完結したマンガの感想・レビュー16282件<<147148149150151>>獅子堂社長、頑張れ。踊れ獅子堂賢 常喜寝太郎starstarstarstarstar_borderPom 下着メーカーの社長をやらされてしまっている感たっぷりだった獅子堂が、新入社員・椎名に出会って、社交ダンスに出会って人生も社長としての人生も変わっていく話。 自分の人生が何だかなぁって時に何かが起こる(誰かに出会うとか)って漫画の世界だけじゃなく現実でも必然なのかもって思う。 だけど実際、行動に移すのは自分自身の少しの勇気であって。簡単そうで難しい第一歩。 私は、この漫画で獅子堂の前向きで逞しい姿に励まされると言うか、背中押してもらえてる気がします。 そして、メガネ女子・椎名の美人度も高すぎました。現代の不良リバーベッド 磯部涼 青井ぬゐ名無し今の不良ってこんな感じなのかな? SNSのはずかしい写真ばら撒くぞと脅して金を奪う。 昔の不良の方が優しかったな。 「ジャンプしてみろ」で小銭の音がしたらぶん取るなんて可愛すぎ。 主人公が街の不良をぶっ倒してスカッとする内容になる事を祈ります。 あと、不良が「三茶や六本木で飲んでいる」という表現があったけど、多分この作者東京の飲み屋知らないな。 三茶に不良が飲む店はない。 知ったかぶりはすぐにバレるとにかく若君イケメン。アシガール 森本梢子starstarstarstarstarこめつぶ若君イケメンに尽きるといっても過言ではない! ビジュアル、中身、セリフ、しぐさ、全てが全女子のツボを押さえている、、、恐ろしや。 漫画の人物で現実界に存在しなくて良かったよ~。 誰かのものにならない存在で良かったよ~。 それくらい好き。これに尽きた。名前からしてサイコスリラーが全面的に出されている、、、ガンニバル 二宮正明starstarstarstar_borderstar_borderこめつぶ予想通りのサイコスリラーなお話。 ディズニープラスで柳楽君が演じているCMを見て知りました。 ディズニープラスを登録してないので漫画から始めました! 迫りくる感じ、色んな伏線、微笑み一つが本当に怖い。 ゾクゾクしながら怖がりながらも真実が気になって読み進めてしまう沼な作品。 漫画の怖さを映像化した世界も気になっている。 次はディズニープラスで見ようかな、、、 男性が妊娠出産できる世界でのシングルファーザー生活!ヒヤマケンタロウの妊娠 育児編 坂井恵理starstarstarstarstarこめつぶ妊娠編でも設定が面白くて、今度はシングルファーザーになったケンタロウの育児編! この展開まで作ってくれたことに感謝。これまた全人類に読んでほしい。 仕事育児に追われる中、同じく男性で妊娠したアイドルとの展開がぶっこまれたり、 面白い要素がたくさんです。 社内託児所を作ることに取り組む姿は、働きながら育児をするワーママ、ワーパパが持つ課題を主としてくれるストーリー展開で共感が沢山でした。 育児編もおすすめです!全人類に読んでほしい!ヒヤマケンタロウの妊娠 坂井恵理starstarstarstarstarこめつぶエリートサラリーマンが妊娠出産をする設定がすごく面白い! 男性目線で妊娠中の生活の大変さが描かれていて、改めて感じる妊娠出産の大変さがありました。 妊娠中の満員電車本当にいやだったなーなんて思い出しました! 色々な話が短編でまとまっていて読みやすいです。 どんな展開も暖かく明るくまとめてくれていて誰しも読んでほしいと思う、 今ドラマも放送されているのでドラマも楽しみです!懐かしい!かわいい!!どろろんぱっ! 室山まゆみstarstarstarstarstarゆゆゆ基本は「あさりちゃん」のようなドタバタコメディ。 主人公は、ちんちくりん絵柄だけど小野小町の幽霊。 生まれ変わる時期が近づいても現世をほっつき回る小町を捕まえようとする天使。振り回されるお坊さんファミリー。 たしかそんな話だった。 刊行が2017年なので復刊だろうか。 作品を見て懐かしくなってコメントをするので、詳細が間違っていたらすみません。 登場人物の名前はあんこにモナカに、甘いものシリーズ。 それを登場キャラクターがいじるお約束も忘れない。 自分語りをすると、小学校のころ書店で「あさりちゃん」の隣にある本作「どろろんぱっ!」をなんとなく買い、おもしろさのあまり、なけなしのお小遣いを叩いて全巻揃えた。 ずっと小町とあんこが一緒にいる世界線が続くのかと思いきや、シリアスとコメディの切り替えをしつつ、物語は進んでいき、訪れる最終話。 感動し「ほわわわわ」となったのを覚えている。 