マグシブの感想・レビュー6件ほわほわ~ケサランなにがしとスープ屋さん 堀井優starstarstarstar_borderstar_borderママ子謎生物がやってきた! 猫なの?妖精なの?なにこれめちゃめちゃ可愛いんですけど!!! 表情ほとんど変わらないのに、嬉しかったり哀しかったりがすごく伝わる。ケサランの愛らしさだけがこの作品の魅力ではないのです。 スープ屋さんの仲良き兄妹の日常も何があるわけではないですが、作中のゆっくりと流れる時間が癒されます。描かれているスープも美味しそうですよ。もっちもちの狛犬がかわいすぎる巫女と狛犬のおそなえ御飯~もぐもぐ世界のグルメ~ 宝井サト野愛和食に飽きちゃった無邪気な狛犬に、巫女さんがお供え物で世界各国の料理を作るお話。 狛犬の阿近と吽近がとにかくかわいい! もっちもちの幼児ふたりに「ピザ…とか…たべてみたい…」なんて言われたら、いぶきじゃなくてもそりゃ神様に内緒で作っちゃう。目をキラキラさせて夢中で食べてる姿見たらまた作っちゃう。かわいすぎる。 姿は見えないけど結局洋食を気に入っちゃった神様もかわいい。 調理過程も丁寧に描かれているので、いろんなレシピを学べるのもうれしい。 もちろん調理中の阿近&吽近もめちゃくちゃかわいい。お肉もんでるときの顔たまらない…!かわいいケサランなにがしに癒されるケサランなにがしとスープ屋さん 堀井優野愛描かれているものすべてが優しくてとにかく癒される……! ちくちくする要素がひとつもないので老若男女すべての人に読んでほしい作品です。 フィンランドの田舎町でスープ屋さんを営む兄妹・ニコラスとティナ。 ある日突然、ふわふわの毛玉みたいな不思議な生きもの「ケサランなにがし」がお家にやってきて一緒に暮らすことに……というお話。 もうとにかくケサランなにがしが可愛すぎます。 キノコの匂いで酔っぱらったり、お家の中を飛び回ったり、お腹が空いてティナに甘えたり……どの瞬間もたまらなく可愛い! 願わくばこのスープ屋さんに行ってケサランなにがしに触りたいけど、読んでるだけでも幸せです。 癒されたい全ての人に読んでほしいです。幸せになれます。描くことと愛すること #完結応援Still Sick 灯名無し完結記念に感想書かせていただきます。 「隠れ同人作家の清水さんが同僚の前川さんにオタバレして秘密を握られてこれからどうなっちゃうの!?」 という導入こそ軽妙ですが、ひとを愛することと、創作することに真摯に向き合っているのが本作の魅力だと感じます。 百合はもちろんのこと本格的なマンガ家マンガとしての読み応えも抜群です。 物語を描くのって過酷です。 真面目に向き合えば向き合うほど、ときには現実の人間関係や自分自身を傷つけてしまうことさえあります。 一方で、その過酷さは誰かの支えがあれば乗り切れることもあります。 物語を通じて前川さんが「誰かと一緒に描く」ようになり、清水さんが「誰かの傍にいる」ことを選ぶのが私にはとても尊いことのように思えました。 そして最終3巻のボリュームが圧巻。260ページ超えてます! ふたりがそれぞれのゴールと言うか、あり方を決めたあとのようすがじっくりと描かれています。 こういうエピローグがたっぷり読めるのはなんだか幸せですね。 素晴らしい余韻の残る作品でした。 食いしん坊な狛犬2匹に癒やされっぱなし #1巻応援巫女と狛犬のおそなえ御飯~もぐもぐ世界のグルメ~ 宝井サト名無し狛犬といっても見た目も中身も幼児なので、欲望にまっすぐ突き進んでは、巫女のいぶきに叱られる。 狛犬は、神様のお供え物のお下がりを食べるというしきたり上、毎日和食ばかり。しかし絵本やテレビでは、おいしそ〜〜〜うな外国の食べ物がたくさん。 そんなある日、どうしても和食以外が食べたいという2匹の切なるお願いに、いぶきも根負けして「米粉のピザ」を作ってあげたところ… こんなおいしそうに食べる生きものいる…?と思ってしまうほど一生懸命頬張る。もうこんな顔されたらなんでもあげたくなっちゃうじゃんよ…! 神社に関する基礎知識もしっかり解説してくれる親切な漫画です。 狛犬の他、お稲荷さんも2匹出てきますが、もれなく可愛いです。 癒やし漫画でもあり、グルメ漫画でもあり、親子でクッキングにチャレンジしてみたい人にも役立つかもしれません。漫画で繋がる、拗らせた二人。Still Sick 灯あうしぃ@カワイイマンガ秘めた同性愛を同人誌にぶつける清水真琴。父を見返すために漫画を描き、見失って描けなくなった前川茜。創作の動機も愛情の形も歪んだ二人の、繋がるような繋がらないような、絆の物語。 —— 拗らせながらも前向きに生きてきた清水の前に現れた前川は、拗らせ方が尋常ではない。清水は翻弄されるが、それでも前川を気にかける。 一方、清水を試すように距離を縮めたり、突き放したりする前川。 小悪魔女子の前川が抱く「病み」と、どうしようもない寂しさが、捻じ曲がって清水に向かうのが息苦しい。 彼女達を繋ぎ止めるのは「漫画創作」。過去に間違ったモチベーションで失敗した前川には、真っ直ぐに創作の楽しさを語る清水は苦しい存在。それでいて、自分の中にもあった創作の喜びを、思い出させてくれる存在でもある。 前川が自分の創作意欲を見出そうとするのを、清水は応援する。そして寄り添いながら、二人は思う。 「色恋で壊れるような関係など、いらない」 この想いは、例えば過去に、友情に恋愛を持ち込んで失敗したことのある人なら、分かるかもしれない。 大切な事との距離の取り方を致命的に間違えてきた、「未だ病み」の中にいる二人。それでも少しずつ時間を共有し、気持ちをぶつけ合ってきた彼女達は、今後、どのような絆を繋ぐのか。切ない気持ちを共有しながら、見守りたい。 (2巻までの感想) (創作の動機が歪んでいることを否定する意図はありません。本質的に創作の動機は属人的で歪んだものであり、だからこそ愛おしいものだと考えます)
謎生物がやってきた! 猫なの?妖精なの?なにこれめちゃめちゃ可愛いんですけど!!! 表情ほとんど変わらないのに、嬉しかったり哀しかったりがすごく伝わる。ケサランの愛らしさだけがこの作品の魅力ではないのです。 スープ屋さんの仲良き兄妹の日常も何があるわけではないですが、作中のゆっくりと流れる時間が癒されます。描かれているスープも美味しそうですよ。