、本作はきちんと長瀞さんがヒロインしているんですよね。 もはや何があってもオチまで予測できる二人のやりとりですが、 ニヤニヤしながら安心して読めるので、時々食べたくなる定番メニューのように好きな作品です。最近もなにかと話題の作品ですが、ちょっと待ってください!!!!どろろ 手塚治虫starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン1967〜1968年に週刊少年サンデーに、その後1969年に冒険王にて連載された作品。サンデー時代は「暗い」という理由で打ち切りになったようです。 なぜか手塚治虫先生の代表作の一つっぽく扱われることが多いのですが、自分自身(ヅカラーです)はそこまで好みではありません。 2000年代に入ってからも、2度の小説化(2001、2006)、ゲーム化@PS2(2004)、アニメ化(2019)、映画化(2007)、舞台化(2004、2009、2019)と、ひくて数多のメディアミックス王となっています。 そして2022年12月になんとタテヨミマンガとしてリメイクされ、日韓同時配信開始とのことでしたので、再読しました。 https://tezukaosamu.net/jp/mushi/entry/26314.html ストーリーは、戦国時代に、父の天下統一の願いと引き換えに魔神の生贄とされた主人公(百鬼丸)が、失われた自己の48個の体のパーツを取り戻すため、48匹の妖怪を倒す旅に出るというものです。 つくりは、基本的には1匹とのバトルを1週〜数週で描くのの繰り返しで、いわゆるバトルものの王道ともいえるものになりましょうか。ちなみに百鬼丸は拾って育ててくれた医者に、ピノコ的な魔改造を施され、失ったパーツの各部分に武器(剣や爆弾など)を仕込まれており、それらを駆使して敵と戦います。 ヅカ先自らお認めになられてるとおり、水木しげる先生の各種妖怪もののヒットに触発されて生み出された作品とのことですが、正直手塚先生にこういった王道バトルものは向いてないように思われます。 各種メディアミックスの影響や、あたかも先生の代表作かのような扱いで誤解してほしくないのですが、手塚先生の作品に興味を持つことがあったら、個人的には、絶対にどろろからは読んでほしくないです!!!火の鳥やブラックジャック、ブッダ、きりひと讃歌、奇子、陽だまりの樹、アドルフに告ぐあたりがまだでしたら、そちらの方を先に読んでほしいです!!!! もし「どうしてもバトルものが読みたいんだ!!」ということでしたら手塚先生の作品ではなく、宮下あきら先生の「魁!男塾」にしてください! マガジンの下ネタ4コマ枠生徒会にも穴はある! むちまろstarstarstarstarstar宮っしぃ生徒会役員共に続く、下ネタ4コマ枠が始まった...! 同作者の別作品読んでいて目をつけていたので、連載始まって嬉しい! どのキャラも独特(アホ)で、イラストも可愛らしく、絶妙な下ネタとラブコメ感がマッチしてグッド 1話から振り切ってアホな内容なので、生徒会役員共とか好きだった人はオススメできる こまろちゃんアホ可愛いですよ...バーで人生が変わる!?私季、折々と 多喜れいstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi旦那さんサイテーすぎ。この主人公も沼にハマりそうで少し心配ですが。。 パンセクシャルって言葉は初めて聞いたので勉強になりました。 ハプニングバーに行った事で考えが変わって、旦那さんと離婚できたらいいな。と思いました。これほど濃厚な味のする、淡々と進行する漫画はない総員玉砕せよ!! 他 【水木しげる漫画大全集】 水木しげるstarstarstarstarstar完兀『総員玉砕せよ!』は巨匠・水木しげる先生が自身の戦争体験を基に描き切った長編戦記漫画だ(※新装完全版を読んでのクチコミです)。 等身大の兵隊さんたちの日常が淡々と描かれる前半から、その淡々さはあまり変わらないまま物語のトルクは増していき、やがて感動的というにはあまりにも悲しく、あまりにも空しい結末を迎えて話は終わる。私はこれを読み返す度に泣いてしまう。 巻末の筆者あとがきで「九十パーセントは事実です」と物語の最後を脚色したことが語られ、寄せられた解説ではそのことについて「(ラストのフィクション化によって)”事実を超える真実”を描くことに成功した」と評される。 とても同意できるのだが、私としてはあのラストは水木先生にこみ上げてくる”わけのわからない怒り”を最も強く紙にぶつける挑戦であり、戦死者の霊たちがさせた仕業ではないかと思う。