ウクライナマンガの感想・レビュー10件すべての国に地理と歴史あり紛争でしたら八田まで 田素弘名無しシンガポールの話ですごく感じた。 その時その時のリーダーが国家戦略をもって政治をやっている。 その背景には地理的要因があり、歴史には潮目がある。ということがよくわかった。 国際感覚が磨かれる気がする。2-3巻、ウクライナ編の感想紛争でしたら八田まで 田素弘マンガでマナブロシア-ウクライナの戦争が長期化する中。これを読めてよかった。無論作品当時からは状況変わっているのであろうが、歴史的に何があったのか、日本とのシンパシー、それらのひとつの視点を得られた。八田百合のチセイはここでも縦横無尽に発揮される。作者に感謝。決めゼリフが好き紛争でしたら八田まで 田素弘starstarstarstarstaralank序盤を読んだだけですが、「八田のチセイにおまかせを」がとっても気に入りました。 知性と地政をかけてるのでしょう。(主人公の八田百合は地政学リスクコンサルタント) 紛争の背景は、人間心理的な部分や経済的なこと、文化的な差異、さまざまあるんだなと、勉強になります。やや難しい設定もありますが、多少すっ飛ばしても、彼女の快活なキャラクターと心身両面の強さのおかげで痛快に読めます。国際情勢、経済、社会、あたりに関心ある方にはすごくおすすめです。今はその国で戦争が行われている。チェルノブイリの祈り スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 熊谷雄太(STUDIO H) 今中哲二starstarstarstarstar_borderゆゆゆ戦争前は聞いても覚えられなかった地名。 すっかりわかるようになっていた。 キエフ、チェルノブイリ通り。 戦争がある日常が通常となってしまっている国。 読んでいて思い出したのは、その戦争が起こる前、コロナよりも前、まだスマートフォンもなかった頃。 原発跡地がある街に、ガイガーカウンターとともにバイクで出かけ、自然に帰ろうとする街を写真に撮っていた女性(たしか女性だった)のホームページがあった。 森に飲まれつつある、時が止まった美しい街だけど、これほど線量がある。ここから先は行けない。 など、写真とともに彼女は書いていた。 そのホームページに、街の手前、まだ放射線量が高い地域に、よそへ越さず、昔からの生活を続けている家族がいたとも書かれていた。 線量の高いものを食べる、それがなんだ、この土地から離れたくないのだと言っていた。 あの人たちは今どうしているんだろう。 さて、漫画に登場する人たちの行動に、どうしてそんな恐ろしいことを!と思ってしまう。 でも、そもそも知らないのだし、放射線も放射能も見えないからわからないのだし。 自分も言われなければ同じことをしているのだろうし。 未来人はやるせない気持ちにしかなれない。 読んでみて、第一話が鮮烈な印象を残してくれたのだけど、その中でも街の人がバタバタと亡くなっていく様子が淡々とした描写で、なんともそら恐ろしかった。 そして主人公の女性が少しでも幸せに今を生きるのはどの方法だったのか、考えてしまった。 口述史というのは非常にセンセーショナルなものだけど、この作品も類に漏れず、読んだ人に思うことを残す激しさがある。 ノーベル賞作家が描く「チェルノブイリ原発事故で何が起きたのか」チェルノブイリの祈り スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 熊谷雄太(STUDIO H) 今中哲二starstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。本格的なバレエ漫画アラベスク(完全版) 山岸凉子starstarstarstarstarママ子キエフの少女 ノンナ・ペトロワがバレリーナになることを目指し運命を切り開いていく。 巻数的には少ないですが、内容がぎゅっと詰まっていて涙なしには読めない作品です。 昔読んた時は、ロシア周辺の地域の位置関係はよくわかってなかったのでこちらを読んで把握したこと覚えています。 今は戦争をしている二国間の関係が良くなり、それぞれがまた活躍できる世界になってほしいです。マンガ家を夢見るウクライナ在住の少女の"非日常"の中の"日常" #1巻応援ウクライナのあかりちゃん Akari Sayaka アンブル編集部sogor25この作品は日本でマンガ家になりたいという夢を持つウクライナの15歳の女性・AkariさんがSNS上で発表していた4コマ漫画を19ページの電子コミックとして単行本化した作品です。 