のれん雛1年以上前堕天作戦の章って、どれも面白いですよね! 1番を選ぶのは難しいのですが、好きな章をあげる為の雑談トピックを立てました。 好きな章と理由をあげていって下さい。 登録なし&匿名でも書き込めますので、お気軽にコメント投稿お願いします! 私が好きなのは、魔竜会戦です! ナイトワットさんとケレス君が好きです!堕天作戦堕天作戦の好きな章12わかる
六文銭1年以上前私事ですが、最近、幕末づいてまして、司馬遼太郎「最後の将軍 徳川慶喜」を読んだばかりなんです。 正直あまり歴史に明るくなかったので、慶喜といえば、今まで「しょっぱい人」として思ってなかったんですよね。 新撰組のほう(つまり幕府側)をよく読んでいたから、慶喜の存在は、 大政奉還して、鳥羽伏見の戦いで逃げた人 くらいのイメージでした。 徳川の時代を終わらせてしまった人という、なんかショボいイメージでした。 しかし、上述の本を読んで自分の無知を恥じました。 慶喜、マジすごいっす。 政治的な駆け引きと、暴れん坊の尊皇攘夷思想(というか、単に幕府がうっとおしいだけ)の薩長土肥に代表する各藩主を論破する力、そして先見の明。 時代がそうでなければ間違いなく、優れた名君だったと感じました。 大政奉還をしたのも、そのタイミング朝廷に政治の主権を渡しても、構図は変わらず結局徳川に頼ることになるのを見越した判断で、単に尊王思想の志士たちの矛先をずらすためだったとかすごい判断ですよね。 鳥羽伏見の戦いに逃げたのも、徳川一族がその後の朝敵になることを恐れたのと、単に国内で争うことが国力の低下を招くこと見越したという英断だったとか。 どこまで真実なのかは不明ですが、少なくとも、その後の日本が力強く発展したのも、慶喜がよくある旧体制の君主として抵抗し続けなかったことも多いにあると思います。 長くなりましたが・・・そんな慶喜ブームが起きている私に、この本が目に入り矢も盾もたまらず読んでしまいまいた。 本作は、そんな私が激推中の慶喜の孫娘久美子の物語。 姉の喜久子は、高松宮宣仁親王(昭和天皇の弟)妃。 当たり前だけど中々の家柄。 上記の慶喜のことや、江戸から明治にかけての政治的な動きを理解しているとより面白いです。 慶喜に似ていると言われていた久美子氏だが、好奇心で何でも自分でやりたがるところや、極めようとする姿勢を似せたり(慶喜は多趣味でこだわりも凄かったらしい)、女中やクラスメイトがどこ藩出身だとかでいざこざがあったり、随所に、歴史を知っているとにんまりするポイントがあるのが読んでいて楽しいです。 また、あの時代特有の上流階級の雰囲気も、また素敵ですね。 おてんばでありながら芯を通す主人公も魅力的で、周囲の人間たちも振り回されながらもその魅力に惹きつけられているのも、またグッド。 自分もそのうちの一人です。 子孫であることから先祖の因縁で物語も動き、山縣有朋(有りていにいうと倒幕側の人)の娘とすったもんだあって、今後もどうなるのか? 非常に楽しみです。徳川おてんば姫 ~最後の将軍のお姫さまとのゆかいな日常~徳川慶喜の孫娘の物語4わかる
たか1年以上前ジャンプラの読切『PRESENT』を読み、過去作があるということでハルタのバックナンバーを引っ張り出して読んだのですが無茶苦茶よかった…個人的にはこっちの方が好きです。 『PRESENT』でも「ギャングと子供」という二者の間にあるエモーショナルな関係性を描いていましたが、こちらもまた「首にできたコブ(※龍になる予定のヘビ)と男子高校生」の心のふれあいを描いたお話。 主人公のユイは勘違いで祟られて首に取り憑かれてしまう。ヘビを追い払うには「還城楽(ヘビを追い払う雅楽の曲)」を奏でる必要があり、ユイは龍笛やらその代用品のリコーダーを手に入れて奏でようとするのですが意外にもヘビはノリノリで曲を聴きたがる。 実は雅楽師になりたかったユイ。 龍になって雨を降らせたいヘビ。 お互いが一番近くに居て過ごす日々のなかで、少しずつ育まれていく友情が優しくて切なくて本当に素敵でした。 2作読んだだけですがもうファンになってしまいました。 個人的には吉田はく先生には短編集出せるくらいたくさん読切を描いたあとに連載してほしいです(願望) 新作ぜひ楽しみにしています!!!龍の住処奇妙な友情 #読切応援1わかる
