ベルダンディーが家計の為に就活をする。 面接もあの格好で行くんだ…。
読みました。絵が上手い! いじめられっ子な主人公が研究員の母親が作ったAIロボットと出会ったところまで。 絵柄のせいか、すごく爽やかな方向にいく気がします。 aiロボットが最初に歌うってところが良いですね aiというモチーフと感情が必ず乗る歌という対極のモチーフが合わさってるのが良い。 今後に期待です
今日のジャンプラに掲載された『宗教的プログラムの構造と解釈』があまりにも面白かったので過去作を確認したら読んだことあるやつでした。メチャクチャ印象に残ってます。 『いつか帰郷をくちずさんで』は、SF・災害・個人の自由と権利・地方自治体・政治と様々な要素が複雑に絡み合っててとにかく面白い。 色んな感情を掻き立てられるんだけど……その複雑さゆえに内容をうまく消化できなくて「すごい良かった」ってしか言えなくなっちゃって感想を書かずじまいでした(反省) 今回2作品を読んでみて、佐武原先生の作品は豊かな知識に裏打ちされた現実のほんの少し先を行くリアリティのあるSF具合が最高だな〜〜!!と、良さを噛み締めています。 連載も読んでみたいし短編集も出してほしい…! 次回作メチャクチャ楽しみにしてます! https://comic-days.com/episode/13933686331798188575
一人の十代の「女性」の葛藤と自己確立の為の、繊細なドラマである本作。軸が無くフラつく人の苦しみに心寄せたいと思う方には是非、手にとって欲しい作品です。 ★★★★★ アイドルになりたかった主人公・雪乃。彼女が欲しかったのは「皆んなに見られる」事でした。 誰も自分を見てくれない都会で、自分を見つけてくれた節子と恋人になった雪乃。しかし「皆んなに見られたい」欲望、節子が自分以外を見るかもしれない嫉妬、男性への嫌悪と好奇心、はっきりしない性指向と外からの視線……百合好きに嫌われる例の「裏切り」のシーンは、雪乃の歪みと捉えれば、私も心を寄せられる。 全てに好かれたかった雪乃。しかしかつて信頼していた人の心は、ほんの少し時を置き・場所を隔てて全く別物の様に変化し、一瞬で雪乃を裏切る。 一方、例のシーンを含め、雪乃と節子の心も、ほんの数コマで簡単に変化する様子が何度も描かれる。では雪乃を裏切った人達と、節子との違いは何だったのか。危うげな雪乃と節子の関係はどう変わっていくのか。……そこは是非、作品を読んで確かめて下さい。 描かれる人間模様、雪乃の心模様に苦しさを覚える事も多い作品です。しかしそれ故に自己の頼りなさ、どうやって人は心を保って歩き続けるのか、という事を我が事の様に考えさせられる……やっぱり名著だと思います。
※ネタバレを含むクチコミです。
キュートでシュールな4コマねこ漫画。人間の仕事を肩代わりをしてみたり(ほとんど役に立たない)、家電や道具に置き換わってみたり(ほとんど役に立たない)する。ねこを可愛さを引き出すことにかけて、北道先生の右に出る人はいないのではないか…。 ねこを過剰にデフォルメせず、遠目で身体全体を描かれることが多く、それが「ねこ」そのものの可愛らしさを際立たせています。触っている感触まで想像できるほど、リアルな実在感があるのです。 ちなみにサイドストーリーの人間ドラマついては、猫とちょっと違う感想になるので、別作品で連載してほしい気持ちもありますが。。 基本は脱力するような話で、4コマらしい風刺も効いてます。ヒロインのモコちゃんがブラックな一面を見せながら、最後はかわいさで着地する。ずっと読み続けていたい漫画です。
10代やそこらの年齢で、ひとつの目標に何年もかけて全力を注ぐという経験はなかなか出来ないですが、やはりそういう道を選ぼうと自分の意志で決められる人は、尊敬するなと読んで思いました。 主人公の少女・朝顔が、宝塚音楽学校への受験に失敗し、年齢制限によってその道が完全に閉ざされてしまうところから始まり、ひょんなことから音楽学校への入学を志す少女・くるみの指導係をつとめることになる話。 一度はドン底に突き落とされダンスや歌自体から離れようと決めた矢先に、再びこれから受験をしようとする人を目の前にして生まれる複雑な感情。 そんな中でくるみが直面する課題や、家庭の境遇に触れ、グラデーションのようにゆっくりと変化し、少しずつ整理されていく朝顔の気持ちの表現が素晴らしかった。
巻末で原作者・冲方丁氏もベタ褒めするほど完成度が高く、天文ジャンルのマンガとしても、歴史マンガとしても非常に優れた作品です。 原作の力も凄いですが、作画・槇えびし先生の人を惹きつける静謐な表現力がとにかく素晴らしい。 渋川春海の弱さとも取れる謙虚さ、優しさが、歴史に残る一大事業へと向かわせるのですが、中盤から終盤にかけて盛り上がってゆく物語なので、ぜひ最後の9巻まで通して読むことをおすすめします。
高山和雅って数年前に青林工藝舎から「天国の魚」「鎮魂巡礼」を出した人だよな?昔はアフタヌーンで描いてたんだ!と驚いたのでちょっと読んでみたくなり購入してみました。ものすご〜く絵も上手いし、SFとしても面白いけど、やっぱり読み手を選ぶ作家だよな…と思いました。決して万人受けはしない。でも作者本人にもそういう自覚があるようで、表紙カバーに記載されてる作者コメントに「こういう漫画をかいて、発表の場を探すことが、私自身の戦いです。」と書いてあって、この人は昔から戦ってるんだなと感慨深いものがありました。全1巻として完璧な終わり方でしたが2巻もあるようですね。掲載時の評判がよかったということだろうか。
ベルダンディーが家計の為に就活をする。 面接もあの格好で行くんだ…。