テレビでネットで見ただけで、行ったわけでもないのに知った気になっていたわけです。
過去にした「アメリカの食べ物ってさぁ〜」みたいな半笑いの言い回しを、本書を開くたびひっそり恥じ入り心が土下座陳謝する。
そらそうよ。州があり市があり街があり村だの川だの大自然だのがあり(ブラジル回)、そこに暮らす個人とその人の生活、現地の習慣や、行動範囲がそれぞれあり。
そして、友達が来たら「美味い店連れてってやるよ!」という日々のご近所グルメがあるわけで。
例として3巻11話の「ホットドッグ・アンド・フライ」。上に揚げたてフラポを載せ、その上から塩を振ってあるホットドッグ。
だよね。アメリカ全土で"いわゆる"なホットドッグしか食べてないわけがない。
もっと素敵ィ〜な外国グルメもあるが、とにかくこの話に衝撃を受けた。(単に私が愚かなだけか)。
ちなみにこの漫画をクルッと裏返しにすると、個人的に『米国人一家、美味しい東京を食べ尽くす』になると勝手に思っている。ブラックサンダーアイスを絶賛するサイズ感の滞日グルメ本です。活字ですが、グルメモノが好きならおすすめ。
とにかくジュンターロサン、これからも私めの蒙を啓いてください、応援しています。土下座陳謝で。