マーガレットコミックスDIGITALの感想・レビュー17件最後までコミカライズ希望!伯爵と妖精 香魚子 谷瑞恵starstarstarstarstar_borderママ子伯爵さま、妖精、外国の風景がおとぎ話のようで素敵です、キャラクターもちゃんと描かれていて素晴らしい。特に女の子可愛い。 アニメでもやっていたし原作小説もあるようですが、中途半端感があるのでぜひ漫画のほうも最後まで描いていただきたい! エドガーとリディアこの二人の関係がなかなか進まないのが難点かな、でもそれ以上に話しっかりしていて引き込まれました。黄理ちゃんのように生きたい日日(にちにち)べんとう 佐野未央子野愛読めば読むほど黄理ちゃんが可愛くかっこよく魅力的に見えてきます。 達観してるようで案外めんどくさいところもあって、好きになれない主人公かも…と思っていたのに不思議です。 ハッキリものを言うし怒るときは怒る、泣くときは泣くけれど、自分のご機嫌の取り方を知っている素敵な女性。 でも恋愛になると急に不器用で臆病になるところが可愛いです。 なんとか乗り越えて幸せになってほしいなと思ったところで、ハードすぎる悲劇が起こったり。 黄理ちゃんが許したとしても私は谷原紅子を許さん!と本気で怒ってしまいましたね…。 後半のイチャイチャパートに入ってからは本当に幸せです。黄理ちゃんが幸せであればそれでいいのです。 人を許し、執着せず、自分に必要なものだけを見極めて日日を生きていきたいものです。紡木たく先生だからこそ出来た作品マイ ガーデナー 紡木たくかしこほぼコマ割りなしで全てがモノローグで構成されているような作品です。この作品を最初に出版した編書房さんが今はもうないらしくて、検索して見つけた編集雑記によると『本書の編集でいちばん戸惑ったのはネームでした。著者にとっては、「文字も絵である」という思いを私がなかなか理解できなかったのです』とのこと。すごい境地だ…!それを漫画として成功させるのはかなり困難だったはず。それでもこの作品はコミックスとして発売されているし、読んでいて漫画ではないと思うことはなかったです。言葉に感情を込めることが出来る紡木たく先生だから可能にしたのかも。12年の休筆期間を感じさせない瑞々しい作品でした。言い回しが独特だけど、それが好きエースをねらえ! 山本鈴美香よーこ主人公と宗方仁の関係がすごく好き。藤堂さんはじめ、主人公の周りは良い人が多すぎる。人によっては良くなかった点として挙げるかもしれないが、私は彼らの精神性に感動した。だからこそもう少し周りの物語も読みたかった。 細かいところを見れば突っ込みどころは多々あって好みは分かれると思われる。だが、それ以上に不思議な魅力を感じさせてくれる作品。また読み直したい。 女姉妹も家族も大変だ。そして、晴れになる 天堂きりんPom “きみが心に棲みついた”を読んで、絵も好きだし、話も内容がしっかりしていて好きだなと思ったので、他の作品も読みたいと思い、こちらを読みました。 とある家族の話で設定もですが、母、娘姉妹、母の姉などなど登場人物それぞれにフォーカスが当たり話が進んでいくので、各々の気持ちが細かく描かれてるし、分かりやすいし、途中じんわりした所もあったなぁ。。 天堂きりんさんの作品、もっと読みたくなりました!オオカミとミツバチの感想 #推しを3行で推すオオカミとミツバチ 尾崎あきらポッティー・4本収録されている読切全てが面白い ・ノリが良く、ボケ数も多く、キャラの表情が豊かで、ひとコマひとコマが賑やかなラブコメで何ッッ回読んでも飽きない ・男性にも気楽に勧められる少女漫画こんなに色々巻き込まれたくない!笑メゾン・ド・フルールの女たち 早坂いあんPom 大きな期待を抱いて、中古マンションをフルリノベした所へ引っ越してきた凪子一家に巻き起こる色々な問題。 マンションの理事長香子さん、バリバリ綺麗だし、バシッと言うし表はカッコいいけど実在したら自分は萎縮してしまいそう。。 何となく、凪子と香子が仲良くなるんだろうなーって話は想像できていたのだけど、中盤からまさか凪子の旦那も話の中心になっていくとは少し驚きました。 ま、最後は平和に終わって良かった。 「チベット編」感想世界の果てでも漫画描き ヤマザキマリstarstarstarstarstarnyaeチベット編とはなってますが、半分くらいはシリア(というよりヨルダン旅行)の話。