四宮君の世界が終わっても
「もし明日、世界が終わるとしたらどうする?」友達からの何気ない質問に「私は好きな人と一緒にいたいっ」と返した雪野(ゆきの)。「何それ雪野すっげー乙女!!」と友達は笑ったけれど、隣の席の四宮(しのみや)君は「いいねそれ… 俺もそう思う」と言ってくれた。今までしゃべったこともなかった四宮くんが急に気になりはじめた雪野。サッカーが好きなこと、幼い弟たちがいること、犬が好きなこと… 少しずつ四宮くんのことを知っていき、2人の距離は近づくけれど、四宮くんには何か事情があるようで…―――――!
いちごの王子とアントルメ
運命を感じていたパティシエの風(かぜ)くんには別に好きな人がいることが分かり、ショックを受ける一瑚(いちご)。だけど、思い切って想いを伝えてみると、少しは可能性が出てきたような…。高校に進学した一瑚は、同級生の杏里(あんり)に運命を感じられて、つき合ってと迫られます。杏里は軽く見えても実は本気。風くんに好きな人がいるのを知った杏里は、一瑚が男に絡まれているのを助ける際に、わざと風くんの前でキス! 加熱する運命の恋の行方は!?
山口組六代目襲名 司忍
長きにわたって続いた名古屋任侠界の抗争。それを沈静化し、山口組の中京進出を阻止するために地元組織は団結する。しかし彼らは、山口組四代目・竹中正久から盃を受けた司忍が率いる弘道会の、力による制圧にはなす術がなかった。そして弘道会は、山一抗争においても獅子奮迅の活躍を見せる。義理を重んじ、一和会を選ばざるを得なかった親分、弘田武志・弘田組組長は、若き侠傑、司忍に道を譲った。弘田親分の意志を受け継ぎ、弘道会を結成した司は、一和会に対する容赦ない攻勢を認められ、山口組五代目若頭を経て、六代目親分の座に就く。しかしその頃、社会では任侠界に対する逆風が吹き荒れていた。司六代目も、就任間もなく社会不在を余儀なくされる。しかしその意志は高山清司若頭が受け継ぎ、山口組は新しい時代を生き抜く。そして、出所した司六代目は平和外交を展開、組織の粛正と新機軸を次々打ち出し、最強最大の組織を盤石のものとしていった。
高倉んちのもうひと皿
「毎日呑む」がモットーの作者高倉あつこが、美味しいお酒に合うアテを作り、今日も今日とて家呑みな日々。『鰯の梅煮』『椎茸皿のえび焼売』『手羽先のピリ辛オイスターソース煮込み』など簡単レシピが満載!!