ドラクエマンガの感想・レビュー12件ドラクエ漫画の巨頭ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版 藤原カムイ 小柳順治 川又千秋ピサ朗※ネタバレを含むクチコミです。第一巻の表紙だ!ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場 ゲームドラゴンクエストシリーズシナリオ エニックス出版局starstarstarstarstar_borderゆゆゆ第一巻だけ、巻数表示がないんですよね。 続くかは売れ行き次第だったんでしょうね。 たまたま本屋さんでドラクエが表紙の漫画を見つけて、買ってもらったのが、おそらく第ニ巻。 検索して、表紙をみて、心がときめいたからきっと、第二巻。 ゲーム画面では表現されない旅のシーンが描かれた、各巻の表紙イラストは、今見てもドキドキします。 なけなしのお小遣いで約1000円もする漫画はなかなか揃えられなかったので、第一巻表紙は表紙で印象に残っています。 たしか12巻までそろえました。 懐かしさのあまりウィキペディアを見たら ‘これらの中で「定番ネタ」として用いられたキャラクター造形や設定が、後に制作されたドラゴンクエストのメディアミックス作品やリメイク版、派生作品で逆輸入する形で公式設定になった例もある。『IV』で後に公式設定になった「クリフトはアリーナに片想いしている」「マーニャは酒豪である」などは、『4コママンガ劇場』の影響が見られる。’ とあったんですが、いやクリフトはファミコンのころからアリーナ大好きですよね? 「ひめに もしものことが あっては このクリフト…………。」 とあったもの。 え、このセリフは王への忠誠とも取れるんですか? ‥公式二次創作、半端ないな。 それから、楽屋裏の小話も好きでした。 風呂でタバコを吸って「屁が燃えた」という話は未だに忘れられません。 あれが大人とはこういうものだと知った、初めての経験かもしれません。 他の巻のイメージ画像として、Amazonのスクショを載せますね。 全巻表紙イラストを再び見たい方、メルカリが一番わかりやすいですよ。夢が大きな力となる!!ドラゴンクエスト 幻の大地 神崎将臣 堀井雄二 とまとあきstarstarstarstarstar_border酒チャビン国民的RPGのコミカライズです。コミカライズものは、小説のコミカライズにしろ、ゲームのコミカライズにしろ、なぜなのか変にストーリーが端折られて、急ぎ足で短めに完結するものが多く、場合によっては原作を知らない人が読んでも理解できないくらいになってしまってるものも多いのですが、この作品は大丈夫です! 確かに中盤のイベントで結構端折られてるものもなくはないのですが、テリー&ミレーユの過去を序盤から細切れに挿入してくるなどの工夫や、補足エピソードの追加などによって、うまく纏まってるなと思いました! ドラクエの中でも、6はストーリー上、詳細があまり明言されない匂わせるくらいの要素が多いため、シリーズの中でもわかりづらい(解釈が分かれる)ことが多い作品なのですが、こちらのマンガ版ではうまい具合にわかりやすくなってると思います!! 「夢が人々の大きな力となる」というメッセは変わらないのですが、夢をブレイクダウンした要素が、上の世界で封印されていたエリアに割り振られていたのも良かったと思います。 ・ダーマ神殿:知識 ・メダル王:希望 ・カルベローナ:愛 ・クラウド城:勇気 最終決戦ではキズブチ(初期からの仲間のぶちスライム)も勇者となり、モブキャラ含めた世界中のみんなからの力を得てミナデインで締める展開も熱かったです。 ただアモスのルックスは、自分の中では梅干し食べてスッパマンみたいな感じだと思っていたのが、キャプ翼のピエール君みたいな感じで登場したのがビビりました。 ゲーム版をやったことがない人も楽しめる内容となってると思いますので、機会があれば読んでみてほしいです。 