それまでは日本にいた作者のご子息・デルスくんをシリアへ呼び寄せようとしたところ日本のマンガアニメが大好きなデルスは断固拒否。しかしシリアのお隣ヨルダンでインディージョーンズの撮影地へ連れて行くというのを餌に釣り上げることに成功。 しかしヨルダンへ着くなり、大人のオタクたちが違うところで大はしゃぎしてデルスくん置いてけぼり。こうして忍耐強く自立した青年に成長したんだなとしみじみしました。 そしてシリアやヨルダンの良さを日本とイタリアそれぞれの家族へ伝えていたら、どちらからも「行く」という連絡があり、日伊合同ツアーが敢行されます。とにかく自由なイタリア人チームに、ツアコンを務めたベッピーノも早々にあきらめムード。旅行にはハプニングがつきもの!という話を色々超越してる部分も無きにしもあらずですが、全部ひっくるめて楽しい思い出になってるのが作者の懐の深さと言うか許容量の多さというか、そういうやつなんでしょう。 さらにチベット編より前に、テルマエ・ロマエの翻訳版が出たのをきっかけにイタリアとフランスでサイン会をする話も描かれます。開催されているコミックフェスティバル内で行われたため、谷口ジローさんなど日本の大物作家との遭遇エピソードが満載。10代の頃に訪れて痛い目にあって最悪のイメージだったパリでは、たくさんいい思い出ができたことでそれが覆ったのがいい話でした。 肝心のチベット編は、漫画業が忙しすぎて限界に達していたとき、現実逃避で一人旅を強行した話です。元々憧れの地だったらしくウキウキで訪れるものの、さっそく高山病にかかるなど、やはりハプニングだらけの旅です。しかし病気になろうと飯がまずかろうとバター茶の飲みすぎて腹を壊そうと、とにかくタフに全力でチベットを楽しむ姿からほんとうに元気をもらえます。 最後に少しだけ、台湾編も載っていて、ここでも腹を壊している作者。もはやそのイメージしかない。 巻末に「また4巻で」と書いてあるので気を長くして続刊を待ちたいと思ってます。「エジプト・シリア編」感想世界の果てでも漫画描き ヤマザキマリstarstarstarstarstarnyae縁あってイタリア人夫と結婚することになりそのままイタリアで暮らすのかと思いきや、その古代ローマオタクの夫(実際はもっと広い範囲のオタクだと思うけどよく分からない)の「アラビア文学を勉強したい」という希望だけで、エジプトで結婚することになる作者。 1巻に引き続き、凄い人を夫にしてしまったことで遊牧民型にさらに拍車がかかる2巻です。 結婚式を挙げるだけでそんなに苦労するか⁇ってくらい紆余曲折あり笑えます。タクシー代をぼったくられないために、乗るときはとにかく陰鬱な顔をするのがルールになってるのが面白すぎました。はしゃぐとぼられるそうです。笑 エジプトの歴史的建造物などをひと通り巡り、夫がエジプトに飽きた頃、次はさらに古い歴史を感じるシリアのダマスカスへお引越し。 またそれとは別に作者が今まで乗ってきた各国の飛行機事情を描いたエピソードも読み応えありすぎる。改めて日本のサービスレベルの高さを実感。 シリアでの生活も興味深いですが、この2巻では高レベルのオタクの生態をリアルに感じることができます。ベッピーノのオタクレベルは高すぎる。そしてそれに着いてく作者も同様。 2巻の巻末では同人誌「赤い牙」の掲載されたシリアのある女性を主人公にした読切が載ってます。本編のエピソードとリンクしてるのでそこも見所です。 さて次は「チベット編」だ。「キューバ編」感想世界の果てでも漫画描き ヤマザキマリstarstarstarstarstarnyae世界の果てでも漫画描き、とありますがこの第1巻にあたる「キューバ編」では漫画家として活動するよりも前の話となってます。ヤマザキマリ氏といえば、いろんな国を転々としながら暮らしているイメージですが、1巻ではそのいわゆる“遊牧民型”となるに至った原点についても描かれています。 ヤマザキマリさんのエッセイ漫画の何が好きかって、人間の持つ生命力を感じるところです。人間、命さえあればなんとかなるものなのかも、と思わせてくれるパワーがあります。 イタリア留学中、光熱費もろくに払えないほど金がなかったくせに長年憧れの国だったキューバへボランティア活動をしに行きます。着いて早々風邪をひき、ボランティアとしてサトウキビ刈りへ、大家族のホストファミリーと仲良くなり夜は踊りに町へ出、そして涙の別れをした後、なんと妊娠発覚。当時の彼氏(詩人)とは別れ、出産。