心理学マンガの感想・レビュー13件吉野朔実で特に好き恋愛的瞬間〔文庫版〕 吉野朔実starstarstarstarstar瀧儚く繊細な絵に秘めた危うい雰囲気、本当にガラス細工のような漫画を描く作家ですね心理学を楽しく学べる作品サイコろまんちか 小出もと貴starstarstarstarstar_border山下真司心理学ってよく聞くけど具体的にどんなの?て人にオススメの作品。少し下品だけどかなり分かりやすく心理学を知ることができるよ。ちなみに僕は巨乳派だよ。心理学のテクを学べるギャグ漫画サイコろまんちか 小出もと貴starstarstarstarstar_borderカイ〇〇効果、〇〇現象など心理学の例をなんともくだらない笑いで読むことが出来る 3冊で終わるのでネタ切れになることなくスッと読めるのが最高 小出もと貴は他作品も面白いどこまでいくのか奥深い心理学の世界。平松っさんの心理学 高倉みどりstarstarstarstarstar_borderPom 心理学は興味があり、ひと昔少しだけ本を読んだことがあったけど、漫画になるとより面白く分かりやすい。 人の心の動きが分かり知り過ぎてしまうのも左右されてしまいそうだけど、、自分が良いと思った所だけ真似してみても良いのかな。と思う。 個人的には3巻が好きだったな。 心理学と言うなれど、結局は自分次第ってことかな。 でも、職場に平松さんの様な人がいたら全て見透かされてしまいそうで怖いなぁ。 恋愛漫画というより心理サスペンスのような鋭さ恋愛的瞬間〔文庫版〕 吉野朔実かしこヤマシタトモコ先生の違国日記が好きな人は多分好きになるんじゃないかな?タイトルに「恋愛」というワードがあるけれども、要は他者との関係性の中で自分を最も見つめ直すことができるのが「恋愛的瞬間」なのだ、という話だと思うので…。心理学者の森依先生の講義を受けてる学生達やクリニックを訪れる患者達の悩みの多くは恋愛関係のものですが、それらの原因は家族関係や幼い頃のトラウマだったりするのです。セリフやモノローグにハッとさせられることが多く、少女漫画を読んでるというより心理サスペンスを読んでる気分にもなりました。吉野朔実先生は本当にすごい!アスリートのメンタルを救え!ドクターメシア 寺沢大介starstarstarstarstarひさぴよ寺沢大介先生初となるスポーツもので、脳科学でメンタルを治療するスポーツドクター“飯合”の仕事を描いた漫画。ゴルフやバレエ、ラグビーなどさまざまな競技のアスリートが抱える心の問題を、メンタリスト飯合先生がそれっぽい言葉で克服させていきます。 ※何名かの顔がアンパンマンのように丸くて、他の人たちは普通に描き分けされてますが、深い意味はないみたいなので気にしないで大丈夫です。途中から慣れます。 若干、胡散臭い感じもありますけど、セリフや構成が非常に巧みで、読み進めるうちに読者をも洗脳…じゃなくて共感できるようになってます。最初は半信半疑のアスリートたちも、ちょっとした言葉ひとつで心が変わり始め、本来のプレーを取り戻していく姿を見るのは本当に爽快で、いつの間にか前向きな気分になれます。 終盤で飯合先生はスポーツの「本質」についても語り始め、なぜ私たちにはスポーツが必要なのか?なぜ社会はスポーツを求めるのか?という話をしてきます。そのシーンが激アツで不覚にも感動しました。まぁ、東京オリンピックの時期に読んだせいもありますが…。自分にとってのスポーツって何だろう…?なんてことを考え直すきっかけになりましたね。つっこみどころも多いけど、わが身を省みて読みたいマンガでわかる 心理学的に正しいモンスター社員の取扱説明書 早川ナオヤ 杉山崇hysysk幸い今の職場環境においてモンスターはいないので、むしろ自分がモンスター側なのではないかと怖れながら読んだ。 「こういう人にはこう返す」的なマニュアルや、「こんな風になるのはこういうことが原因」という事例が挙げられていて参考になるが、だからといってすぐに解決するのは難しそう。割とナチュラルに思いっきり偏見みたいな言動が差しはさまれているのも気になる。 それでも自分ではなかなか気づけない振る舞いを見つめ直すいいきっかけにはなると思うので、会社に限らず人間関係すべてに役立つと思う。 テンポ良くスピード感あって面白い。月は囁く 宮﨑克 青木朋Pom 話のテンポが良くて、面白かった! 私は事件系の話は難しくて、理解するのに時間がかかるのだけど、顔の表情から犯罪者が誰なのか読み解くと言う話だからなのか、1話もしくは前編後編で完結だからなのな分かり易く読みやすかった。 