怪奇の道は一日にしてならず!! 少女怪奇漫画を牽引し、『エコエコアザラク』でオカルトの扉を開けた古賀新一。『蔵六の奇病』等、その異質な作風が当時の子供たちにトラウマとなった日野日出志。『富江』を始め、その空想力で怖さの世界を広げた伊藤潤二。『不思議のたたりちゃん』他、90年代ホラーブームの女王として一世を風靡した犬木加奈子。その4人の創作秘話を描く!
27年前の土砂災害で消失したとされる羽生蛇村。周囲から隔離された村で起きた異様な事件に、実は大量虐殺があった呪われた村だとウワサされていた。そんな都市伝説に興味を持った須田恭也は、軽い気持ちで村に足を踏み入れてしまう。決して逃れることができない惨劇が始まるとも知らずに…。
むつひき
陰陽師が使役するこの世に非ざる存在「式鬼」――。太平の世に人知を超えた“何者か”がひっそりと暮らす江戸で、少年・巴之助は母を護れるような立派な男になりたいと願って生きていた。ある夜、不運にも辻斬りに命を奪われてしまった巴之助は、母の不思議な力で再び命を取り戻すが…!? 江戸を穢す悪を斬る新解釈時代絵巻第1巻!
中学で限界を感じバドミントンを辞めた飛井 歩。彼が入学したのはバド部が弱小の望ヶ丘高だった。しかし、そこにはいるはずのないバドの天才・結城 翔の姿が!? 彼の存在が飛井の消えたはずのバドへの情熱を再び燃え上がらせる!!
遠い記憶の中で微笑む少女。同じ笑顔が目の前に現れた時、少年の運命は大きく動き出す――!! ある日を境に同じ夢を見るようになった少年・将太。幻覚のような奇妙な生き物……が目の前を闊歩し始めると、時を同じくして親しく接してくる留学生のアナに言いようのない不安を覚える…。将太の身に一体何が!? アナの正体とは――!?
オークが恋してなにが悪い!? 魔王亡き後、神の祝福を受けて人と和解した“きれいなオーク”達は安穏な暮らしにあぐらを掻いていた。そんな折、オークのエリアーシュは神から種族復興の使命を受け、赴いた人間たちの町で豚の獣人・ビオレタと出会う。彼女に一目惚れしたエリアーシュは、恋と使命の成就の為に七転八倒する! Twitterで掲載され、話題を呼んだ「オーク×豚獣人」の異色4コマ、待望の単行本化。
麗漢(ライカン)とは、ライカンスロープ(Lycanthrope)、すなわち獣人を意味する呼称である。本作は、香港の裏社会に生きるライカン同士の、時に哀しく時に壮絶な、その生き様と闘いを描いた物語である。
高校に進学したばかりの彩川ゆうは、学園の有名人の上級生・天上院霊子との出会いに運命を感じる。幼なじみの千代美と共に、彼女が部長を務める部へと足を踏み入れるが、その部は「幽道部」という怪しげな部活だった! 霊子の巻き起こす心霊騒動に振り回されっぱなしのホラーな学園生活がはじまる!! 伝説のギャグマンガ『突撃!パッパラ隊』の松沢夏樹がお贈りする、女子高生×心霊×ギャグ!? 第1巻!!
西暦2100年――ごく普通の高校2年・結衣坂梓はかつての医療事故で脳をナノマシンに汚染され、それ以降「様々な電子回路に瞬時にアクセスできる」という特殊な能力を有していた。 白昼の学園を突如襲うテロリスト。身辺を内偵していた警視庁特務課の助けを得て逃げる梓の前に、自律人型戦車M-66が立ち塞がる!
家出した父親の部屋は、大人気ゆるキャラ・タマッシーのグッズで溢れかえっていた。残された地図に記された場所で待っていたのは…? 可愛さとグロさのギャップ。想像力を触発するオチ。うぐいす祥子の脳汁(エッセンス)が詰まった10編を収録した短編集第2作! 本当の悪夢は、読み終えた後から始まる…。
法では裁けぬ悪を始末する復讐の代理人・闇狩人。間武士と士堂瑠璃は、漫画家と学生アシスタントとして生活を送りながら、闇狩人としての生き方を続けていた。彼等を動かすのは、残された人の真摯な願いと精一杯の報酬――。復讐劇は続く、悪ある限り…! 『闇狩人』新章、開幕!!
鞘―SAYA―
人に仇なす存在を滅する力を持ち、千年を超える歴史誇る「刀儀家(つるぎけ)」の当主であり高校生の「耀(あきら)」は、同級生・槐 篤史(かい あつし)の姉・遥香(はるか)の事務所を手伝い、魔を払う刀・らい霆丸(らいていまる)を振るっていた。ある日、街で見かけた同級生・酉艾 茜(とりかい あかね)を不審に思い後を追い路地へ入る耀だが…。その先で彼を待ち受ける運命とは…!? 戦慄の新感覚ホラーファンタジー!!
生い立ち〜ホラー漫画家になるまでの道のりをインタビューして漫画化したものです。本人が描いた自伝ではありませんが、宮崎克の取材力とあだちつよしの漫画力によって本人が描くよりも読み応えのある伝記物になっています! 以下、ひとこと感想メモです。 【1巻】 古賀新一…手塚治虫も登場するし本家マンガ道と同じくらいウルッとしました。 日野日出志…何を思いながら「蔵六の奇病」を描いたかの話が読めてよかった。 伊藤潤二…漫画家になる前は歯科技工士だったことも、デビュー作が「富江」だったことも知らなかった! 犬木加奈子…普通の主婦がホラー漫画の女王と呼ばれるまでになったのは文字通り人生をかけてたからだったんだなぁ…。 【2巻】 御茶漬海苔…編集長に言われた一言が衝撃的すぎる。今だったら大問題になってると思う。 諸星大二郎…本人のインタビューもあるけど諸星大二郎だけ編集者の証言で構成されてる部分が多いので、インタビューでも寡黙だったんだろうなって思った(笑) 外薗昌也…霊感があることも含めてホラー漫画家のイメージそのままの人だと思った。 近藤ようこ…高橋留美子と同級生なことは有名だけど、本人から語られる話を読んだことがなかったのでとても貴重だった。今も交流があるんだなぁ。