乳飲み子を抱えながら生活費を稼ぐために漫画を描き始める。ここから彼女の漫画家人生の始まりです。巻末にそのデビュー作が載っていて、絵画の修復士の話なんですがこれもとても面白いです。 思わず笑ってしまったのが、あとがき漫画で息子さんが「宇宙兄弟」のファンで、テルマエロマエが僅差でマンガ大賞を獲った時に激怒したというエピソード。 そして2巻「エジプト・シリア編」へ続きます。 一人で子育てよりも貧乏が大変そうだけど…おひとりさま出産 七尾ゆず名無し子供が欲しい。貧乏だし独身だけど40歳も目前だし…もう一人で産みます!というエッセイ漫画です。産んで育てるって夫婦でも大変なんだから一人ならもっと大変だろうけど、一生懸命でいいお母さんだなと思いました。でも育児よりもお金がないことの方がしんどそうです。出産後の資金100万円を貯める為に臨月までバイトをしたり、子供には栄養バランスを考えて離乳食を手作りするけど自分はお湯かけご飯だけだったり、私は絶対に耐えられないと思いました。子供の父親である男性は明るい人で何度も作中に登場しますが、借金があるしお金にルーズなんですよね。自分の父親のことが好きになれなかったり、元カレにDV被害を受けていたり、そういった過去も結婚を選択しなかった理由だそうです。なかなか深刻なんじゃないかと思うような内容もありますが、明るいテイストなので楽しく読めます。脇役キャラの方達もパンチが強かったです。3姉妹の恋物語福家堂本舗 遊知やよみ名無し代々、受け継がれてきた由緒ある和菓子屋の3姉妹が、それぞれ色んなパターンの恋愛をして悩んで成長して行く姿が描かれていておもしろい。時にはちょっとぶつかり合いながらも、お互いのことを支えあう3姉妹のことが羨ましくなりました。中でも次女あられと職人のケンちゃんとの恋は良かった。娼年は映画で見てたの…逝年 石田衣良 幸田育子aico娼年は映画で見てたので、まさか続きがあったなんて!!実写より漫画の方がおもしろいなーと思った!これは前編から読んだ方が絶対にいい話。 小説だとまた一味違うんだろうなぁ。石田衣良さんの小説はおもしろいから、小説も良いかも! 実はこれがデビュー作新久千映のねこまみれ 新久千映starstarstarstarstarひさぴよ新久一家と飼い猫たちの日常を素朴に描いたエッセイ&4コマ漫画。 本のあとがきに書いてあり知りましたが、実質このネコまんががデビュー作なんですね。言われてみればワカコ酒とはどこかタッチが違うなあと思いました。(目の感じとか) はじめの4話はエッセイ風の漫画で、残りページは4コマという構成になってます。たまに斬新な角度のシーンが出てきたり、いきなり画面が狭くなったり、「おおっ!?」という場面があって、色々と試されてた時期なんだなぁという感じも味わい深いです。同時にネコへの愛も非常に感じました。 ちなみにスペシャルサンクスとして、『またタビ』の市川ヒロシ先生、『片桐くん家に猫がいる』の吉川景都先生からの寄稿ページも載っていますので猫マンガ好きは要チェックです。きら先生の短編2作品心臓より高く きらなつき「心臓より高く」と「H…」の2作品が収録された短編集です。 「心臓より高く」は、「手タレ」の男の子が過去に思いを寄せていた女の子と再会する話。そして「H…」は、クラスの男の子と付き合い始めて幸せを感じている女子高生が、元カレからの手紙で秘密を抱えてしまう話。 特に表題作がすごく良かったです。 この話を読んで、あらためてきら先生の描く「珍しい職業」と「悩む男性」は素敵だな〜!!と思いました(パティスリーMONとかアトリエ777とか)。きりこさんの作った弁当がたべたい日日(にちにち)べんとう 佐野未央子チハ読んでるとおなかが空きますね! 私もワッパでお弁当もって行きたい! お蝶夫人の成長の物語エースをねらえ! 山本鈴美香宗方仁全巻セットを持っているのですが、1年に1回くらい読み直している、これだけはずっと持っておこうというマンガです。 お蝶夫人が成長していく姿が好きです!
伯爵さま、妖精、外国の風景がおとぎ話のようで素敵です、キャラクターもちゃんと描かれていて素晴らしい。特に女の子可愛い。 アニメでもやっていたし原作小説もあるようですが、中途半端感があるのでぜひ漫画のほうも最後まで描いていただきたい! エドガーとリディアこの二人の関係がなかなか進まないのが難点かな、でもそれ以上に話しっかりしていて引き込まれました。