手芸マンガの感想・レビュー17件阪急タイムマシン阪急タイムマシン 切畑水葉starstarstarstar_borderstar_border寸々コミティアの頃から注目してる切畑水葉さん。同人誌で出してたファンタジーチックな方が個人的には好きなのだけど。 結末の割り切り方が良かった。野仲さん→サトウさん、野仲さん→津村さん、サトウさん→野仲さん、と終始鬱屈した内面の描写が続いたので少しウッとなってしまった。全てが輝き。ニッターズハイ! 猫田ゆかりstarstarstarstarstarPom 編み物をしたことがないので、ニッターってそう言った意味なんだ。から始まりましたが、魅力的ですね〜 男子高校生と編み物ってのが言葉合ってるか分からないが、可愛らしいと言いますか。。 時間を忘れてしまうくらい没頭できるってすごく良いなぁ。 ただ編み物をするだけの物語ではなくて、陸上に勤しんできた主人公、健斗が怪我で挫折した時に出会ったのが編み物で、編み物の魅力を知ったり、編み物を通して今まできっと無縁だってだろう友人と出会ったり自分の人生と向き合い前に進むことが出来ていったり、たとえ失意の中にいても、その出来事は意味のある事だったんだと思える、とても奥深く思いのこもった作品だと思いました。幸せそうに見える家族の闇ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和名無し※ネタバレを含むクチコミです。想像以上の作品ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和starstarstarstarstarこめつぶ試しに読んでみたら、すっかりハマり、一気に読んでしまいました。 設定の奇抜さとは裏腹に、登場人物の心理描写になぜか涙腺が緩みっぱなしでした。 ゆりあの置かれている立場があまりにしんどいけれど、彼女の人柄とか発想が凄くてどんな逆境でも乗り越えていけそうな感じ。幸せになってほしい。 赤い糸ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和ユーカリバレエをやると50歳で手芸の先生でもこんな色気がでます。私も見習わなくちゃ。 人生を50年も生きると起こるであろうな厄介な出来事を、面白く表現してると思う。ある意味シュールなコメディ。 「本来の自分」を取り戻すゆりあ先生の事をきっと共感できるようになるのだろう。(20年後ぐらいに)めざせ手芸部!刺繍で高校のテッペンを仏恥義理ステッチ あおいましろう名無し見た目完全にスケバンの女子高生・小田真希はそのルックスからは想像できないほどの刺繍の腕前の持ち主。制服に入れると喧嘩に勝てるようになったり、いろいろなご利益があるということでガラの悪い学校内でも一目置かれています。ある日美容師をめざす転校生の庭石と出会い、彼の制服に刺繍をしてあげることに。 クールに振る舞いつつ内心はウキウキしたり、それでいてシメるときはビシッとシメる真希のキャラがいい!いつか手芸部出来るのが楽しみです。最高の終わりゆりあ先生の赤い糸 入江喜和komiこんな雰囲気の終わりだったらいいな〜と思った、最高の終わり方だった! このあとの優しい世界?を想起させつつ、でも先は書かない。 なんかこの後、ふつーにみんなで楽しく暮らしてそうじゃない?笑 本当にかっこいい、ゆりあ!ずっと応援する♬ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和starstarstarstarstar干し芋ゆりあって、とことんいい人だと思う。 面倒見もいいし、きちんと人の話が聞けるし、その人の立場になって物事を考えられる。 だから、吾良さんも信頼しきって自由に生きていたんだろうなぁと。 それにしても、吾良さんが倒れてから、次から次へと起こる一つでも抱えきれない大事件。 ゆりあだから、耐えられると思って起こるのか? 何かあった時に、父の言葉が頭に浮かび、カッコよく生き続けるゆりあ。 これからも応援したい!! 3巻読了。阪急電車がつなぐ過去と現在と未来阪急タイムマシン 切畑水葉ANAGUMAみなさま宝塚ときいて頭に浮かぶのはやはり歌劇団でしょうか。兵庫県に宝塚市という町があって、宝塚歌劇団はそこが本拠地です。関西圏以外の方には意外に知られていなかったりしますね。 本作の舞台はその宝塚。の周辺とそこを走るローカル線阪急電車。そしてどうでもいい話ですが私の出身も宝塚。地元がとんでもない解像度で描かれているの、う、嬉しい…!と思いながらずっと読んでました。 主人公の野仲さんは手芸が好きで雑貨屋さんで働いています。が引っ込み思案の性格でお友達がいないのが悩み…。彼女が偶然阪急電車のなかで小学校のころの親友サトウさんと再会したことから物語が動き始めます。 阪急ユーザー、生活圏と移動パターンが重なってくるのでこういうこと起きがちな印象。私の祖母も電車乗ったらしょっちゅう誰かと鉢合わせていました。 長く乗っている路線の風景って心に深く刻まれているものだと思います。たまたま私は阪急に縁があったのでより強く感じましたが、電車や駅と合わせて呼び起こされる記憶は多くの方がお持ちではないでしょうか。そしてその思い出は必ずしもいいものばかりではなかったり。 本作でも阪急電車という「タイムマシン」を通して徐々に二人の過去と思いが明らかになっていきます。 手芸という共通の話題をキッカケに関係が再開したことを喜ぶ野仲さんですが、サトウさんの方はどうもぎこちなくて「親友と再会!また一緒に楽しもー!」と無邪気な物語にはなりません。 なぜならふたりはもうこどもではなく、おとなになっているから。 二人のすれ違いの原因も幼い日の阪急電車にありました。ふたりのあいだに深い溝をつくった子どもゆえの残酷な出来事です。 