青森マンガの感想・レビュー21件不思議な出来事をきっかけに若返ったじいさんとばあさんは… #完結応援じいさんばあさん若返る 新挑限名無しある意味で多くの人が予想されていたかもしれませんが、これ以外の幕引きは考えられないかもしれません…いつか来る別れとは知りながらも、いざその時を迎えると寂しい限りです。 ここまで描き切った新挑限先生、ありがとうございます。 なお、最終巻が販売される前、アニメ版は「全11話」に定めた上で綺麗な幕引きを描写しました。 しっかり原作通りに制作したアニメ制作スタッフに感謝します。心温まる鉄道人情マンガちゃぺ! 津軽鉄道四季ものがたり ひきの真二 川上健一starstarstarstarstarひさぴよストーブ列車で知られる「津軽鉄道」を舞台にした心温まる物語。2007年頃のビッグコミック増刊号に掲載されていた作品で、当時の青森の鉄道事情や人々の暮らしが描かれている。 東北の中でも最北に位置し、独自の文化を持つ青森を知るのに良い一冊かと。各地の観光名所の写真が載ってたり、観光PR的な側面はありながらも漫画の中の風景や人情から青森の良いところが自然と伝わってくる。それもこれも、ひきの真二先生の手腕による所が大きい。ほっこりマンガ舞妓さんちのまかないさん 小山愛子starstarstarstarstar_borderこめつぶ舞妓さんの賄いさんとして働くキヨちゃんの日常を描いた物語。 舞妓さんの世界はテレビで見たことがあったので少しだけ知っていましたが、これほどまで大変とは知りませんでした。 どんどんこなしていく同級生を見ているキヨちゃんは、辛いどころかご飯を作ることで応援するのが良いところだなと思いました あんまり知らない舞妓事情も知ることができる ほのぼのしててとても暖かい気持ちになれます! すーちゃんが頑張ってるところ見ると自分も頑張らなきゃなって思っちゃう… なかよし老夫婦じいさんばあさん若返る 新挑限starstarstarstarstar_borderこめつぶ※ネタバレを含むクチコミです。 やっぱり羅川真里先生の漫画好きですましろのおと 羅川真里茂starstarstarstarstarあいざっく音楽を扱った作品で、更に題材として珍しい三味線を扱っているのですが、 ちゃんと登場人物たちの凄さや個性が伝わってきて、音が聞こえるように感じました。 元々三味線をやっていたのですが、「ましろのおと」を読んで更に三味線に興味を持ちましたし、 読んだ方もきっと三味線に憧れると思います。 三味線のことしか考えていなかった一匹狼気質の主人公が、 三味線を通して人と関わり変わっていく様子も見ていて楽しいです。 羅川真里茂先生の作品は昔から好きなのですが、 「ましろのおと」は特にみなさんにおすすめしたい大好きな作品です。ばあさん...最高かよ...!じいさんばあさん若返る 新挑限starstarstarstarstar宮っしぃ青森のりんご農家のじいさんばあさんが、ふとした時に急に若返り、若々しい身体にも関わらず、中身はガチのじいさんばあさん そのギャップが面白く、ばあさんの可愛さに狼狽えるじいさん、すげーイケメンになったじいさんのカッコ良さにドギマギするばあさん どっちも素晴らしく可愛らしく、面白い テンポも良く、絵も上手いので、読んでいて飽きないし毎巻楽しんで読める 合間に入るじいさんばあさんの若い頃の葛藤など、真面目な話もバランスよく入っているのも良い所 連載当初から追い続け、間違いなくオススメできる一品なので、ぜひ小さな奥地で食べるため舞妓さんちのまかないさん 小山愛子starstarstarstarstarママ子※ネタバレを含むクチコミです。 まず方言が素敵ましろのおと 羅川真里茂やむちゃ三味線どころか楽器とは縁のない人間ですが、この漫画を読んでいるとストイックな世界に憧れます。主人公セツの朴訥とした雰囲気と津軽弁もしっくりきて読みやすいので、いろんな方がじっくり楽しめると思います。貧乏ヒーローの成長1000円ヒーロー 焼き芋ハンサム斎藤starstarstarstarstar_border宮っしぃ変身する時にお金をいれて、そのヒーローのレートによって変身出来る秒数が決まってる、かつレートによって強さも違う、という結構斬新な設定のヒーロー物 全く知られてないけど、実は結構面白いんですよ 正直絵はあんまり...