「人はどこで恋をするんだろう」レンアイ低温男子の、着火と発熱。恋愛は、よく分からないし興味ない。「パートナーを探す機能」がバグってるのかも…? そんなふうに感じていた潤野は、“好き=セックス”になる感覚がつかめないままIT業界で働く先輩、本郷に恋のようなものをしていた。本郷に気持ちを伝えるも、好き=セックスでないならそれは憧れだと言われ、納得がいかない潤野は――? 好きなら繋がりたい先輩×好きを大事にしたい後輩。レンアイ低温男子の、眠れる恋心を目覚めさせるプログラムとは?
赤のテアトル
パリのファッション業界で、一躍名を馳せた女性靴ブランド・アバルキン。その急成長の裏には、秘密があった。それは淫らな肢体とむせ返るような色香で業界人を惑わす、美しき青年社長・ユーリの枕営業…。そんな娼婦まがいのことを夜ごと繰り返すのも、すべては愛しい側近のゴーストデザイナー・アダムの夢を叶えるため。彼を繋ぎとめられるなら、たとえ利用されていても構わないと気丈に身体を差し出すユーリだったが――。独占欲に葛藤するゴーストデザイナーと歪んだ愛を捧げる健気なミューズのめくるめく逆転主従ロマンス・ストーリー。
最終兵器彼氏
へたれストーカーカメラマン(攻)×毒舌コスプレ女王様(受)僕の名前は片城聖、26歳。趣味はコスプレ写真を撮ること。あの日、僕は奇跡の女神に出会った。コスプレイベントに現れ、瞬く間にSNSで拡散された彼女、“K”。透き通る肌、きらめく瞳、優美な脚のラインは、本物すぎる二次元キャラぶり……。彼女に夢中になった僕は、すっかりソフトストーカーと化したが、そのおかげ(?)で危険なガチストーカーを発見した…! 危ない! 彼女を守らなくては……!! 混乱きわまる僕に彼が突きつけた言葉は「専属カメラマンにしてやるよ」で―――? もしかしなくても女神、性格悪い―――!? 表題作ほか、シリアスロマンス3作を収録した短編集。
いけないことをしてくれ
上司は、えっちな配信主。肉食系ゆとり後輩×どMなむっつり上司。「いつも見てたスケベな生主(なまぬし)が先輩ってわかってちょーハッピーっす」仕事に追われるサラリーマン・川嶋の唯一のストレス発散方法は、えっちな自分の姿をライブ配信すること。ある飲み会で、彼のストレスの元凶であるマイペースなゆとり後輩・永田が酔いつぶれてしまい、いやいやながら介抱していた川嶋だったが、「今日は配信しないんですか?」と永田に押し倒され――…? 表題作に加え、onBLUEに掲載された「トゥルーエンドの思い出」「おじさんと悪魔ちゃん」の2作も同時収録!