勇者アルスのいちばんの失態ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版 藤原カムイ 小柳順治 川又千秋名無しドラクエ好きは読むしかない。 ドラゴンクエスト1〜3の世界観で描かれます。 印象的なシーンは、獣王グノン編です。 アリアハンの前に、10万匹の魔物が現れて、アルス達に攻撃を仕掛けてきます。 勇者アルスとその仲間達は、どんどん敵を倒していくのですが、流石に数が多すぎて、力尽きそうになります。 この後、大切な仲間があんな事になるのは、漫画を見てからのお楽しみです。 でもドラクエをやりこんでいる僕から言わせれば5万匹とか雑魚敵倒せば、多分レベル死ぬほど上がっているから、獣王とかワンパンなはず。 それと、こういう時はダンジョンに入る時と一緒で、魔法はできるだけ使わずに、戦うのが定石なのだけどアルス達は序盤から魔法をバンバン使っているの。 これは作戦ミスですね。 10万の敵をガンガンいこうぜで戦ったから、大切な仲間があんな事に・・・・ 勇者アルスのいちばんの失態だと思う ドラクエ好き必見ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場 ゲームドラゴンクエストシリーズシナリオ エニックス出版局名無し懐かし過ぎる・・・ ゲームのドラクエをプレイする前から読んでいました。 当時はドラクエ4がファミコンでしか発売されておらず、ファミコンを持っていなくてプレイした事がない僕は、この4コマ漫画でドラクエ4の情報をインプットしたものです。 ドラクエ好きなら絶対に笑えると思います。 複数の漫画家が書いていているのでギャグの色も違っていて飽きません。大長編ファンタジ冒険活劇マンガ!!ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ 堀井雄二 中島諭宇樹 スクウェア・エニックスstarstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンゲーム内特典目的で購入したクチです。 ゲーム内特典がついたマンガ作品は他にも出ていたのですが、他の作品が「ドラクエⅩの世界観を忠実に再現しつつギャグを散りばめる4コマ」や「ドラクエⅩを題材としつつもメインはラブコメ」だったのに対し、こちらは本格的な冒険活劇!!一番期待できそう!!! ですが、わたしにはあまり合いませんでした。というのも、ドラクエⅩの設定は一部流用されているものの、基本的には全然関係ないストーリーで、しかもドラクエの世界観よりもかなりファンタジー寄りに感じたからです。 わたし個人的にはFFよりもドラクエ派なのですが、その理由が、あまりファンタジーファンタジーしすぎた世界観が好きではない点にあったので、こちらは少しわたしの趣味趣向とは違ってしまいました。。。もっと堀井節を意識したものであれば楽しめたかもしれません。 ただ、今となってなのですが、「ドラクエⅩもの」という縛りを除いて読んでみたら、意外と楽しめたのではないか?という思いがあります。このマンガもまだ連載が続いてるようですので(何気に10年以上とかすごすぎないですか・・・??)チャンスがあれば再読してみたいと思います。ゲーム内アイテム目当てではあったものの・・・ドラゴンクエストX 4コママンガ劇場 あべゆうきstarstarstarstar_borderstar_border酒チャビンこちらの作品は、ドラゴンクエスト初のオンラインMMOであるドラゴンクエストⅩをモチーフにした4コマ作品となります! 当時、ドラクエⅩわたしめちゃくちゃやっていて、仕事すらもやめてどっぷり浸かる勢いだったのですが、ちょっとプライベートでありまして、なんとか社会人として復帰することができました。それで、当時こちらの書籍についていたゲーム内アイテムがどうしても欲しく、近所の山下書店で購入した次第です。 それで当時は寝る以外の時間は全てドラクエⅩに注ぎ込んでいましたので、こちらの本は買ったままほぼ読まずに置きっぱなしだったのですが、ある日大型アプデのダウンロード待ちの時間に読了。