裏世界はその辺に貼られた闇金チラシで繋がってる闇金ウシジマくん 真鍋昌平starstarstarstarstar_borderゆゆゆフィクションなんだろうけど、裏世界って怖い世界だなあと思い、あまり読めていなかった。 コロナ禍に陥るより何年も前のある日、何かの飲み会へ行ったとき、「ウシジマくんの世界は本当にあるんだよ。働いてるからしってるんだけどさ」のようなことを、知り合いの知り合いが話してくれた。 ちゃらんぽらんな雰囲気と、その場にいると想定していた人たちの業界と、ウシジマくんの物語が合わず、衝撃を受けたのを覚えている。 その後、マンガを読み直したが、やっぱり良い気持ちにはなれなかった。売れる!!鬼滅の次かな?キョンシーX 倉薗紀彦名無しはい。絶対に売れる。 見開きのカラー2P見て確信しました。 手裏剣をシュッシュなげる醤油ラーメンに必ず乗っている忍者漫画のなるとを思い出しました。 バトル×特殊能力ジャンプがとっても好きそうな内容です。 僕はキョンシーの映画を見たくなりました。 ヤクザの娘だけど普通の恋がしたい!撫子は恋で死にたい 夢衣名無しヤクザの娘・撫子は、普通の恋に憧れる女子高生。組の跡継ぎにはならないと宣言していたものの、複数の組が所属する団体「源流会」の会長の跡目争いに参加することに。会長になることでその権限を利用し、自由の身になり普通の生活を送ることを目指し、過去に自分を殺そうとしたヤクザ・喜八(通称ハチ)を遺産をすべて使い雇います。果たして撫子は無事に会長になり、普通の恋をすることができるのか!?ちょっとハードだけどテンポ良く読めるラブコメです。 懐かしくおもしろいナースエンジェル りりかSOS 秋元康 池野恋starstarstarstar_borderstar_bordermotomi昔漫画もアニメも見ていたな。と懐かしくなりました。 ごく普通の小学生が、ひょんなことから地球を救う役目を負って奮闘するストーリーです。 絵もかわいいし、主人公の前向きで明るい性格に好感が持てます。 長すぎず、良いテンポで完結まで読めるのも魅力的です。 原作秋元康だったのね。と改めて知って驚きです。 かわいい宇宙のお洗濯 #1巻応援サテライト・コインランドリー にわかあめ(よよはち×ナツノアメ)兎来栄寿日本列島に最強寒波が襲来して、各地でとんでもない寒さになるとのこと。皆さんも暖かくしてご自愛しながら、部屋でゆっくりマンガなど読みながら過ごすのが良いのではないでしょうか。 そんなゆったりとした時間のお供にお薦めなのが、こちらの『サテライト・コインランドリー』。心の洗濯になる、SF洗濯マンガです。 表紙や1話だけでも見ていただければ解りますが、とてもゆるくて可愛らしい絵で可愛いらしいお話が展開されていきます。ちょっと疲れて、難しいことを考えたくないときにもスッと入ってくる作品です。 聞いた話ですが、アメリカの砂漠地帯の方だとコインランドリーのような施設が極端に少ないところがあり、またホテルの洗濯サービスもコロナの影響で使えなくなってしまっていた時期があって、結果洗濯をできるところが全然ないため旅行者向けに臨時の洗濯代行サービスを行ったら日本円にして1回8000円ほどでも大人気だったということです。 地球上ですらそうなので、とある銀河系で唯一水が豊かにある星で営まれているコインランドリーはさぞ大人気だろうなと思いました。 お客さんとして多種多様な宇宙の住人たちが来訪し、想像力を刺激されます。基本的に1話完結ですが、SFならではのスケールで描かれるお話もあれば、緩いだけではないお話もあり、楽しませてくれます。また、ピニャコなど可愛いサブキャラも魅力的です。 『ドラえもん』や、高橋聖一さんの作品が好きな方にお薦めしたい一作です。ずっと気になってた作品窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション 水城せとなstarstarstarstarstarNano少し前に映画化されていて、その前からタイトルだけ知っていてずっと気になっていたまま読めずにいたんですが…良いですね…。最初キスだけだったはずなのに描写がえっちでたまらん。 今ヶ瀬と恭一の2人が纏う雰囲気が何とも言えず尊い。こういうの好き。今ヶ瀬くんの愛が深くてしんどい。泣きそう。本当の恋、運命の人…色々考えさせられる。 追放後がメイン悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 吉村旋 柚原テイルstarstarstarstarstar_borderママ子転生ものなんだけど、悪役感はあまり描かれていない。 