陽一とルナのやり取りも、軽快でダークすぎず、表情からそんなこと分かるんだ!って勉強にもなる。 “上下”で終わってしまうけど、個人的にはもう少し読みたいです。役立たなければ実用本じゃない面白くなければマンガじゃない平松っさんの心理学 高倉みどり名無しこのマンガの第一巻の表紙を見たときに 「心理学の実用マンガみたいだが、そもそも あまり買いたいと思わせない表紙だな」 と思った。 ところが折り返しの解説文に この表紙が色々と心理学を盛り込んだ デザインであることが説明されていた。 それを読んで、え、あ、そうなの、ふーんと 納得はしつつも 「え、じゃそういうことを全く感じなかった 自分っておかしいのか?」 と、へんな興味がわいた。 偉そうな言い方になるが 「ほほう、ならその心理学とやらを 教えてもらおうではないか」 みたいな少々喧嘩腰みたいな姿勢になった。 で、買って読んだ。 面白かったし、勉強になった(笑)。 食品会社の営業現場で仕事に恋愛にと発生する問題に 色々と心理学が応用され解決される。 マンガって少なからず都合が良すぎたりわざとらしい展開とかが 出てきたりするし、それが実用マンガとなると 余計に「そりゃ出来すぎだろ」という話になりがちだと思う。 ヒドイ自称・実用マンガになると、 ありえない話の展開で都合よくハッピーエンドになって、 それでいて役に立つ知識なんて無くて、そもそも マンガにしたことで解りやすくも面白くもなっていない、 というダレトクなんだよ、といいたくなるものもある。 説明セリフばかりで絵適にまったく芸がなかったり。 「平松っさんの心理学」も解説文は多めではあるが、 適度な範囲内だと思う。 最初は、都合の良い話だなあと思う展開もあったが、 第2巻では池田君(主人公?)がドツボに嵌ったり 立ち直ろうとあがいたりもして、 その辺の葛藤とかもマンガとしてチャンと絵で 面白く描かれてあると思う。 それに当初はクールで自信家のキャラかと思った 七尾さん(ヒロイン)が、実は心理的に微妙な部分が あったみたいで、 二人の恋の行方は心理学的な対応が とても重要な感じになっていって・・。 その辺の話が、作者の話の展開が上手いのか、 絵が上手いのかとかで、わざとらしくなくて 面白いマンガになっていると思った。 心理学をマンガ作品にすることで、 解りやすく面白く勉強になるようになっている、 マンガ化したことの意味がある作品だと思う。 少女漫画の読書革命を起こしたい人へ恋愛的瞬間〔文庫版〕 吉野朔実せのおです( ˘ω˘ )あらすじにもあるように、"恋愛心理学"という視点から様々な登場人物の恋愛を描いているので、 "恋愛"をテーマにした少女漫画の中でも一味、いや十味ほど違います!笑 タイトルにも書きましたが、なにか新しい少女漫画の衝撃が欲しい方、少女漫画がマンネリ化してきた方は、今作だけでなく吉野朔実先生の作品をとにかく読んで欲しいです。 歴史愛(…?)が伝わる群衆心理 Team バンミカス ギュスターヴ・ル・ボン名無し学習マンガとしてはフランス革命当時への愛というか何というかが伝わってきて面白い そしてわかりやすい teamバンミカスの学習マンガシリーズは総じてクオリティが高いのでオススメ教育的かもしれないけどあまりに下品で勧めにくいwサイコろまんちか 小出もと貴mampukuおチャラけてふざけたギャグテイストではあるものの、普通に心理学の勉強になります。 デスゲーム回の「確証バイアス」や「機能的固着」の話はめからウロコがぽろぽろ落ちました。「確証バイアス」なんて特に情報化社会では現代病といっていいですよね。 グループ内で浮いてるくんの話で出てくる「自己不一致」や、他人を無自覚に能力で差別しているという話にははっとさせられます。タイトルはあんまし合ってない感ぼくは愛を証明しようと思う。 藤沢数希 井雲くすmampukuフツメン主人公がメンタリズムの恋愛版みたいな技術を学んで今まで相手にされなかったような高嶺の花を次々とナンパで攻略していく。実際に役立つテクかどうかはさておき、カタルシスというか万能感とかの意味では読んでて楽しいです。 目新しい心理テクニックが拝めるわけでもウィットに富んだ会話が読めるわけでもないので、あくまでジャンクな読み物って感じではあります。オッサン向けの週刊誌でやったほうが受けるのではなかろうか。アフタヌーンっぽさはあんまり感じない(原作小説は幻冬舎) あと絵が好き。
儚く繊細な絵に秘めた危うい雰囲気、本当にガラス細工のような漫画を描く作家ですね