ですけど、ストーリーは結構しっかりしてて、ヒーロー物として熱さ・バトルもありと才能を感じられる作品幼馴染の三角関係と冬 #推しを3行で推す舞妓さんちのまかないさん 小山愛子あうしぃ@カワイイマンガ①舞妓のすーちゃん、屋形のまかないさんのキヨさん、そして二人の幼馴染・健太の三角関係はその困難さにも関わらず「良い関係」に見える。 ②すーちゃん→健太、健太→キヨさんの想いはあるのに、すーちゃんとキヨさんの強すぎる結びつきがロマンシスとして、とてつもなく強い! ③初詣や雪かきなど三人のエピソードは青森の冬に結びつく。そして三人が京都で再開するのも、冬のはしり(11月か12月) #マンバ読書会 #いい冬のマンガ むちゃくちゃいいマンガだったツヅキくんと犬部のこと 片野ゆか 衿沢世衣子starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男野犬を題材にしたマンガは好きだけどこういうタイプの犬を題材にしたマンガはあまり読んだことがなかったが面白かった。犬猫の里親探しをする大学サークル「犬部」を舞台にしてツヅキくんの成長や「犬部」での出来事は描かれている。 後半少し不穏な感じがして嫌な予感がするなとかも思ったがいい感じで終わったので良かった。 違う「犬部」のマンガもあるみたいなので機会があったら読んでみたいね休息に最適な漫画かもしれないふらいんぐうぃっち 石塚千尋名無し魔女が世界を変えて私たちの生活を脅かす! なんてーのとは真逆でホッと一息つける魔女モノです。 しかも田舎 良いな〜!仕事休みにのんびり読みたい!疲れた時に読みたい! 何故なんでしょうか、普通の田舎漫画よりも癒される気がします。 こんだけファンタジー要素が違和感なく日常に入ってるパターンも珍しい。 多分絵柄の影響もあるかも。いい夫婦ラブコメ&ホームドラマじいさんばあさん若返る 新挑限六文銭タイトルどおり、じいさんばあさんが若返って、しかもイケメン美女になるって話。 じいさんばあさん時代からおしどり夫婦なので、若返っても基本は仲良し。 じいさんがイケメンになったことにより、孫娘とか、息子の嫁(義理の娘)が惚れてしまいそうになるが、じいさんは、ばあさん一筋なので、そこまで問題無い感じ。 ばあさんも、美女なので他の男に(以下同上… 若返ったからとって、例えば、若い子にハッスルしたりしない。 昔はやれなかったことを、お互いを思いあって尽くし合う感じは、いい夫婦だなぁと読んでてほっこりします。 東北なまりもどこか優しい感じが良いですね。 また、若返る前のエピソードと交錯させるストーリー展開は、家族の縁や絆を感じて、うるっとさせるホームドラマ的な作品でもあります。 じいさんばあさん時代は、どうしても避けられない死が目前に迫っているので、夫婦としてどう向き合っているかは良い話でした。 じいさんばあさんが若返る→出オチ な感じがしますが、そんなことはないです。 最終的に、もどったりするのかな?今後が楽しみです。 余談ですが、小畑健先生の『サイボーグじいちゃん』のばあちゃんが若返ったシーンに子供ながらにその色気に興奮したけど、本作は安心して読めます。(何が?) 絵から音楽が聞こえるなずなのねいろ ナヲコ野愛音楽を題材にした漫画は多数あるので忘れてしまいがちだけれど、漫画で音楽を表現するのって物凄いことじゃないですか? なずなのねいろ、物凄い漫画に出会ってしまった気がしています。 ギター少年の伊賀が三味線を弾く少女なずなに出会い、三味線を教わろうとするところから物語は始まります。 なずなの三味線に感動し、自らも三味線の魅力に引き込まれていく…のは間違いないのですが、一筋縄ではいかないのがこの作品。 なずなには三味線を弾かなければならない理由と、三味線を弾くことができない理由がありました。 何故なずなは三味線を弾くのか、何故なずなは三味線を弾けないのか、なずなが抱えているものは何なのか。 多くは語られないまま、揺れ動くなずなの心だけをたっぷり描写して物語は進んでいきます。 真実が明らかになり、動き出したなずなの音色は静寂を切り裂くように鳴り響きます。 漫画だから音が聞こえることはありません。それでも、自分自身の音を見つけたなずなの姿が心を震わせる音楽そのものに見えました。 なずなが子どものような容姿で描かれているのにもしっかり意味があって驚きました。何から何までよくできている…。 本当に本当に出会えてよかった作品です。ぜひ多くの人に読んでほしい!買いました舞妓さんちのまかないさん 小山愛子名無し京都弁おかしいな思うとこがある(芸舞妓さんやからとは限らへんのちゃうかなぁ……精神の問題読むと意識が変わるツヅキくんと犬部のこと 片野ゆか 衿沢世衣子nyae犬を飼ってる身としては全く他人事ではない話でした。