一言で言えば、毒親の話です。主人公にとって、生きている限りつきまとってくるレベルのトラウマです。 母親にも生い立ちの過程で何かがあったのかな。結婚した時点で既に病んでいた可能性は高いと感じました。穏やかな日常の歯車が突然狂ったのではなく、なるようにしてなったと思います。 主人公の男の子が気の毒で、心が痛いです。物語の序盤では、あの母親を持っていてもせめて学校では友達や彼女と明るい青春を過ごすことができたであろう立ち位置にいたのに、あの日、崖で母親が決定的な行いをしてしまったために、どうやっても自分の心のひずみを治せなくなってしまった。 主人公は長く苦しむことになります。そして母親はどんどん崩れていきます。もう、悪夢のようにどんどんと。それが気なって読んでしまいます。
スペリオールに載っていたので「フォビア」を読んでいるような気持ちになりました。 個人的には表の人格と裏の人格の両立というかタイトルにあるような相乗効果のようなものはよく理解できませんでしたが、なんとなく怖いものを描くのが上手そうな作家さんだったのでまた読んでみたいです。
これでいいじゃないかって思うのに、これでいいわけないじゃないかって思ってしまうからしんどいんだよな。 本当に開き直ってしまえたり、狂ってしまえたらどんなに楽だろうか。自分の人生にも明確なルールがあって、チュートリアル通り滞りなく生きていけたらどんなに楽だろうか。 そんなことを思いながら生きて生きて結構歳を取ってしまったし、昔よりは開き直って楽な気はするけど人と比べてしまって辛いし、こういうのっていつになっても治らないんだろうなあと思う。 Twitterがなくなったら友達いなくなるなあとか、よく遊ぶけど本名知らないなあとか、この趣味を手放したら人間関係ゼロになるなあとか改めて気づいてしまってしんどくなった。
正直「良い…」となりました。ちょっとえちちな同僚ちゃん…ふーんえっちじゃん…。変態女って自ら申告しちゃうとこがまた良い。ワンチャン狙ってるとこもめちゃくちゃ良い。強くて可愛い女の子好きです。主人公との恋が始まるのかは分らんけど、押上さんが清々しい気分になれたのならよかった。この二人の今後が気になりすぎるよ~。
最近Twitterで見かけて気になった作品。これやばいわ…めちゃくちゃ共感できてしまってしんどい。正直分かりすぎてキツイとさえ思ってしまった。 自分も今、リア友よりフォロワーやネットで繋がった人たちの方が縁が長く続いていて、みんな家も本名もほとんど知らないけどすごく趣味が合うし気も合う。リア友より一緒にいて遥かに楽だったりするので、主人公の気持ちがすごく理解できてしまった。別に日々絶望してるわけではないし、ゲームや趣味とか楽しいこともあるんだけど、漠然と「あー明日来なければいいのに」は思ってしまうんだよなぁ。ここがめちゃくちゃ共感ポイントすぎてしんどかった。でもオチもまさにその通りで、そんなんでも明日はくるわけで。あーあーあー、しんどい。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔読んだ覚えがあったが「警視正大門寺さくら子」と混ざって覚えていたっぽい。あらすじにある通り痛快ポリティカル・コメディーの内容だけど高橋のぼるの独特のノリがあっているのかあっていないのかがわからないが政府補助金、役員厚遇、地方競馬、役所、第三セクターなどを題材にしていて面白い ・特に好きなところは? 第三セクターの回。恐竜のおっさんが高橋のぼるの漫画にしか出てこなさそうのキャラでいい ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 高橋のぼるの漫画のノリが好きならおすすめ。ただ今ほど読みやすいかと言うとそうでもないとは思う・・・
ラーメンがリアル!人気ラーメン屋にラーメンで対抗しようとするとは大胆。いざラーメンを作ってみると店主を唸らせる藤本。店主の様々な背景がありこの展開だったのかとすっきりしました。どんな美味しそうなラーメンを発見していくのか楽しみです。
いまや、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』も『アイアムアヒーロー』も映画化し、雑誌の看板漫画家になった花沢健吾のスペリオールでの新連載。 女子高生が海辺でたわいない会話をしているところからスタートする。 これが何の話かなかなか分からないまま進行するが・・。 タイトルは第一話目の演出のためか、表紙や目次にすら「新連載」としか出していない。 一話目を追っていくとハッとする風景描写でバンと出てくる。 新連載で雑誌の最後のページなんて聞いたことねーぞ、しかも花沢健吾でしょ?なんなの?と思っていたらコレだ。 電子ではたまにあるが、雑誌では個人的には初見な気がする。 でもおかげさまで、いつ来るんだろうと思ってほぼ全ページめくってしまった。 これもある意味雑誌の戦略なのかもしれない。 ヤンマガでの花沢健吾先生の新連載『アンダーニンジャ』と共に楽しみ。 『アンダーニンジャ』がどっちかというと日常に寄り添っているなら、こちらは少しハードめなSFかもしれない。
極度の潔癖で部屋から出られない公正。冒頭の蜘蛛の巣に蝉が引っ掛かり動けない描写がリンクしていてわかりやすい。カウンセラーの足立は障害があっても明るい様子。対局な二人はどのような展開で進んでいくのか気になります。
人間関係の希薄さを浮き彫りにしている作品で、考えさせられた。
一言で言えば、毒親の話です。主人公にとって、生きている限りつきまとってくるレベルのトラウマです。 母親にも生い立ちの過程で何かがあったのかな。結婚した時点で既に病んでいた可能性は高いと感じました。穏やかな日常の歯車が突然狂ったのではなく、なるようにしてなったと思います。 主人公の男の子が気の毒で、心が痛いです。物語の序盤では、あの母親を持っていてもせめて学校では友達や彼女と明るい青春を過ごすことができたであろう立ち位置にいたのに、あの日、崖で母親が決定的な行いをしてしまったために、どうやっても自分の心のひずみを治せなくなってしまった。 主人公は長く苦しむことになります。そして母親はどんどん崩れていきます。もう、悪夢のようにどんどんと。それが気なって読んでしまいます。