たか1年以上前「もしも教室にテロリストがやってきたら」という誰でもする妄想が現実に起きた教室が舞台。シーンは陰キャくんが「テロリストを簡単にいなす俺」を現実にやって失敗したあとから始まり、主人公の不良くんはそんな彼に苛立ちを覚える。しかし苛立ちを感じた本当の理由は…。 読む前から、扉絵の構図や絵柄があまりにも少年マンガとして完成されててすごく期待しながら読んだのですが、この短さできっちり主人公の心のトゲを解消する&読者にメッセージを伝える内容となっていて本当に素晴らしかったです…!! 月足透水『元野球部とテロリスト』 https://i.imgur.com/QjHZ57M.png 無様だけど勇気があるオタクくんのお陰で、余計なことをして失敗して周囲から叩かれることを恐れていた不良くんが救われるところがとにかくいい。 過去の自分が救われた嬉しさと、オタクくんへの感謝と、そして命が助かった安堵と。様々な感情を入り混じったであろう不良くんが、初めて絡むオタクくんを抱きしめるシーンがたまらなく好きです。 「もしあのまま失敗したら…てめえ責任取れんの!?」 「取れないよぉ…取れるわけないじゃないかぁあ!」 辛い世の中・下手に人助けに関わって不利益を被ったり余計なことして責められたくない気持ちになることも多いですが、状況を良くしたいと取ったアクションやそれによって起きた結果は必要以上に責められるべきではないと思っているので、このセリフは染みました。 そしてハグについても、日本の男性が公衆の面前でハグするのなんてワールドカップで点を獲ったときぐらいでしょうが、「命が助かったときは言葉にできない感情や感謝を伝えたいときはハグでええんやで」と常々思って生きている自分には本当にグッと来ました。 個人的に本当に刺さったお話でした。これから月足透水先生の過去作を少しずつ読んでいきたいと思います!元野球部とテロリストあまりにもエモ #読切応援2わかる
たか1年以上前一体なんだこれは…!?才能の塊か…!?「沙村広明特別賞」も納得の読切でした。 読切でありながら短編集形式というか、読切が5つのお話で構成されていたのがすごかった。もうそこからしてすごい。 1本目のお話は読者にとっては『へんだな恋かな』というタイトルだけが手がかりで、状況を探り探り読んでいってだんだん状況が掴めてくる……という、言葉による説明でない映像的な見せ方がされていてお洒落だなと思いました。 10代の感情の動きに焦点を当てながらクスッと笑えるユーモアもあり、それらが線の細いタッチで柔らかく描かれている。 なんというか往年の名作少女マンガの風格を感じました。 これが四季賞(しんじんしょう)応募作品とか信じられない。 保川ガチ勢・折金が「2組の三好」の唇を奪いにいったところが最高でした。恋に一途なクレイジーサイコは可愛い。報われてくれ…! 超大型新人・はちヨシミ先生のますますのご活躍を楽しみにしています!!講談社は早くこれを短編集などに収録して出版してください。お願いします…!へんだな恋かなあまりにも良すぎる空気感…! #読切応援5わかる
たか1年以上前メチャメチャ楽しみにしていた綿貫芳子先生の新連載!相変わらず可愛らしくてツヤツヤしてて綺麗で惚れ惚れしてしまう描き込みでした。 話の骨格は「ひょんなことから人ならざるものの世界に足を踏み入れてしまい、新たに出会った相棒とともに怪異と付き合っていく」という超ド王道少年マンガ展開。しかし、主人公が髭にロン毛の中年男性で、そのバディがお着物の似合う素敵なおじいさまであることで、少年マンガにはない渋さや深みが出ていて面白い! 考えてみると、今までこの年齢層2人がメインを張っている妖怪漫画って全く読んだ覚えがない…!意外ですがこの組み合わせは発見・発明かも知れません。 新感覚!中年&ご老人バディ怪異譚なので0話の読切だけでも読んでみてください!となりの百怪見聞録おじさん&イケおじいさんのバディ怪異譚2わかる