HIPHOPマンガの感想・レビュー7件イルな漫画ですぞライミングマン 若杉公徳starstarstarstar_borderstar_borderかしこ元人気ラッパーだったが今は落ちぶれて料理が趣味のニートになってしまった父親にダマされて、初めてステージに立つことになった主人公。しかし子供の頃からラップの英才教育を受けていたおかげでオーディエンスの注目を浴びてしまいラッパーになる道が開けてしまった…!! 本人はやりたくないのに才能があるからやらざるを得なくなるっていうのが若杉公徳作品の特徴なんですね。「DMC」ではデスメタルでしたが「ライミングマン」はラップです。ギャグもありますが主人公が高校生なのでもっと青春っぽい内容になっています。最初はラップに興味ないとイマイチかなと思ったけど、仲間が増えていく程にラップバトルにものめり込んでいけて楽しかったです。親父が最後までヘタレだったのがよかった!ラッパーに噛まれてメンタルからラッパーになりたいラッパーに噛まれたらラッパーになる漫画 インカ帝国野愛訳の分からない感染症が蔓延する漫画ではありますが、特に教訓になりそうなことは描かれていません。 タイトル通り、ラッパーに噛まれたらラッパーになります。ラッパーだらけになった世界で行方不明の兄を探すべく田舎から来た少女みのりが奔走する物語です。 ラッパーに噛まれてラッパーになっても別にいいんだけどなあと思いながらずっと読んでます。サイファーに混ざれたら楽しそうだけど素面だと無理だから感染してラッパーになりたい。 バカバカしいのにちゃんとパニックホラーっぽい感じもあり、肝心のラップ描写は適度に微笑ましく絶妙にゆるい気持ちで楽しめます。 どうせ噛まれるならR-指定さんみたいになりたいけどそこまでのレベルは望めなさそうだなあ。これが日本のヒップホップ漫画少年イン・ザ・フッド SITE(Ghetto Hollywood)hysysk今までにもいくつかラップをテーマにした漫画はあるし、監修でラッパーが参加してたりもするけど、これは作者が90年代の東京でヒップホップ文化にどっぷり浸かった当事者で、現在もシーンの重要人物。 フィクションと史実を織り交ぜつつ、MIX TAPEとかグラフィティとかドラッグも含めてラップだけじゃないトータルな文化を描いているので、好きな人にはたまらない(もしくはちょっとイキってた頃を思い出して恥ずかしい)と思う。背景や小物に当時のものが散りばめられてるし、BUDDHA BRANDのCQとNIPPSも少し出てくる。かといって単なる懐古趣味や教養主義でもなく、今につながる文脈を伝えるものとして正しくヒップホップ的なんじゃないかな。 私は地方在住で至って普通の高校生だったからこの辺の文化は完全に後追いだけど、引き続き応援したい。和歌、ラップ、そして百合Change! 曽田正人 冨山玖呂 晋平太たか※ネタバレを含むクチコミです。 惜しかったキャッチャー・イン・ザ・ライム 背川昇 般若 R-指定(Creepy Nuts)ニワカ根暗なJKがラップバトル部に入り、日々最低を起死回生する話。タイトルからも分かるように『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を意識した作品。 相手に踏み込んで熱く対話するラップは青春と相性がいい。馴染みない人も楽しめるようラップ部を太字にする工夫が見られた。 負のオーラを練り込んだようなラップをする女の子も出てきて、期待値もあがったが、打ち切りのためか、予定調和感のある幕引きとなった。残念超お嬢様ラッパー爆誕!Change! 曽田正人 冨山玖呂 晋平太名無し今流行のラップバトルに、深窓のご令嬢がハマってしまうというインパクトのあるストーリー。 過去、何人もの天才キャラを描いてきた曽田先生の実力が遺憾なく発揮されている。 しかし、いかにも悪そうな(?)若者のクラブシーンを描きつつも、その根本にあるのは『日本語』という語学への深い造詣。 言葉をうまく使いこなすこと=コミュ力の向上、ひいては恋や友情など人間関係の構築にも繋がるというテーマが面白い。歴史を知るとヒップホップはもっと面白くなるヒップホップ家系図 エド・ピスコー名無しグラフィックノベルだから字も結構あって、普通のマンガよりは時間かかるけど文字モノよりは読みやすい。個人的にはグラフィティと現代美術を明確につなげようとする動きがあったことが発見だった。
元人気ラッパーだったが今は落ちぶれて料理が趣味のニートになってしまった父親にダマされて、初めてステージに立つことになった主人公。しかし子供の頃からラップの英才教育を受けていたおかげでオーディエンスの注目を浴びてしまいラッパーになる道が開けてしまった…!! 本人はやりたくないのに才能があるからやらざるを得なくなるっていうのが若杉公徳作品の特徴なんですね。「DMC」ではデスメタルでしたが「ライミングマン」はラップです。ギャグもありますが主人公が高校生なのでもっと青春っぽい内容になっています。最初はラップに興味ないとイマイチかなと思ったけど、仲間が増えていく程にラップバトルにものめり込んでいけて楽しかったです。親父が最後までヘタレだったのがよかった!