いかに追放されないか奮闘するのではなくバットエンドの追放後をいかに楽しんで生活するかが書かれている。 お話し的には修道院落ちした元令嬢のシスターと不器用な騎士様のあれやこれやかな。 現状を受け止めて、その中で自由に周囲を巻き込みつつ緩い感じで進むかのがいいです。 修道院イベント開催して大好評にちゃう行動力も素晴らしい。 アザールの正体早く気づいて!陛下の膝の上 Yujeong Ju Miran Lee USOIstarstarstarstar_borderstar_borderママ子戦争孤児だったベラ、家族のように慕って心の支えだったキリスに裏切られ心身ともに傷を負う。 時がたち、皇帝になったキリスと再開したが暴君でひどい。 恨みながらも、恋した気持ちを捨てきれないベラ・・・ 中盤ぐらいまで読んでますが、最初は話が入ってこず 途中から登場人物の関係性が変わっていくので読み進めました。 皇帝の印象がだいぶ変わりました。ベラに対してどう変わっていくのかな。 結末どうなる?ヤバい女に恋した僕の結末 沖田龍児名無し※ネタバレを含むクチコミです。 けっこう完成度高いです。虹色のトロツキー 安彦良和starstarstarstarstar_border酒チャビン安彦先生はガンダムの人というイメージで、マンガ家というイメージはなかったのですが、この作品はすごく完成度が高く感じました。 まったく奇を衒ったところがないなかでこれだけちゃんとマンガを書いてくるので、マンガ家としてもすごく実力が高いのですね。。。ガンダムの人と思ってて失礼しました。というかそんなに急にマンガって書けるもんなんですか??それとも元々マンガ家の方だったんでしょうか??すごいです! テーマは昭和初期の満州で、それも興味深かったです。五族協和(日・韓・満・蒙・漢の五つの民族が協調して暮らす)を目指した満州で、日本とモンゴルのハーフの主人公ががんばります。 主人公のキャラもすごく正統派で好感が持てました。 人間ドラマ系の作品が好きな人は面白く読めると思います。夢が大きな力となる!!ドラゴンクエスト 幻の大地 神崎将臣 堀井雄二 とまとあきstarstarstarstarstar_border酒チャビン国民的RPGのコミカライズです。コミカライズものは、小説のコミカライズにしろ、ゲームのコミカライズにしろ、なぜなのか変にストーリーが端折られて、急ぎ足で短めに完結するものが多く、場合によっては原作を知らない人が読んでも理解できないくらいになってしまってるものも多いのですが、この作品は大丈夫です! 確かに中盤のイベントで結構端折られてるものもなくはないのですが、テリー&ミレーユの過去を序盤から細切れに挿入してくるなどの工夫や、補足エピソードの追加などによって、うまく纏まってるなと思いました! ドラクエの中でも、6はストーリー上、詳細があまり明言されない匂わせるくらいの要素が多いため、シリーズの中でもわかりづらい(解釈が分かれる)ことが多い作品なのですが、こちらのマンガ版ではうまい具合にわかりやすくなってると思います!! 「夢が人々の大きな力となる」というメッセは変わらないのですが、夢をブレイクダウンした要素が、上の世界で封印されていたエリアに割り振られていたのも良かったと思います。 ・ダーマ神殿:知識 ・メダル王:希望 ・カルベローナ:愛 ・クラウド城:勇気 最終決戦ではキズブチ(初期からの仲間のぶちスライム)も勇者となり、モブキャラ含めた世界中のみんなからの力を得てミナデインで締める展開も熱かったです。 ただアモスのルックスは、自分の中では梅干し食べてスッパマンみたいな感じだと思っていたのが、キャプ翼のピエール君みたいな感じで登場したのがビビりました。 ゲーム版をやったことがない人も楽しめる内容となってると思いますので、機会があれば読んでみてほしいです。 老成せざるを得ない子供の悲しみ、辛み私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記 水谷緑兎来栄寿「ヤングケアラー」という言葉を知らない方や、自分が実際にそうである・そうだったという人に切実に届いて欲しい一冊です。 「ヤングケアラー」とは、「介護や病気、障がいや依存症など、ケアを要する家族がいる場合に大人が担うような責任を引き受け、家事や看病、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子ども」のことであると幕間のコラムで解説されています。 発売から3ヶ月が経ちましたが、本日発売の電子ストアもあるということで、改めてこのタイミングで推薦しようと思います。 