そしてそのラストが”わけのわからない怒り”をどれだけ昇華させることに成功したかはわからない。確かなことは、強烈な読後感を読者に与えてくれるということだ。 ラストも印象的だったが、天国のようなところだと作中で触れられる舞台の美しい背景、とりわけ数度あらわれる鳥と花、及び天から射す光が印象的だ。 どれも日本人の想像する天国と結び付けられる存在なのだが、そういった観点で、鳥は物語から姿を消すタイミングが、花は背景に現れるタイミングが、天から射す光はコマとして使われるタイミングがなんとも思わせられる。特に花は、水木先生が大胆に意図して配したフィクションではないかと考える。泣けてくる。 それからこの作品と一緒に、ズンゲン支隊に関するNHKの戦争証言アーカイブの視聴も薦めたい。 水木先生の生証言は当然だが、堀亀二さんの証言なんかも必聴ものだろう。印象深いキャラクターである中隊長の下で戦争を過ごしたズンゲン支隊の生存者だ(1965年にズンゲン支隊の本を出版されてもいる。水木先生も資料としてあたったかもしれないが、この本は簡単には手に入らなさそうだ)。 最後に、些末な不満点が一つある。新装完全版『総員玉砕せよ!』はなぜ文庫サイズで発売されてしまったのか。同時期に出た『漫画で知る「戦争と日本」』と同様のA5サイズだったらどれほどうれしかったことか… パロディ??映画でも撮ってろ。 吉村健太郎starstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi映画に詳しいと面白いかも!? 私は、パニックルーム以外わかなかったので面白さがあまり伝わりませんでした。 どんな内容の映画かが気になったので見て見たいと思いました。復讐系異世界物の良作信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します! 黒うさP/WhiteFlame 明鏡シスイ 大前貴史starstarstarstarstar_border宮っしぃ転生・転移しない異世界物で、主人公がパーティに殺されかけて強くなって復讐する系の良くある内容 ただし絵も背景もしっかりと描かれていて、マンガとしてのクオリティは高い 異世界物大量に読んでいるが、中でもクオリティが高くて楽しめるので、数ある中でもこの作品は良作 転生して俺つえーじゃなく、ギフトが実は超強かった系なので、ファンタジー作品として読めばなかなかに楽しめる バトルも結構迫力あって、絵も上手いので数ある異世界から読むならこれはオススメできる作品だった優しい神隠し探し物の日 偉智川いとたか進路に悩む女子高生が神社で神様の探しものを手伝うことになる話。別に探しものが見つかったり大きな話の起伏があるわけでなく、人ならざる者たちが棲む緑に溢れた穏やかな場所に行って帰ってくるだけど「和ファンタジー&すこしふしぎ」なお話。 不思議な空間に行くけど特に何があるわけでない…というところがエモくて憎いですね。 読んだら頭良くなった感じするよ沈黙の艦隊 かわぐちかいじ名無し潜水艦なんて乗ったことないんだけど、多分すごくリアルに描いているのだと思う。 軍事、政治、日米同盟や日本の安全保障とか、学校で習ったんだけど、全く覚えていない事をわかりやすく解説してくれています。 核兵器の恐ろしさや、核を保有している意味がわかると思います。 ニュースでよく取り上げられた、集団的自衛権について様々な角度で理解できる漫画だと思います。 漫画も実写もいい昭和元禄落語心中 雲田はるこstarstarstarstar_borderstar_borderママ子一時期落語はまって新宿の寄席に通ったことがありました。 独特の世界観で、ほかのエンターテイメントとは違う、そして落語家さんの力量によって話の世界は無限にひろがるように感じたものでした。 八雲師匠にほれ込んでしまった与太郎の気持ちよくわかります、演目にもよりますが生と死とそこに色気が混ざると・・・。 雲田さんの絵の雰囲気と底知れない魅力のある落語の世界観がマッチしたいい作品だと思います。 細菌のデフォルメが可愛いもやしもん 石川雅之starstarstarstar_borderstar_borderママ子表紙の内容がいい、インクの内容物はマーガリンに使われているものと同じって(笑) 最初にこのお話に合ったのはアニメだったような気がします。 菌たちが楽しそうで可愛くて、明るくポップな印象でした。 ただ題材が菌類とあって、普段なかなかお目にかかれない話とかもあって為になるねえ。 農大生のキャンパスライフ、菌だけじゃなく進路や恋バナもあったり面白かったです。 相続の事、何もわからないというあなた。必見です。