もちろん、里親募集している犬猫がたくさんいることは知ってましたが、こういった活動を援助するくらいでいないとダメだなと思いました。動物たちの不幸な境遇に、かわいそうと泣いてる場合じゃない。無理にやらなくてもいいかもしれないけど、ツヅキくんをはじめとした犬部の子たちはみんな動物が真剣に好きで、どんな子でも良い里親の元に渡せるように手を抜くことなく世話をしてるのを見ると、やっぱり意識を変えずにはいられませんでした。 少しでも、里親について知ろう、活動を援助をしよう、という方に向かう人が増えれば、世の中の不幸な犬猫が減らせるはず。 三味線弾いていい?存在賭けて鳴らす音なずなのねいろ ナヲコあうしぃ@カワイイマンガ大切な誰かに教わった物。最早分かち難く身についた行為。大好きなそれを、奪われるとしたら……。 ♫♫♫♫♫ バンド活動に飽きていた高校生・伊賀は、小さな年上の女の子・なずなの津軽三味線の音に触れる。 そのとんでもない音に魅了された伊賀は、なずなに三味線を教わろうとするが、なずなはやると言ったりやらないと言ってみたり……。 伊賀が頑なななずなの心の殻を、少しずつ優しく剥いで行くたびに見えてくる、なずなの心の傷は痛々しい。 全3巻中2巻を費やして、なずなが三味線を「弾きたい」と「弾けない」を行き来する物語は余りに繊細で、苦しい。しかし、なずながそのドラマの重さから解放され、自分らしく三味線を鳴らす時、物凄いカタルシスに満たされる。 ♫♫♫♫♫ 自分の三味線の音は血であり、過去であり、自己であるなずなにとって、三味線を奪われる事は、己の存在を否定される事だった。 例えば同じ津軽三味線漫画『ましろのおと』で、祖父の音を捨てて、自分の音=自分の存在証明を得るべく迷走する主人公の澤村雪と、苦しむポイントは違うが「自分の音=自己を鳴らす」という命題は共通している。 むしろ澤村雪の姿は、なずなの姉を神格化し、なずなの姉の様になりたくても叶わなかった、伊賀と同学年の橘ハルコの方に重なる。 『ましろのおと』に興味のある方は、2008年に同様の命題にチャレンジした『なずなのねいろ』も是非、読んでみていただきたい。心が温かくなる漫画舞妓さんちのまかないさん 小山愛子名無し舞妓さんになる夢は叶えられなかったけれど、まかないとして影から舞妓さんを支える主人公。過酷な芸事の世界でとても大切な場所として、台所が描かれているのが嬉しくなります。一つの心のこもった食事でほっと一息付けたり、故郷を思い出したり。頑張っている主人公も舞妓さんたちも、みんな応援したくなる心温まる優しい漫画でした。舞妓さんとまかない食べたい舞妓さんちのまかないさん 小山愛子名無したまたま読んだ話が舞妓さんがお客さんにご飯を注文してもらう回。 お腹が空いても動き回らねばならないお仕事。 食べたい時にご飯食べれないのね… 大変そうだけど漫画の世界の舞妓さんは頑張り屋で屁理屈一個漏らさない。 癒されるし、そんな舞妓さんが飯食ってる様を見るだけで多幸感に包まれます ほわんとする舞妓さんちのまかないさん 小山愛子名無し読むとお腹がすく、というよりほわーとなる。もう少しいうとなんとなくゆっくり流れていく時間は尊いのだなという気持ちになる。ポップカルチャーって鮮度も大事だよなって一面ふらいんぐうぃっち 石塚千尋mampuku 近年屈指の癒し漫画じゃないでしょうか。 日常のなかの非日常、ほんのりとファンタジーが入り込んでくる世界観は「ARIA」を、のんびりとした田舎の空気感は「ばらかもん」を思い出しますが、キャラの芝居がナチュラル寄りで比較的オタク臭さが薄いところはそれらよりも「よつばと」に近い雰囲気ですね。(これも時代が変われば感じ方も変わるのでしょうが・・・だからこそ今読むことに意味がある作品、ジャンルだと思います。) 会話のないコマの多さや、温かみのある手描きの背景も良いです。人をダメにするクッションみたいな漫画だなとw
ある意味で多くの人が予想されていたかもしれませんが、これ以外の幕引きは考えられないかもしれません…いつか来る別れとは知りながらも、いざその時を迎えると寂しい限りです。 ここまで描き切った新挑限先生、ありがとうございます。 なお、最終巻が販売される前、アニメ版は「全11話」に定めた上で綺麗な幕引きを描写しました。 しっかり原作通りに制作したアニメ制作スタッフに感謝します。