本作は、さまざまな子供たちの実際のエピソードを元にして作られたあるヤングケアラーの少女のお話で、単なるフィクションではないことが明示されて始まります。 統合失調症の母によって物理的にも精神的にも傷付けられる日常を送る主人公・ゆい。父親も弟も助けてくれず、認知症の祖父もおり、家事は自分がやって当然。年相応に遊ぶことが生業である同級生たちとは、まったく違う生活を強いられていますが、なかなか自分の境遇が特殊であるとは当事者は気付きにくいものなんですよね。それがたとえ、妄想の中では何度も母親を殺したり、ぬいぐるみを破壊しては直したりして何とか心を保っているような、危うい状態であったとしても。 また、そんな窮状を何とか大人に伝えられる機会があっても、事勿れ主義の権力を持つ輩によって闇に葬られてしまい、子供一人ではいかんとも動かし難い状況の絶望感も描かれます。助けを求めることすら諦めてしまうようになる、そんな悲しいことがあるでしょうか。 私も認知症の祖父を自宅で介護したり、一親等以内ではないですが統合失調症の身内がいて途方もない大量の妄想を子供の頃からじっと傾聴したりして生きてきました。また、幼い頃からネグレクトやDVその他により強い殺意を抱かされ絶対にこの遺伝子を後世に残さないと決意させられた父親とは、若い頃に絶縁して久しいです。なので、多少形は違えど共感できるポイントが多々ありました。 本当の自分の感情を切り離して辛い事象をワンクッション置いて俯瞰的に捉えるやり方などもそうですし、冒頭のミヒャエル・エンデの『モモ』を読みながら「夜 皆が寝た後一人で本を読んでいるのが安心で安全な時間」と綴られるモノローグは正に自分と重なりました。バラバラになりそうな心を繋ぎ止めてくれてたのは、私にとってはマンガを始めとする物語やキャラクターたちでした。 恐らく、この本を読んで初めて「自分も助けを求めていいんだ」と思える子もいることでしょう。そういう子たちに届くように、ぜひ色々なところに置かれていて欲しい作品です。当事者の子供にも読めるように、と総ルビになっているのは素晴らしい配慮です。 また、現実に存在する個々別々の地獄を知っておくことは、社会でさまざまな人に出会った際の想像力の助けになります。そういった意味でも、広く読まれる意義のある作品です。 老成せざるを得ない子供の悲しみ、辛み私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記 水谷緑兎来栄寿「ヤングケアラー」という言葉を知らない方や、自分が実際にそうである・そうだったという人に切実に届いて欲しい一冊です。 「ヤングケアラー」とは、「介護や病気、障がいや依存症など、ケアを要する家族がいる場合に大人が担うような責任を引き受け、家事や看病、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子ども」のことであると幕間のコラムで解説されています。 発売から3ヶ月が経ちましたが、本日発売の電子ストアもあるということで、改めてこのタイミングで推薦しようと思います。 本作は、さまざまな子供たちの実際のエピソードを元にして作られたあるヤングケアラーの少女のお話で、単なるフィクションではないことが明示されて始まります。 統合失調症の母によって物理的にも精神的にも傷付けられる日常を送る主人公・ゆい。父親も弟も助けてくれず、認知症の祖父もおり、家事は自分がやって当然。年相応に遊ぶことが生業である同級生たちとは、まったく違う生活を強いられていますが、なかなか自分の境遇が特殊であるとは当事者は気付きにくいものなんですよね。それがたとえ、妄想の中では何度も母親を殺したり、ぬいぐるみを破壊しては直したりして何とか心を保っているような、危うい状態であったとしても。 また、そんな窮状を何とか大人に伝えられる機会があっても、事勿れ主義の権力を持つ輩によって闇に葬られてしまい、子供一人ではいかんとも動かし難い状況の絶望感も描かれます。助けを求めることすら諦めてしまうようになる、そんな悲しいことがあるでしょうか。 私も認知症の祖父を自宅で介護したり、一親等以内ではないですが統合失調症の身内がいて途方もない大量の妄想を子供の頃からじっと傾聴したりして生きてきました。また、幼い頃からネグレクトやDVその他により強い殺意を抱かされ絶対にこの遺伝子を後世に残さないと決意させられた父親とは、若い頃に絶縁して久しいです。なので、多少形は違えど共感できるポイントが多々ありました。 本当の自分の感情を切り離して辛い事象をワンクッション置いて俯瞰的に捉えるやり方などもそうですし、冒頭のミヒャエル・エンデの『モモ』を読みながら「夜 皆が寝た後一人で本を読んでいるのが安心で安全な時間」と綴られるモノローグは正に自分と重なりました。