古代ローマ。有能なライオン飼育係の奴隷少女レオノーラは、唯一の家族とも言えるライオン「マックス」が富豪ペトルスに売られてしまったことにショックを受ける。ペトルスは不注意でグラスを割ってしまった奴隷に腹を立て、猛獣刑(ライオンに食わせる死刑)にしてしまうという彼の異常を悟り、家族であるマックスを守り抜くと決意する。
周囲の噂話より幼馴染のササの親切心をなによりも厄介と感じるモモは自分自身に嫌悪感を抱きながらも切ない縁で繋がり続ける。そして自分を理解しようとしない母親、好奇の視線を向ける世間。何も変わらないモモの日常に新たなページが加わる。この出会いは幸福の始まりか、あるいは――。
僕らの鬱
WEBコミックレーベルにて作品を発表後、評価が2極化に分かれ、単行本化が不可能とまで言われた問題作が遂に初単行本化!! 作者の感性で薄暗い日常を漫画で表現した4コマ漫画集。
人外美少女、300年の呪いを断つ。“厄”という呪いを背負う家系の一人息子・山室一真は、それを断ち切るため、病床の父から聞いた「岸田三千世」という女性を尋ねる。岸田家の地下の座敷牢に閉じ込められていた三千世は、驚くほど若く美しく、そして不思議な力を持っており、「一真と子を成したい」と宣言して――。呪いを背負う人間と、不老不死の異能人外美少女の不器用な恋、そして家族の物語。ストーリーテラー、D・キッサンが放つ、伝奇的ラブロマン!おまけペーパー付!
エモすぎる吸血鬼譚!天涯孤独の少女・花絵は、「餌」として吸血鬼に飼われる道を選ぶ。現代の上流階級層の中に紛れて生きる吸血鬼に、毎日たった一口分の血液を差し出すだけで、衣食住のすべてを援助してもらえるからだ。餌としてかしずくことになった美少女吸血鬼・月子は、育ちに似合わぬ意地悪さで花絵に辛く当たるばかり。けれど、花絵が月子の「本当の心」に触れた時、何もかも違うふたりの間に甘美な絆が生まれる…。幼女吸血鬼と家令青年、美青年吸血鬼と孤児の少年…永劫の時を生きる吸血鬼達の孤独と、“餌”として彼らを愛する人々との儚くも甘い関係を描く、まったく新しい吸血鬼譚。おまけペーパー付!
世界が欲するのは、その美しき「少年人魚」。――真っ白な髪が、海水に浸ることで本来の鮮やかな色を取り戻す…希少種の亜人・通称「人魚」の中でも特に珍しい、緋色の髪を持つ緋水(ひすい)は、その貴重さ故、貴族に飼われる籠の鳥だった。けれどある日、海賊団の頭・イクタに「自由を欲する」その心ごと盗まれて…。帝国軍軍人や世界を巻き込み、おおらかでタフなイクタ、能天気で愉快な海賊船の仲間とともに、自由と未知への伝説を求める冒険の旅が今始まる――本格海洋ファンタジー、ここに開幕!
「俺の体を弄ぶんじゃねえ~~~!!!」異常な憑依体質であるおっさん刑事・桜田玄。日々、変人後輩刑事・乾旭に生暖かく見守られながら、個性的過ぎる幽霊達に乗っ取られ、体を好き勝手されっぱなし!コワモテのおっさんが、インスタ映え命のJKに、パリピユー◯ューバーに、2.5次元俳優おっかけ女子に、キラキラ港区女子etcになっちゃった!?憑依系刑事コメディ、爆誕!おまけペーパー付!
『シートン動物記』の執筆当時の自伝エピソードを交えながら“アーネスト・トンプソン・シートン自身”にスポットをあて、一部著者創作を加えた作品。初出から大幅な修正を加え、ほぼ描き下ろしに近い4エピソードを収録。
複雑な家庭環境で育ったモモとなに不自由なく育ってきたササは幼なじみ。ある日、悩んでいる様子のモモを心配するササはなんとか力になろうと歩み寄るが、モモから意外な言葉が返ってくる…
『リング~貞子』シリーズや『呪怨』シリーズ等、数多くのJホラーや『機動戦士ガンダム』『ガラサキ』『人造人間キカイダー』等の人気作品のコミカライズのほか、ゲームキャラクターデザイン、アニメーション設定等、他方面でも活躍するMEIMUが“青春”をキーワードに描く、ホラー、SF、コメディのバラエティに富んだ短編集。また、一部作品は初出とは違うエンディングを新規描き下ろしで収録!
精霊の血を引くアドニスは殺された父の仇を討つ為、魔剣に誘われ勇者になる道を歩もうとも自身の非力さに思い悩む。唯一アドニスの出生の秘密知る“光の精霊王”ラルフは何故かアドニスを王宮へ強引に閉じ込めようと画策するが…“過酷な世界”にいくつもの精霊同士の華が咲く、壮大な“恋愛”ファンタジー、ついに開幕。
ごくごく平凡な日常を過ごす山本 実(やまもと みのる)は、ある日、女性を襲うモンスターを目撃する。それを阻止すべく現れたクラスメイトの白石 星凜(しらいし きらり)は呪文を唱え変身する…その名は“魔法せい少女きらり”! 突然の魔法少女の出現、というよりは、変身時にクラスメイトの裸を目の当たりにしたことに戸惑う実は…。
古代ローマが舞台でライオンと奴隷少女の数奇な運命を描いた物語。版画、あるいは切絵のような白と黒のコントラストの強い画が、「怒り」というテーマと合致して独特の魅力を生み出している。やっぱり怒るのはよくないね。