悪魔の十三夜 愛蔵版
村で生活することの危険を感じ始めたマデリン一家は、北部の港町に移り住む。弟のディオンをひきとるという叔父との話をまとめるためロンドンに向かった母だったが、そこに現れたのは村での事件を追う警部だった。捜査から逃れるために逃げる母を、さらなる悲劇が襲う――。ヴィクトリア朝ロンドンを舞台に描く、ゴシックホラーの傑作・完結編。
便利屋「飛猫」依頼メモ
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作サスペンス作品! “飛猫(とびねこ)”は、便利屋さん。クライアントの要望で、掃除洗濯から犬の散歩までなんでもこなす。ここで働く近田 一(ちかだはじめ)は今日も数々の依頼をこなしていた。今度の依頼は羽賀邸の庭の木に巣くうカラスの巣の駆除。この依頼自体は簡単に終わったのだが、そのカラスの巣からクライアント(羽賀夫人)の盗撮写真が出てきた。改めて、盗撮犯の特定を頼まれた近田。当のカラスに発信機を付けるなどいろいろな方法を試したが、盗撮犯につながる情報はなかった。果たして、盗撮犯の正体とは…!? 「飛猫」の依頼も本巻でおしまい。<目次> ・愛の狩人 ・失われた時間(とき) ・震えて眠れ ・花色の懺悔 ・湿りゆく部屋 ・盗み撮り【最終話】 初出:エル・グリーンアローコミックス(グリーンアロー出版社)2008年8月23日発行
蝶よ花よ
「まひろ体験」で第9回講談社漫画賞を受賞した西 尚美先生の贈る双子入れ替わりドタバタコメディー、ついに終幕! 華子と蝶子が入れ替わっていることが、華子の祖父にバレた。そのため、入れ替わりは禁止。そして、華子は成金で財閥の跡取り・桂沢武人と無理やり結婚することが決まった。華子が好きなのは、蝶子の幼馴染で江戸っ子の勝だった。一方、蝶子も、勝と一緒にハワイに行くことを提案される。勝にまったく恋愛感情を抱いていない蝶子はこれを拒否。なんとか、華子と入れ替わろうとするが、いつも失敗。そして、ついに武人と華子との結婚式の当日を迎える。このままでは、華子は好きでもない武人と結婚させられてしまう。いいのか?蝶子……。果たして、エンディングはどうなるのか…? 4巻にも及んだ双子入れ替わりストーリーついにフィナーレ。<目次> ・夢の彼方は… ・愛は嵐の中で… ・明日に向かって ・また逢う日まで【最終話】 初出:少女フレンド(講談社)1991年11月号、1992年2月号他
芥子の花 愛蔵版
鬼才・のがみけい先生が贈る本格派ビジネスサクセスストーリーもついにフィナーレ! またもあの女が帰ってきた。東京有数の大地主・穂波家の長女で本来は家督を継ぐはずだった女・穂波結花。だが、彼女は自身の掘った墓穴にハマり、義弟・幸弘に相続権を取られてしまう。しかも、その後見人には、結花の夜の誘いを初めて断ったプレイボーイ・樋口洋介がなったのだ。それを恨みに思っている結花は事あるごとに帰国をして洋介に復讐を果たそうとする。そして、今回も、大物総会屋・板倉信義を籠絡し、樋口グループの臨時株主総会を開かせ、そこで洋介を失脚させようと言うのだ。さらに、洋介の腹心の部下たち、そして、婚約したばかりの秘書・岩瀬美和子までをも重傷を負わせようとする結花。この蛇のような執念から洋介は逃れることはできるのか? 15巻にも及ぶ「大志を抱いた男」の一代記、ついに完結! 衝撃のエンディングを見逃すな! <目次>第15巻 ・VOL.66「風薫る五月の朝に」 ・VOL.67「48時間」 ・VOL.68「修羅の炎(前編)」 ・VOL.69「修羅の炎(後編)」【最終話】 原書:1989年11月20日初版発行 ボニータ・イブ・コミックス(秋田書店)
甘美で残酷なグリム童話 愛の奴隷
大人気の『甘美で残酷なグリム童話』シリーズから「愛の奴隷」と題し誰もが知ってるグリムの世界を豪華な執筆陣が大胆アレンジ。妖艶で残酷なグリム童話の世界を描いた珠玉のアンソロジーコミックが登場。