少年漫画然としていてスラスラ読めた読切。ヒロインが人生32回目なのに笑いました。「人生n回目」と噂される芦田愛菜ちゃんを思い出しました。 内容についてですが、個人的に演劇というのは現実性・リアリティ・説得力が必要な題材だと思うのですが、「主人公のことをひたすらサゲるモブ・有名人が文化祭のゲストにくる・シュークリームで落とす」みたいな、リアリティを失わせる「漫画ならではのご都合主義」が多かったのがちょっと残念でした…。 矢村いち先生の絵の「少年漫画っぽさ」は本当に素晴らしいと思うので、もっと違う題材で読んでみたいなと思います。 【別冊少年チャンピオン2018年7月号】 https://www.akitashoten.co.jp/b-champion/2018/7
邪神と呼ばれる縁切りの神様と、生贄に使わされた少年の物語。1ページ目から雰囲気ある扉絵で、いきなりバトル展開には行かず、二人の関係性をじっくり描いてるから、クライマックスまでのワクワク感があった。圧倒的な見開きも抜群に格好良い。王者ジ○ンプさんでデビューしてもおかしくない人や・・・。ちなみにインタビュー欄の好きなマンガが「モブサイコ100」「トライガン」「チェンソーマン」と、秋田作品が一つもないのが正直すぎて笑った
コロナ時代を反映した実験的なギャグ読みきり作品。リモート合コンに番長キャラが参戦ッ! 果敢にアタックするという設定。リモートの良さを活かしたギャグにはキレがあり、遠隔のツッコミ方も新しい。けど、ちょっと窮屈そうにも感じてしまった。これは難しい。
とにかく描き込みが凄くて、とにかく読んで楽しい気持ちになる読切。 未知の生物だらけになってしまった地上から逃げ、人類が地下シェルターで生活をはじめて千年。修学旅行で地上へ来ていた真面目な女学生・スズキさんは、同級生の手により崖から突き落とされてしまう。しかし崖の下で魔物から助けてくれた男子学生二人組に出会うことで、閉ざされた地底にいたらわからなかった、世界の広さを知る、というお話です。 面白いのが、男子2人(ホンダとカワサキ)が地上にいる理由が、千年前の日本で描かれた「ヤンキー漫画」の続きを探すためで、彼らはその漫画を「古代の書物」として扱っていること。でも、漫画を読んで心が躍ったり震えたりする様子は、今と全く変わらない。千年後の子供達と、やっぱり漫画は最高だよな!という気持ちを共有できたようで嬉しくなりました。 すごいデビュー作だなと思います。次が楽しみ。
血のつながった兄・ゆうまへの恋心に、許されないと思いつつも他の女が近づこうものなら脅迫もいとわない妹のゆうな。しかしあるきっかけにより、たとえ兄妹でも許されない恋など無いんだという思いに至り、ゆうまへ気持ちを伝えようとするが… 最後はちょっとびっくりだけど切ない結末でした。
小学校の校務員さんが、トイレの花子さんの話を通じて子供達に道徳を教えるのか…と思っていたら、急にド直球のホラーになって、そして最後にはバトル・アクションになって…という、最後まで何が起こるかわからないワクワクがありました。 ちょっとぬ〜べ〜っぽい要素もあると思ったので、妖怪から子供達を守る長谷川さんとして連載化したら面白そう。
人間が絶滅し、ロボットだけが暮らす日本では、人間だけの習慣である「料理を作って食べる行為」が悪いこととされていた。 人間が残したものを収集していたロボットが亡くなり、その孫である主人公が祖父ロボットが残したある一切れの紙を買い取ってもらうために、こっそりあるパーツ店に行くと…それは料理のレシピであることが判明する!、というはなし。 最初は絵柄がどうしてもコロコロコミックっぽいなと思ってしまい読み飛ばしていたのですが…読んでみてよかった。ロボットに血縁者がいたり、死亡という概念があったり、料理を美味しいと感じたりツッコミどころはあるんですが笑 こんなホッコリする漫画は久々です!
