終了
しりあがり寿の現代美術 回·転·展 東京会場
2016年7月3日〜9月4日
練馬区立美術館
しりあがり寿は、朝日新聞に連載中の「地球防衛家のヒトビト」をはじめ数多くの独特の批評精神に満ちたギャグ漫画で知られ、その仕事は文芸春秋漫画賞や手塚治虫文化賞・優秀賞を受賞するなど高い評価を得ています。最近では、東日本大震災後の日本をテーマにした漫画集「あの日からのマンガ」が大きな話題となったことは記憶に新しいことです。  その一方で、墨絵インスタレーション、アニメーション映像などの手法を用いて、自身の漫画と関連しながらもそれ自体で自律した現代アート作品も発表しています。また近年、様々な日用品などを回転させる一連のインスタレーションも展開させています。  自身初の個展となる本展では、これまでの多様な仕事に触れつつも、特に回転インスタレーションを中心に新作を大規模に展開します。日常の事物、美術作品、映像など多岐にわたる品々を様々な方法でひたすら回転させます。回転はそれ自体のシンプルな動きの中に、命を吹き込む生命感、固定概念の破壊、関係性を喪失した空虚さなど多元的な意味を投げかけます。ギャグとシリアス、ナンセンスと哲学、サブカルチャーとアートなど様々な境界の間から独自の表現を試みるしりあがり寿の感性が、人間や社会、芸術について笑いと共に考えさせる機会を提供し、幅広い層に大きな反響を巻き起こすでしょう。
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概要

しりあがり寿は、朝日新聞に連載中の「地球防衛家のヒトビト」をはじめ数多くの独特の批評精神に満ちたギャグ漫画で知られ、その仕事は文芸春秋漫画賞や手塚治虫文化賞・優秀賞を受賞するなど高い評価を得ています。最近では、東日本大震災後の日本をテーマにした漫画集「あの日からのマンガ」が大きな話題となったことは記憶に新しいことです。  その一方で、墨絵インスタレーション、アニメーション映像などの手法を用いて、自身の漫画と関連しながらもそれ自体で自律した現代アート作品も発表しています。また近年、様々な日用品などを回転させる一連のインスタレーションも展開させています。  自身初の個展となる本展では、これまでの多様な仕事に触れつつも、特に回転インスタレーションを中心に新作を大規模に展開します。日常の事物、美術作品、映像など多岐にわたる品々を様々な方法でひたすら回転させます。回転はそれ自体のシンプルな動きの中に、命を吹き込む生命感、固定概念の破壊、関係性を喪失した空虚さなど多元的な意味を投げかけます。ギャグとシリアス、ナンセンスと哲学、サブカルチャーとアートなど様々な境界の間から独自の表現を試みるしりあがり寿の感性が、人間や社会、芸術について笑いと共に考えさせる機会を提供し、幅広い層に大きな反響を巻き起こすでしょう。