![束の間の一花 束の間の一花 3巻](https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,f_auto,fl_lossy,h_256,q_auto,w_180/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/book/regular_thumbnail/454871/21ad6c37-b30e-472c-874f-a949e2285d6b.jpg)
束の間の一花
大学2年の千田原一花は、病によりいつ死ぬともしれない 不安定な日々を過ごしていた。そんなある日、彼女は想いを寄せていた元哲学講師・萬木昭史と偶然再会。この機会を逃すまいと熱烈なアプローチをするが、彼もまた不治の病を抱えていたことを知る。一花との距離を置こうとする先生。それでも自身の病を隠しながら交流を強く望む一花。しかし発作で倒れて入院したことで 余命わずかであることを先生に知られてしまう。動揺した一花は先生との別れを決意するが 孤独に揺れる彼女の想いを受け止めたのは、生きる希望をなくしていた先生だった。本音をさらけ出したふたりの絆は深まり、「今後やりたいこと」について語り合う。だがそれぞれの命のタイムリミットは着実に近づいていた…。はかない生を歩む一花と先生の、束の間の恋の物語―――完結。