バラバラになりそうな心を繋ぎ止めてくれてたのは、私にとってはマンガを始めとする物語やキャラクターたちでした。 恐らく、この本を読んで初めて「自分も助けを求めていいんだ」と思える子もいることでしょう。そういう子たちに届くように、ぜひ色々なところに置かれていて欲しい作品です。当事者の子供にも読めるように、と総ルビになっているのは素晴らしい配慮です。 また、現実に存在する個々別々の地獄を知っておくことは、社会でさまざまな人に出会った際の想像力の助けになります。そういった意味でも、広く読まれる意義のある作品です。良い意味でよく題材にしたなと思える作品前科者 香川まさひと 月島冬二六文銭過去に犯罪を犯した人間と、彼らが社会更生するためのお手伝いをする保護司との関係を描いた作品。 私、この作品を読むまで、保護司という職があること存じてませんでした。 しかも無給のボランティアという待遇(一定経費でるようですが)にもかかわらず、日本では約4.8万人が従事されていることにも驚きでした。 給料がでなくてもやることもそうですが、何より犯罪を犯した人間と関わる勇気というか、怖くないのかな?と思ってしまった。 本作を読むと、そして主人公の阿川佳代の考えや行動を目の当たりにすると、自分が上記の考えになっていたことが何とも恥ずかしい気持ちになりました。 親のネグレクトのせいで満足に食事を与えらなかった受刑者に対して 「(親から愛されなかった)寂しい思いは記憶としてずっと残る」 とか 「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか?」のよくあるドラッグのメッセージに対して 「覚醒剤やっても、人間はやめられない」 とか、犯罪にばかり目がいくのではなく、人間讃歌とも言える、犯罪に手を染めなくてはならなくなった人間に対する優しい思いが溢れていて、読んでいて本当に考えさせられます。 もちろん現実は、もっとどうしょうもない人もいるのでしょうが、そればっかりではないことを突きつけてきます。 テレビやネットのニュースでも、犯罪者の逮捕と犯罪の内容のみで、その後どうなったかまでは伝えることがない中で、よく題材にしてくれたなと感動しました。ラブストーリーは突然にその時の彼女が今の妻です 音井れこ丸六文銭タイトル『その時の彼女が今の妻です』とあるように、妻となる女性との最初の出会い描いた作品。 全体通してすばらしく、そしてなんともいえずリアリティがあってよかった。 ドラマチックな出会いもあるんですけど、特に何気ないやりとりのなかでちょっと他の人とは違う引っかかりがあって、そのまま結婚に至る感じ。 他人が聞いたら、 え?そこ? みたいなツッコミをしたくなるようなレベルの出会い方なんですけど、それが何パターンも表現されてても、どれも違和感ないのがすごい。 二人にとっては、特別な瞬間なんだというのが伝わってくる感じ。 時々、メインに描かれていた人物とは無関係な人(モブみたいな人)の出会いも描いているので、そのヌケ感もいい。 鼻の奥ツンとなるような、好きになったその瞬間の甘酸っぱい出会いをご堪能ください。 新しい将棋漫画バンオウ-盤王- 綿引智也 春夏冬画楽名無しこの設定があったかー。 将棋とか囲碁って、棋士の強さを表現する方法ってすごく難しいと思っていたんだよね。段位とかタイトルしかなかったから。 強さを数値化できるわけじゃないからね。 でも今回の主人公は吸血鬼という設定で、300年も生きて人間よりも長く将棋を指しているから強い。 ものすごく強い。 コスプレが結ぶ歳の差恋愛山、田畑、時々レイヤーお姉さん 田口ケンジ そのぐち中名無し田舎に住んでいるアニオタは本当にこんな感じなのだろうな。 でもど田舎の山の中にベルサイユのばらみたいな奴がいたらすごく怖い。 13歳と20歳の歳の差はアニメとコスプレが埋めてくれることを祈ろう。 2人に幸あれ。<<147148149150151>>
下着メーカーの社長をやらされてしまっている感たっぷりだった獅子堂が、新入社員・椎名に出会って、社交ダンスに出会って人生も社長としての人生も変わっていく話。 自分の人生が何だかなぁって時に何かが起こる(誰かに出会うとか)って漫画の世界だけじゃなく現実でも必然なのかもって思う。 だけど実際、行動に移すのは自分自身の少しの勇気であって。簡単そうで難しい第一歩。 私は、この漫画で獅子堂の前向きで逞しい姿に励まされると言うか、背中押してもらえてる気がします。 そして、メガネ女子・椎名の美人度も高すぎました。