面白か!!! いや、本当に面白かったです。買ってよかった!絵も結構スッキリしていて読みやすく、あと4コマですので、サクサク読めてすごく楽しかったです!! ゲーム内アイテムが不要な人でも買って損はない作品かと思います! ダイの大冒険、なんとアバンのスピンオフ!!ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 三条陸 芝田優作さいろくアバン先生、また会えるとは…! 往年の名作であるドラゴンクエスト ダイの大冒険から、主人公ダイの師匠である元・勇者アバンの過去がスピンオフ作品になっていました。知らなかった…! 作画は「ZIPMAN!!」の芝田優作先生で、画力や雰囲気にもマッチしていて素晴らしい。ストーリーは当然あの名作から指折りの人気キャラクターであるアバン先生を主役に構えているわけで、期待を裏切る事はない、と信じています! これは目が離せないやつです、嬉しい! マトリフも出てくるし、たまらんすよねえ昔は「ガンガン」っ子でしたドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版 藤原カムイ 小柳順治 川又千秋六文銭小学生の時分。まわりが、ジャンプやサンデーやマガジンで湧いていたころ、ひねくれ者だった自分は「ガンガン」を読んでいました。 というか、わりとクラスで、地味めの、いわゆるオタクっぽい輩は大体ガンガンだった。(あくまで個人的な感想です) 「魔法陣グルグル」「ハーメルンのバイオリン弾き」そしてこの「ロトの紋章」は当時、ガンガンの3大タイトルでした。 ジャンプで例えるなら「ドラゴンボール」「スラムダンク」「幽遊白書」みたいなもんです。(ちょっと違うか) ジャンプでドラクエをベースにした「ダイの大冒険」がヒットしたので、エニックス(現:スクウェア・エニックス)のお膝元である、ガンガンで連載したのでしょうかね? ガンガンには、既にドラクエの「4コマ漫画」が掲載されているので、「ドラクエ要素」は結構あったのですが、 4コマがギャグならこっちはシリアス路線で、小学生ながら違う味を楽しんでました。 大人になった今、電子書籍でもう一度読み直してしまいました。 懐古厨といわれても、いい。 今読んでもホントに面白かったです。 著者いわく、電子版配信にあたって今風に加筆修正されているそうです。 その意欲スゴっ! なのですが、一方でストーリーの大筋は変わっていないので、 小さい頃読んだことある人でも、特段違和感はないように思います。 さて、本作の魅力ですが、個人的には2つあると思ってます 1つ目は、純然たる少年漫画であること。 2つ目はそれに加えて、人生の苦味とも言える要素があること。 私はこの2点だと思っております。 1点目は、とにかく少年漫画の王道。 ストーリーも有りてい言えば、修行して強くなって、悪い魔王を倒す。 んで、魔王は底なしに悪いやつ。という設定は、少年漫画そのものです。 更に、少年漫画ではド定番の「必殺技」もたくさんでてきて、特に賢者(賢王)の合体魔法は、ゲーム好きでもあった自分には胸アツな技でした。 小学生の頃はよくマネしたり、自分で考えたりしたものです。 敵キャラも、獣王、竜王、冥王など四天王のようにわかりすく強そうな感じで登場し、味方サイドも剣王、拳王、賢王という、これまた戦士、武闘家、賢者というわかりやすく職業が決まっているのが良い。 シンプルでわかりやすいのは、少年漫画としては大事ですね。 そして2点目は、これが割と大人になった今でも無理なく読めたところなのですが、上記のように少年漫画チックにしておきながら、人生の苦味ともいえる要素があって、例えば、重要な人物が結構死ぬということ。 しかもあっけなく。 少年漫画では、よくある 「実は死んでませんでした~(てってれー)」 みたいなことがなく、ガチで死にます。 ドラクエならザオラルがあるよね? 