概要
水木しげる(1922-2015)は、2015年11月に亡くなるまで、戦争で片腕を失いながら93年間の生涯を現役で在り続けました。境港で過ごした幼少期、地獄極楽絵図に心を奪われ目に見えない世界を信じるようになりました。そして、太平洋戦争激戦の地、ラバウルで生と死の境を彷徨いながら、理不尽な戦争で失った多くの魂を見つめてきました。 本展は、日本漫画界の鬼才、水木しげるの93年間の生涯に焦点をあて、水木漫画の国民的代表作、鬼太郎の世界をはじめ、人々を惹き付けてやまない多彩な作品を8章に分けてご紹介します。 また、妖怪研究家・水木しげるが愛してやまない妖怪たちも多数登場し、夏のひとときを家族で過ごすにふさわしい展覧会です。 没後初の水木しげる作品の全てにフォーカスした本展覧会。この機会に、“水木しげる 魂の漫画展” を是非ご覧ください。