ミミズ
1年以上前
【マンバのマンガ履歴書】 ▼はじめて読んだマンガ [ 友達の家で読んだなかよし?記憶が…(汗 ] ▼はじめて買った単行本・雑誌 [ 動物のお医者さん(親が1巻を突然買ってきた) ] ▼幼少期に読んでたマンガ・マンガ家 [ スラダン、幽白、羅川真里茂、動物のお医者さんをきっかけに佐々木倫子にハマる ] ▼青春時代に読んでたマンガ・マンガ家 [ NARUTO、ONE PIECE、荒川弘、羽海野チカ、やまざき貴子、田村由美、くらもちふさこ ] ▼大人になって好きになったマンガ・マンガ家 [ 山岸凉子 ] ▼年齢問わず、ずっと好きずっと好きなマンガ・マンガ家 [ ぼく地球シリーズかなあ。 ] ▼「なんか面白い漫画ない?」って聞かれた時に答えるマンガ [ 望郷太郎、波よ聞いてくれ、メタモルフォーゼの縁側 ] ▼子孫へ受け継ぎたいマンガ [ ぼく地球シリーズ、佐々木倫子漫画。 ] ▼死んだら棺桶に入れて欲しいマンガ [ 動物のお医者さんは子孫にも受け継ぎたいけど一緒に燃やしても欲しい。もう1セット買っておこうかな。 ] ▼最後に履歴書を書いてみた感想をぜひ! [ 他の方も書いてるとおり、めちゃくちゃ懐かしい気持ちになりました! ]
sogor25
sogor25
1年以上前
そこは田舎とも都会とも言えない、でもとても"閉鎖的"な町。男は外で稼いで来るのが仕事で、共働きだろうと女が家事育児をするのが当たり前、そんな今や化石のような前時代的な考えが蔓延る町。そんな町が嫌で東京に就職し、東京のしがらみの中で疲弊してまたこの町に舞い戻ってきた38歳の女性が主人公。 現代の感覚でいうと主人公の考え方はもっともらしく見えるのだけど、それはその町の"普通"とはあまりにかけ離れていて、そこに38歳という年齢、そして一旦町の外に出たにも拘らず戻ってくることになってしまったという状況が重ね合わさって、主人公の苦悩は重くなり、しかし打開策の選択肢は少ないという息苦しさが作品全体にのしかかってくる。痛々しいまでの心理描写が心をえぐってくる、でも目が離せない作品。 この作品のテーマとなる部分はかつての少女マンガでは大きな主題として存在していたのかもしれないが、最近では直接的に扱われることが少し減ってきているように思う。"男性性・女性性"という概念のに対する閉塞感の打破がゴールだったものが、そこから一歩外へと踏み出し、"多様性"というより自由度の高い問題に触れることができるようになってきてるのではないかと感じている。 私自身にとってもこの物語は"フィクション"で、主人公に感情移入はできるものの、この町の"普通"に現実感を得ることができずにいる。でも、この主人公と同じような悩みを抱えている、この物語が"フィクション"ではない人も間違いなくいるはずで、そういう人にこそ届いてほしいと思う作品。 1巻まで読了