世界樹の葉があるよね? なんて、どこか思っていた節があったので、このガチな死は子供ながらにトラウマだったんですね。 ですが、今読むと、 「まぁそうだよなぁ」 世界救うのに、こっちの犠牲は0じゃすまないだろ、と妙に納得してしまいました。 トラウマから納得。 この加齢とともに変わってしまった感覚もどこか楽しかったです。 特に、タルキンの決死のメガンテから、賢王覚醒は今読んでも涙してしまいました。 もう1つは、主人公のアルスが魔人王ジャガンとの初戦闘で、 ボロ負けして、最後に「ビビる」シーン。これが鮮烈なんです。 少年漫画の主人公ならどんな逆境でも、物怖じせず、引かぬ、媚びぬ、突っ込むの精神(少なくともジャンプなら)だと思うのですが、 本作では上記のとおり、主人公であり勇者でありながら、あまりに人間的(まるでモブキャラのように)に死を恐怖する。 少年漫画の主人公が超人的な強さと精神力をもった次元の違う存在、ある種の絶対的なヒーローとして君臨するのに対して、 本作のアルスは違うんですね。 そこが、大人になった自分はグッときたのです。 そこらへんの子供と何も変わらない一人の少年なのに、勇者の家系に産まれた血の運命と、世界を救う使命だけで気を張って戦ってきたのかと思うと、その姿に腹の底から応援したくなるんです。 (上述の戦いの後、アルスが再起する姿も、また涙ものです。) 勇者一人じゃ何もできない。 だからこそ、仲間の助けが必要だということを理解させてくれます。 勇者とは単純な強さだけではなく、仲間を信じ、助けあい、逆境の中で奮い立たせられる力なんだと身にしみてわかります。 ラストシーンの全人類VS異魔神も、アルスのその姿が際立ちます。 懐かしい人も、初めての人も、ドラクエ好きな人も、ファンタジー漫画の定番としてぜひおすすめしたい作品です。 余談ですが、惜しむらくは、 電子版には、背表紙がないってことですかね。 キャラが行進?していく姿が一枚絵になる、あれが何気に好きだったんですけどね。それが、ちょっと残念でした。 これぞ『勇者』の物語ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版 藤原カムイ 小柳順治 川又千秋名無し※ネタバレを含むクチコミです。 巨大で不気味な「魔」の魅力ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版 藤原カムイ 小柳順治 川又千秋あうしぃ@カワイイマンガゲーム「ドラゴンクエスト」の世界観を基にした漫画作品として、『ダイの大冒険(以下ダイ大)』と双璧をなす『ロトの紋章(以下ロト紋)』。いずれも独創性に溢れた、感動的な物語だが、作品の雰囲気はだいぶ異なる。 ロト紋で印象的なのは、敵対する魔王軍側のキャラクターの気味悪さだ。 バラモスゾンビ、知性を失った海王、ヤマタノオロチ、冥界の王、そして大魔王・異魔神……肉体がまるでアメーバや粘菌の様に広がり、触手を伸ばし、猛スピードで再生する彼ら。 スミベタで表現される闇の世界で、敵の余りの巨大さと不可解さに、手に負えない絶望的な戦いを強いられる勇者達。 ここで描かれるのは、人間の価値観の埒外にある者達の生き方、分かり合えなさだ。 ダイ大が、敵味方無くキャラクターの葛藤や成長を描き、読者の倫理観と共鳴する(大魔王バーンや冥竜王ウェルザーを除く)のに対して、ロト紋の敵キャラクターは、しばし倫理を根底から無効にして、読者を絶望させる。 そして不思議な事に、そんな絶望を、何故かもう一度味わいたくて、私達はこの作品に再び手を伸ばす。絶望からの回復が欲しいのではない。絶望の深淵を覗き込む事で、退廃的な安らぎを得る為に。やはりこの時代ですよねドラゴンクエスト 4コママンガ劇場 ゲームドラゴンクエストシリーズシナリオ エニックス出版局かずらこの時代のドラクエ4コマはマジ神ですわー 柴田亜美先生や、いまだと別名義で活躍されている漫画家先生も居たりと、 是非是非読み返したい作品の一つです。 帰りに書店でも寄っていこうかな…
※ネタバレを含むクチコミです。