ご存じのとおり、彼女が住むウクライナは今年に入って大きく情勢が変化し、想定外の「非日常」が訪れてしまっていますが、 そんな中でも続いていく彼女の「日常」がとても親しみやすい、可愛らしい絵柄で描かれていて、ウクライナで生きるAkariさんの等身大の姿を感じられる作品です。 Akariさんは現在もTwitterで作品を発表しているので、この作品で知った方もリアルタイムで彼女のことを追っていくことができます また、この作品の著作印税と諸経費を除いた売り上げはウクライナへの支援金としてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)への寄付をされるとのことなので、電子書籍を買ったことがないという方にも是非おススメしたい作品です! 『MASTERキートン』好きにはオススメしたい新連載!紛争でしたら八田まで 田素弘starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)この新連載はどうなるんだろう、とモーニングで様子を見ていたけど、もう面白いことが確定したので安心して楽しめる!! 八田さんが世界各地で小さく起きている民族間、言語、思想のすれ違いで巻き起こる問題を知性とちょっとした格闘で解決!解決したらまた次の現場へ急行し、その地域の言語や慣習、政治など多角的にみっちり叩き込んで問題へ挑んでいく。 世界中を交渉して回る解決屋! その仕事の名は、「地政学リスクコンサルタント」! もう、こんなの間違いなく面白いに決まってる! 『MASTERキートン』好きな人にはぜひオススメしたい。 キートンは考古学者兼保険屋だけど、元軍人で戦えるし、それぞれの土地に詳しい必要があったり争いの仲裁を行ったりもしていた気がする。 すっごくざっくり言うと、立場や職業こそ違えど八田さんも似たようなものだ。 実は『勇午』をちゃんと読めてないのでいつか読みたい。ふわっとしか知らないけど同ジャンルなのかな。 まず、タイトルにもある「紛争」。 何を持って紛争と呼ぶのか調べてみた。 『一般的に「紛争」とは、「少なくとも2つ以上の主体が、希少な 資源(富や権力など)を同時に獲得しようとして相争う社会状況」と定義される』 この漫画で最初に出てくる事例がとても分かりやすい。 イングランドとアイルランドが揉めるという内容。 まさに、2つの主体が争う状況なわけでそこで八田さんは華麗に解決するかと思いきやわりかし腕力でねじ伏せている。それもたまには必要だよね。 八田さんのネーミングって「切った張ったの世界」って言葉から来てたりするのかなって少し思った。 https://comic-days.com/episode/10834108156713454523 そして、2話から描かれる呼び出された土地はミャンマー。 「歴史・宗教・政治・経済・軍事・エトセトラエトセトラ」を一週間でビッチリ詰め込んで挑むが・・。 「ミャンマー企業紛争編」から「タンザニア魔女狩り騒乱編」へ。面白い~! 世界を少し移動すれば何かしらで揉めている。 具体的にも抽象的にも何かしらの境界線があれば揉めるのが人間だ。 八田さんの旅が終わることはあるのか?お金次第? 人や場所、環境が変われば揉める内容も変わるので一生楽しめる漫画になるんじゃないかとワクワクしている。 単純に、国際情勢へ興味を持つきっかけにもなるし! ありがたや~! 作者の過去の読切がこちら。 主人公のキャラクターが少し似てるかも? 『定時退社でライフルシュート』 https://comic-days.com/episode/10834108156637582721作品自体はなかなか面白い紛争でしたら八田まで 田素弘名無し作品(紛争でしたら八田まで)自体はなかなか面白い。中高年には望月三起也を思い出させるような作品なのかなと思う。 今後おいかけてみたい漫画家です。幻のコミック単行本らしいチェルノブイリ 芥真木 村田健司マンガトリツカレ男展開がかなり感じで開始20ページでチェルノブイリの事故発生する。 その後は事故対応続き町の方にも影響が出始めて、当初の消火活動をしていたメンバーの治療や近隣諸国への影響などがさらっと書かれて終わる。 チェルノブイリの漫画はこれと少年マガジンの「チェルノブイリの少年たち」とスペインとドイツで書かれたがあるが他にもあるのかな。 2019年にテレビドラマになった「チェルノブイリ」を見た後のせいかあんまり印象が強くないな
シンガポールの話ですごく感じた。 その時その時のリーダーが国家戦略をもって政治をやっている。 その背景には地理的要因があり、歴史には潮目がある。ということがよくわかった。 国際感覚が磨かれる気がする。