野仲さんの視点で記憶をたどる時、思わず胸がキュッと痛んでしまうかも…。それほど生々しい質感があります。 とはいえタイムマシンは過去だけではなく、未来にも繋がっています。過去の友情を見つめ直したふたりを阪急が今度はどこに運んでいくのか、最後まで読み終えたあとには願わくばもう一度読み返してほしいです。 ふたりがあのとき何を考えていたのか、まさに電車に乗りながら思い返すような心地がして、じんわりと気持ちが染みてくるので…。優しくもドラマのある"編み物"の世界 #1巻応援ニッターズハイ! 猫田ゆかりsogor25この作品は怪我で陸上競技から離れることになった主人公が、入学した高校で"編み物王子"と呼ばれる同級生と出会い、徐々に編み物の魅力に触れていくことになるという物語です。 高校の手芸部が舞台の作品で、運動部のような派手な動きはないのですが、登場人物にはそれぞれにドラマがしっかりあって、それを"編み物"という共通点が繋いでいく、優しくも魅力ある物語になっています。 また、"編み物"がテーマということで、読者が作中の登場人物を真似して気軽に編み物を体験できるというのも特徴の1つだと思います。 主人公も始めは不器用で全然上手く編むことができなくて、そこから編み物の魅力にハマっていく様子が描かれるのを読むと、自分にも同じようにできそうという気持ちにさせてくれる作品です。 1巻まで読了 第45回講談社漫画賞、総合部門受賞!ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和さいろく愛とか夫婦とかジェンダー、というだけだと割と最近増えてきたものに見えるけどこちらはもう50歳の妙齢、ゆりあ先生。 ゴローさんの意識が戻らない状態でのゆりあの葛藤、男勝りな彼女の根底にある父の呪い、ガテン系ちょっと見ただけでキュンとする殻しか残ってないゆりあ先生の日々が描かれています。 周りに振り回されすぎではー・・・と最初読んでて思ったけど、男気っていうか勢いっていうか。 人情と気概に溢れたゆりあ先生(50)は本当にすごい。 ゴローさんもすごいけど、情に溢れた人格が想像つくから怒れないわ。 そして周りの人々がとにかく濃ゆい。ゴローさんの妹、ゆりあの姉…登場時から濃い人も多いけど、どんどん素が見えてきてリクくんもゆりあ先生も普通じゃないのがよくわかってくる。 とにかく読むと勇気をもらえるような気もする、そんな情に溢れたゆりあ先生の男気を読む感じです。ぽんこつと言いつつちゃんと部活してる手芸部の日常ぽんこつ手芸部 宇仁田ゆみ名無しあまり見かけない手芸部の漫画です。部長のワタコちゃんが手芸よりスポーツが得意という設定なので、手芸が苦手な人が読んでも共感できる話になってます。完成品の出来はとやかく何かを作るって楽しいですよね。私も不器用なのですが読んでいたら縫い物をしたくなってきました。ミシンは登場せず手縫いオンリーです。でも編み物に関しては得意な方が読んだらより楽しいと思います。宇仁田ゆみ先生は手芸がお好きなんだなぁと思ってたら服飾系の学校を卒業されていたんですね。先生の作品を見てみたいです。近年稀に見る残念男子の成長と恋関根くんの恋 河内遙名無しクールで鈍感、天然で受け身、器用貧乏で容姿端麗で凄くモテる主人公関根くん。 世にも稀に見る残念男子が自分の趣味を見つけようと編み物教室(マジック教室?)に通い、そこで気づかずながらも恋をする話 あまりに無関心で殻に籠りっぱなしの関根くん、そんなの関係ねぇとばかりに干渉してくる店長のお孫さん。 そこで少しずつ喜怒哀楽を見せる様になるが自分の感情にも無関心だった為になかなか自分の感情にも気付けずもどかしい。 いざ好きな人が出来てもアプローチの方法が分からずしどろもどろですが不器用ながら頑張る姿も愛らしい。 そんな残念男子関根くんの成長と恋模様を描いた話、母性本能をくすぐる様な可愛さとクールさを絶妙にマッチさせる表現力と絵のタッチがとても合っていて面白いです。 あいつは稀代のフェロモン野郎だよ関根くんの恋 河内遙かしこ河内遙とエロティクス・エフはとんでもない怪物を生み出しております。 完璧超人かと思ったら自分の気持ちに無自覚でうっかり泣いちゃうとか。おいおいおいおい何泣いてんだよ!喜、と思ってしまいますね。女の子はみんないじわるだと誰かが言っていましたが、関根はそういう欲望を満たしてしまう才能があるんだと思います。みんなでもだえましょう。夫婦の絆って何なのだろう。ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和Pom ゴローさんが倒れた後、想定外のことが起こりすぎなんだけど、優しいゴローさんならと納得してしまう部分もあったり。 ゆりあさんの強さと、弱さが見えるバランス感が絶妙。 でも自然と引き込まれるし、ゆりあさんが女性として目覚め始めた今後どうなっていくのか気になるところ。言葉は愛で呪い…ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和む※ネタバレを含むクチコミです。 林さんと中村くんのやり取りが甘酸っぱい!!中村くんの金パは柔らかい 熨斗目ナオ片桐安十郎見た目がどう見てもヤンキーなので周りから恐れられているがお菓子作りと裁縫が得意な男の子中村くんがクラス一の優等生林さんに惚れるという話。 林さんに色々な女子力の高いプレゼントをしたりするんですがそのプレゼントに喜ぶ林さんの顔と照れる中村くんが初々しくて可愛い
コミティアの頃から注目してる切畑水葉さん。同人誌で出してたファンタジーチックな方が個人的には好きなのだけど。 結末の割り切り方が良かった。野仲さん→サトウさん、野仲さん→津村さん、サトウさん→野仲さん、と終始鬱屈した内面の描写が続いたので少しウッとなってしまった。