主人公に起こるラッキースケベ。それはお嬢様に仕組まれたものだった!ちょっとHな刺客が彼を誘惑するためにやってきて、今日も今日とてラッキースケベを引き起こす。彼が18歳まで刺客に手を出さなければお嬢様と結婚できるが、靡いた瞬間にアウト。っていう話 いや設定、超面白くない? ラッキースケベみたいな漫画的お約束が実は意図的に引き起こされてたって着想がまず面白い。それをさらにアホな方向に活かしてるのが最高。ただ主人公が無個性の聖人なとこがちょいものたりなかったかも。連載期待してます
天使だった母の血を受け継いで、ある日突然天使の羽が生えてきちゃった男の子・たけしくん。突然の変異に戸惑うけど、羽が生えたことで彼には彼にしかできない特別な使命があることに気づく。思わず頬が緩むほど、色々と天使すぎるほっこり読切。
タイトルのとおりトラウマ級に読後感が最悪だったんだが、わたしはこれからもサーモンの寿司を食べるぞ 主人公の性格の悪さも胸糞だけど振り切ってたという意味ではとても良かった。
コロコロコミック的なハイテンション(主に店長が)とギャグは普通に面白かった。店長みたいな年齢不詳で謎の存在キャラは結構好き。 絵柄とかノリがちょっとだけ尾玉なみえっぽさもあるなと思った。たぶん影響は受けてないと思うけど笑 読切なのにそんなとこ見開きにする?という思い切ったページもあって、絵もすごく上手いし近いうちまた新作が読めたらいいな。
しぼり太郎が絞れるものを絞るとき、そこに救われる命や地球があることを私達は知らない…。そんな太郎にも唯一絞れないものがあり…!? タイトルだけ募集して決まったものをそこから漫画にしたという作品らしいです。 自分が適当に(?)考えたタイトルがこんな立派な漫画になるなんて、うれしいですね。
板垣巴留先生の短編集BEAST COMPLEXの最新読切(別冊少年チャンピオン 2019年4月号掲載)。文芸社の新人でシマリスのキムが、ガサツな肉食獣の先輩に代わって繊細な作風で知られるイチジク先生の元へ原稿を取りに行くというお話。 https://twitter.com/itaparu99/status/1105360160388669440?s=20 今回のタイトルは「シマリスと(ユキウサギ)」なのですが、この『()』の意味は読み終わればわかります。 ネタバレせずに感想を伝えるのがかなり難しい作品なのですが、あえて言うならキャラクターの見た目もストーリーも、どことなく「白ヒゲとボイン」共通するものを感じました。 いずれまたこの読切もBEAST COMPLEXの第2集に収録されればいいな…と思います。「今すぐ読みたい!」という方は別チャン4月号でご覧ください! 「別冊少年チャンピオン 2019年4月号」 https://www.akitashoten.co.jp/b-champion/2019/4
先生、〆切ですよ!!の代原として掲載された、シアトルベスト兄弟先生の読切が面白い! 同級生の春日くんに毎日下ネタでちょっかいを出す典子ちゃん。すべては不登校の春日くんに、もういちど学校へ行ってほしいから。 そんな心優しい典子ちゃんの思いは春日くんに届くのか!男は結局巨乳が好きなのか!果たして!
少年漫画然としていてスラスラ読めた読切。ヒロインが人生32回目なのに笑いました。「人生n回目」と噂される芦田愛菜ちゃんを思い出しました。 内容についてですが、個人的に演劇というのは現実性・リアリティ・説得力が必要な題材だと思うのですが、「主人公のことをひたすらサゲるモブ・有名人が文化祭のゲストにくる・シュークリームで落とす」みたいな、リアリティを失わせる「漫画ならではのご都合主義」が多かったのがちょっと残念でした…。 矢村いち先生の絵の「少年漫画っぽさ」は本当に素晴らしいと思うので、もっと違う題材で読んでみたいなと思います。 【別冊少年チャンピオン2018年7月号】 https://www.akitashoten.co.jp/b-champion/2018/7