これほどの作品がどのマンガ賞にもノミネートされていない事が信じられないです。非常に重いテーマですが、人の一生とは何か、ということをあらためて自分に問い直したくなります。練られたストーリーに加えて、マンガの表現技法に関しても、もの凄いことをされているように感じました。なにぶん自分ではその凄さを伝えるには力不足なので…マンバ通信のライターのどなたか解説してくれないかと願っています。
※ネタバレを含むクチコミです。
サモトラケのニケの案内によって時空を超えてルーブル美術館に所蔵されている作品や芸術家を巡っていくのですが、まるで夢を見ているかのように美しい漫画です。というか芸術作品ですね。谷口ジロー先生の偉大な芸術家達に対する最大限の尊敬がここにあります。ゴッホと会話する場面とかさぁ。あまりにも良すぎて何も言えないですね…。
可愛くゆるい絵柄なので読みやすいです! しかし話自体は父親、娘の血が繋がっていない、まだ言っていないところから始まるので重いのかも。 父親(主人公)がとても人のいいキャラクター。 娘が15歳なのに大人なキャラ。 どっちも実際いそうで考え方もリアルな気がします。 癒されるしほっとするのでそういう漫画好きな方にお勧めします!
中村真理子が大化の改新に続いて卑弥呼の時代を自由な発想でダイナミックに描く。 もう誰も検証のしようがないから、いかに面白く卑弥呼を描けるかが勝負。今のところ、私は楽しく読んでます。 いまだに男性優位のこの国で、女性が頂点に立っていたのであるから、そこに至るまでの物語は想像を絶する出来事が多々あったことだろう。 権謀術数が入り乱れる古代日本を卑弥呼が切れ味鋭く突き進む姿は心地よい。 物語はまだまだ序章。これからの展開が楽しみ。
昭和三十年代なんて知らないけれど、そんなに良い人たちだらけなわけないとわかっているけれど、画柄があったかくて読まずにはいられない。 多くないページ数でこれほどまでに人情話を紡いでいけるのもスゴい。 月イチ連載になってしまったけれど、読めば必ず心はハートフル。 世界よ、ノスタルジーとはこういうことだ! でも映画化されたのは、なんか残念だった。一平のお父さんは怒りっぽくなってるし、六ちゃんなんか性別まで変わってるし...
ちょっと自分の好みとは遠いものだったなと思います。そのうちおもしろくなるかなと思って読んでたけど、最後までよくわからない話でした。 そもそもちゃんと終わってるんだろうか?これ。 ビジネスとか、生まれとか家庭環境など、ひとの数ある人生を描いているようで、鬼とか魔物とか人の心を読むとか非現実的な要素も同時進行で絡んでくるので、なにを軸にしながら読めば良いのかわからなかったです。ふわっとした言い方とか展開が最後にちゃんと回収されればよかったけど…されてるのかな?ちょっと分かんないっすね…わかんないだらけ。笑 すみません。
ビッグコミックオリジナルの巻末といえばコレ。 やたらと達観した登場人物たちが主人公沖田のゴルフを軸にキメ顔でセリフを紡いでいく。 でも、最も達観しまくっている沖田のセリフはそんなに多くない。宇賀神さんに想いを馳せる方が多いくらい。 連載が始まった時は断然年上だった沖田の年齢をいつの間にか自分が追い越してしまった時は、なぜかショックだった。 松山がマスターズを制した今、最も読まれてほしいゴルフ漫画である。 土砂降りの全英オープンを、これまた共感しづらい人生を歩む笠崎キャディと共に戦う様子は1コマたりとも見逃せない。 『黄金のラフ』(なかいま強)でパロられているのが楽しい。
よかった点 ・前半の武道専門学校校長・内藤と龍のあたりがむちゃくちゃ好き ・中盤から後半の紫禁城の秘法「黄龍玉璧」をめぐる話も面白い 総評 ・これに登場する男塾みたいな武道専門学校がすごい好きなので他に扱っているマンガがあれば知りたい
これほどの作品がどのマンガ賞にもノミネートされていない事が信じられないです。非常に重いテーマですが、人の一生とは何か、ということをあらためて自分に問い直したくなります。練られたストーリーに加えて、マンガの表現技法に関しても、もの凄いことをされているように感じました。なにぶん自分ではその凄さを伝えるには力不足なので…マンバ通信のライターのどなたか解説してくれないかと願っています。