相続探偵 西荻弓絵 幾田羊名無し相続って本当にどろどろ、人間の嫌な部分がすごく目立ちます。 でも読み終わるとすごく爽快な気分に。 お金持ちであればあるほど死んでもややこしい事があるのだなと思いました。まぁ僕には関係なさそうですね・・・・ と思ったあなた!! この漫画によると相続はお金持ちではなく逆に一般家庭の方が問題になりやすいみたいです。 相続の事、何もわからないというあなた。必見です。 だいぶ思ってたのと違ってました・・巨人の星 梶原一騎 川崎のぼるstarstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン子供のころ、アニメはテレビで何回か見たことがありましたが、マンガの方は読んだことがなく、あらすじもよく知らなかったため、流石に名作は一度は読んでおいた方がいいだろうということで、2022年の締めの記念に手に取りました。 アニメや巷間言われてるような評判からすると、もっとゴリゴリのど根性もので、ものすごいストイックでマスラオ振な主人公がムンムン男漢してるかと思っていたのですが、ちょっと違いました。 とにかく全員が喋りすぎます。。。なんでそのような行動・発言に至ったのかの心情なども、逐一細かく丁寧に全部文字で喋ってくるので、情緒感が薄いように個人的には感じました。もっと画やコマ割りや文脈などで表現する(というか読者に読み取らせる)部分があっても良かったと思うのですが、原作がついていることも関係あるのかもしれませんね。子供を読者と想定していたこともあるのかもしれません。 そしてめちゃ湿っぽいです!よく言えば繊細な登場人物という言い方になると思うのですが、ジメジメ感がすごいです。。個人的にはそこまででもないような出来事でも、かなり気にしすぎ、引きずります。当時の人は気にならなかったのでしょうか??現代人が当時の人に比べてドライすぎるということなのかもしれませんね。主人公と伴の絡みもかなりウェットで中盤はBLの領域にまで至ってるように感じました。 ただそのあたりも、作中、主人公の父が「ほんとうの強さとはいかにも強そうに張り切った見せかけよりも、一見優しげなものの中に秘められとる場合に多い」と言っているので、あえてそういう表現にしているのかもしれません。 ただ、野球マンガでありながら、ドラマ中心で、試合のシーンを冗長に描かないところはすごく良いなと思いました。話自体も湿っぽさを抜きにすれば面白いです!テンポも抜群です。途中明らかなトンデモ理論も飛び出しますが、その辺りは全然気にならなかったです。マンガですもんね。大リーグボールが生まれるたびに、そのカラクリを予想しながら読むのも楽しかったです。インフェクションを読んでインフェクション 及川徹名無し※ネタバレを含むクチコミです。 これはいいのらいぬは雪月に 尚騎ユウ名無しあのスーツで現れるところ良かったな〜〜〜最高にキュンとしました 犬系男子はいいなんだよかわい〜などうする!?お付き合い1日目 戸沢まりか名無し男子のほうが良い子すぎる。お幸せに・・・<<7677787980>>
1974〜1975年に漫画サンデーに連載された作品です。1900年、清朝末期の中国での物語から、主人公の亡命によって舞台は日本へ。史実の事件や人物等も交えながら展開します。 正直、最初に読んだときはピンと来なかったんですよね。当時は火の鳥から手塚にはまって読み漁っていた時期だったので、火の鳥っぽい要素を求めすぎていたのかもしれません。 それから幾星霜、わたしも大人になりまして、そういうのヌキで読めるようになったのですが、ムムム意外と面白い!!ちょうど盛り上がってきたところで打ち切りにより終了してしまうのですが、本当にもったいないですね!!昭和初期まで各構想があったようで、続きがすごく気になります!! あとがきで、「第二部では、日本の軍閥の跋扈と退廃、北青年の失意と上海での執筆活動、そして二・二六事件の青年将校の蜂起、という核心に移していきたいと思っています。どこかで連載をやらせてくれないでしょうか。」と手塚先生自ら営業されてます。実現しなかったのが残念でなりません。 あと短編が6編併録されています。サスペンス感あふれる作品中心にまとまっていて、ものすごく読ませるもので溢れてます。 ■時計仕掛けのりんご ■バイパスの夜 ■嚢 ■イエロー・ダスト ■悪魔の開幕 ■山楝蛇 特に「嚢」は奇形嚢腫を扱った1968年作品で、ピンときた方もいらっしゃるかと思いますが、ピノコ誕生の話のプロトタイプ的なものです。 「時計仕掛けのりんご」も全集のタイトルとなったこともあるほどの作品で、当然面白いですし、「バイパスの夜」は世にも奇妙な冒険でドラマ化もされたようです。