マッシュル-MASHLE-

ギャグでありながら少年漫画的なストーリーもしっかり

マッシュル-MASHLE- 甲本一
六文銭
六文銭

魔法が使えることがベースになっている世界で、主人公・マッシュは魔力0。 魔力の強さが権力の象徴であるため、魔法の使えないマッシュは「間引き」の対象として魔法警察に追われる・・・と思いきや、魔法の代わりにひたすら鍛えた筋力によって難なく撃退。 ただ、今後マッシュだけでなく家族も狙われることをネタに、魔法学校に行き成績優秀者の称号「神覚者」になれば黙認するという取引をもちかけられてしまう。 血はつながっていないが唯一の育ての親である「じいちゃん」との平和な暮らしのため、魔法学校に通うことになる・・・という流れ。魔力0なのに。 魔法と言いながら、あらゆることを脳筋ワンパンで解決する潔さにどハマリしました。 派手なアクションとテンポの良さ、腕力によってホウキとかの道具までも服従させてしまう意味不明な程よいヌケ感がクセになります。 また、少年漫画的な王道展開もしっかりあって、ライバルあり、学園内の抗争ありの、ギャグだけではない面白さもしっかりあります。 『ワンパンマン』とか好きだったら、たぶん好きな部類の作品だと思うので、おすすめです。

筋ト令嬢クーラ様~悪役令嬢に恋する暇なし!~【電子限定描き下ろし漫画付き】

見よ! 脂肪は赤く燃えている! #1巻応援

筋ト令嬢クーラ様~悪役令嬢に恋する暇なし!~【電子限定描き下ろし漫画付き】 樹生ナト
兎来栄寿
兎来栄寿

筋肉はトモダチ。 筋肉は裏切らない。 筋肉は全てを解決する。 世界の合言葉は「筋肉」。 筋肉とローマは一日にしてならず。 本日もみっちりトレーニングをして、プロテインを飲んで、大量のタンパク質を中心としたバランスの良い栄養をたっぷり摂ってきた体で本作を読み直しこれを書いている兎来です。 過酷な現代社会を生き抜くために、まず必要なのは健康な体。マンガを長時間読み続けるのにも、体力が必要です。となれば、必要なのは日々の鍛錬。マンガ読みは本屋に行って大量の本を買ってくるとき以外が運動不足になりがちなので、意識して筋肉に負荷を掛ける時間を設け続けて生きています。 そんな私にとって、この一風変わった悪役令嬢マンガはとても刺さる内容でした。 開幕1コマ目で悪役令嬢のテンプレ的設定が解説され一般OLが人助けで命を落としてしまったことが、2コマ目で公爵から婚約破棄を申しつけられる爆速ロケットスタートで物語はスタートします。 しかし、本作のヒロインは一般OLとは名ばかりに恐ろしいほど濃密な鍛錬を日々行なっており若干脳まで筋肉に侵食されているのです。そして、死亡フラグもお約束の転生シーンも筋肉で破砕して行くパワフルな笑いが続出。決めシーンの迫力の凄さたるや。 「晩餐会ではPFCバランスが崩れた飯しか出ない!」 「筋肉(マッシヴ)宮」 など、パワーに満ち満ちた言葉がどんどん繰り出されていきます。 親友の菊名や、そこから名付けられたクール侍女のキクナなどサブキャラも非常に魅力的。 幕間では、現実世界で有用なトレーニング方法や食事について非常に解りやすく解説されており、読むだけで筋肉を喜ばせたくなること間違いなしです。 この作品を読んで、背中に立派な鬼ができるまで邁進していきましょう。

筋トレ社長

筋肉はこの世の99%の問題を解決する

筋トレ社長 たむらあやこ Testosterone
六文銭
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タイトルは、本作に登場する社長が放った言葉。 ホントにそう思う。 とにかく筋肉があれば、体力がつくだけでなく、スタイルもよくなるし、何より強さを手にすれば余裕が生まれる。 そう余裕。 本作の言葉を借りれば「狩る側」の余裕だ。 イヤな職場の上司に罵詈雑言をうけても、筋肉があれば 「ゆーて、こいつワンパンだしな」 と思えて、小言もさえずりに聞こえる。 おやじ狩りの心配もない。 本作は、そんな筋肉の素晴らしさ、そのための筋トレの仕方を教えてくれる名著である。 それだけでなく、筋トレを通した人生哲学的な金言に溢れているので、筋トレにとって一番の課題であるモチベーションの維持にも役立つから最高である。 自分も今謎に筋トレにハマっている(2年ぶり110回目)ので本作がとても有効になりました。 筋トレを始めたい、体を鍛えたいという方はぜひ! 余談ですが、 なんで筋トレやるの? という質問についても、本作の中では画像のような回答をしていて、首がもげるほど共感しました。 ホントに、わからない・・・でもやらねばならない使命感がわく感じ、きっとわかってくれるはず。

ダンベル何キロ持てる?

人生の問題は大体筋肉で片づく

ダンベル何キロ持てる? サンドロビッチ・ヤバ子 MAAM
六文銭
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筋肉があれば、なんでもできる そう思っていた時期がありました。 否、現在進行形で思っています。 筋肉があれば代謝があがるので太らないし(※諸説あります) 体調だってよくなる。 寝起きも良い。 ストレスもなくなる。 体がしまるからモテるし、重たいものだって持てる。 ※モテるのは、個人差あります 本作は、痩せたい思いでスポーツジムに通う女子高生の話。 イイことである。 思春期の女子は、何かとすぐ食べる量を減らすことで事なきを得ようとしますが、論外である。 そもそも、やせたければ運動すればいいだけの話なのだ。 運動、そう筋トレで良いのである。 なので、本作の主人公は、誠に良い心がけである。 全体的に日常系の部活モノっぽい雰囲気があるが、 部活ではなくジムなので、やっていることはガチなのが良い。 (最新刊では部活をつくっていますが) 筋トレ方法や健康維持のちょっとした豆知識がつくのも魅力。 コロナによって、ステイホーム、ステイハングリーだから、 ノー運動にも関わらずノーリミットで食べまくっている人の処方箋になる作品だと思う。 筋トレだ、筋トレしよう。そういう気になる。 ただ、12巻まで続いていて、結構な運動量をしているのに、キャラたちが全然マッチョにならないのが不思議である。 とまぁ、偉そうに色々言いましたが、私は、ガリガリでもメタボでもない、一番面白みのない中肉中背です。 まずは、これ読みなおして自分が運動しようと思います。