女性マンガの感想・レビュー3218件<<3435363738>>浮気している人は見た方がいい!!パパ、浮気してるよ?娘と二人でクズ夫を捨てます 芸子motomi※ネタバレを含むクチコミです。尊いの意味を知る彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる Sal Jiangstarstarstarstarstar野愛尊いってこういうことか…。 切なくてもどかしくてまっすぐで拗らせてて可愛くて、いろんな感情が湧きあがって「ああもうっ!」ってなります。 クールでモテる美人OL彩香ちゃんが他の人には目もくれず、皆から信頼されている弘子先輩に猛アタックするお話。 健気だったりセクシーだったり直球だったり彩香ちゃんは果敢にアピールするのですが、弘子先輩にはなかなか届きません。 弘子先輩も女の子好きなんだから話が早いじゃん!と思うものの、女の子好きだからこそまっすぐ受け止められない複雑な事情もあり…。 すれ違ったりぶつかり合ったりしながら心の鎧を脱いでいく2人の姿が素晴らしく夢中で読んでしまいました。 美しい女性2人だから尊いんじゃない、百合だから尊いんじゃない、彩香ちゃんと弘子先輩だからこそ尊いんです。応援したくなるんです。素晴らしい作品です。読みやすい天幕のジャードゥーガル トマトスープ名無し絵柄がデフォルメチックでアーティスティックだからでしょうか!読みやすくてわかりやすい! こんなに文化が違う所の話はなかなか頭に入りづらいはずなのに不思議です。 話もちゃんと大人向け、説得力あります。 おすすめ霊山に登っていたら急に結婚できた女性のお話登拝女子と山伏さん 人生変わった御利益登山 たなべみか兎来栄寿以前にも『登拝開運祈願 山伏ガール』をたなべみかさんによる、山伏エッセイコミック第二弾です。前作と併せて読むとより楽しめますが、こちらだけを単体で読んでも十分楽しめます。 前作から引き続き、私の故郷である吉野山に連なる大峰山、また『咲-Saki-』読者にはお馴染みの石鎚山なども登場するため個人的には読んでいる際の解像度が高くて人一倍楽しめている作品です。何を隠そう、先日も前作に登場した金峯山寺で朝の勤行を行い法螺貝を吹いてきたばかり。流石に本気の修行は心身的にもスケジュール的にも厳しいですが、修験道には慣れ親しんでいます。 多くの人は、山岳信仰や修験道というと何だか「難しそう」「堅苦しそう」といったイメージもあるかもしれません。しかし、本作は内容としては非常にラフで俗世の煩悩にも塗れているので(「妻がお遍路に行くから家でゲーム三昧できる!」とか、お酒飲みたいなど笑)、コミカルな描写に笑いながら楽しく読みつつ学べる内容となっています。 親から一生結婚できない娘と思われあらかじめ墓まで建てられていた筆者が、まさかの交際0日で山伏と結婚することになった顛末なども描かれており「自分の人生では起こり得ないであろうことを疑似体験できるエッセイマンガ」「未知の世界の知識を得られるマンガ」として非常に面白いです。 また、さまざまな山に登り寺社を巡っていくのですが、その風景の一枚絵が非常に緻密で美しいのも特徴です。実際に自分も行ってみて同じ景色を見たくなるほどの魅力があります。参考として、冒頭に登場する鳥取県三徳山の三佛寺奥院、通称「投入堂」の画像を引用します。 67歳にして、3000m級の山で数十kgの荷物や人間までを背負って運びながら登拝のサポートをしてくれる「強力(ごうりき)」の人の仕事ぶりなどは凄まじいです。 なお、本作では筆者がストレスが元でなってしまった「片側顔面痙攣」と向き合い手術へ立ち向かっていく姿も描かれていくのですが、その続きは筆者のブログで読むことができます。 令和となった現代日本にも連綿と伝わり息衝き続ける世界を、この本を通して知ってみませんか。 似て非なるお宅の夫をもらえませんか? いくたはな みこまる名無し私も義理の親と同居してますが、とても優しくしてくれていても、居場所ない、逃げたいって思いますが、こんな義両親と旦那なら即逃げますね。自由に好きに生きる。ぬかと共に。#1巻応援どうぞごじゆうに~クミコの発酵暮らし~ いのうえさきこstarstarstarstarstarPom 50代独身のクミコさんのぬか床生活、とっても素敵でした。 ぬかは、私も簡易的のですがやったことがあったけれど、結構すぐやめてしまって。。 毎度この様な漫画読む度に思いますが、、自分の生活を何事も楽しむ工夫している人は輝いて見えますね。 この漫画読んで、またぬかをやってみようかなぁ何て思いました。何よりも美味しそうだし身体にも良い。 クミコさんの、ぬかと向き合う可愛い姿が魅力的な漫画です。 1巻で終わりですかね、もう少し読んでみたいな。よしもと漫画研究部部長が書評を!王様の耳 えすとえむ名無しhttps://www.news-postseven.com/archives/20230308_1847565.html?DETAIL 漫画大好き芸人の吉川きっちょむさんが激推ししてたので読んでみました。面白い! 王様の耳はロバの耳👂大声で叫びたくなります。回が進むごとに面白くなるので、4巻も楽しみ😍 「コワい話は≠くだけで。」感想コワい話は≠くだけで。 景山五月 梨ニーナホラーと無縁だった漫画家が実話の怪談話を扱うこととなり、毎回体験者やその知人を取材しながらマンガにしていく…というエッセイ的な要素を含んだ一話完結ものだ。原因や結末がハッキリしてない話も多く、それがよりリアルな恐怖となって迫ってくる。やがて一巻最後のエピソードを読んだ時に、思いがけず鳥肌が止まらなくなってしまった。 個人的には、夜に家出した少年が遭遇したエピソードがお気に入り!肉食はきゅんとするアヤメくんののんびり肉食日誌 町麻衣starstarstarstar_borderstar_borderこめつぶのんびりした雰囲気なのに、でもやっぱり肉食なところにキュンとします アヤメくんの不可解な言動の謎が解けてすっきりしました。天真爛漫なところがかわいい。 本当に、この研究室楽しそうですよね。 そして、みんな可笑しい。 アヤメくんって、ちょっとずれてるし、だけど素直だし、、、 本当に天然だけど憎めない。あたしンちを通して時の流れと己の成長を感じますあたしンち けらえいこstarstarstarstarstarあいざっく日常の些細なことを取り上げていて、一話完結なので 気軽に楽しく読むことができます。 昔から読んでいる漫画なのですが、 当時読んだ感想と今読んだ感想が全く違います。 当時は子供だったということと、リアルタイムで読んでいたので あまり違和感を感じず純粋に楽しく読んでいたのですが、 今読むとみかん達の生活や使っているもの、話題から時代を感じますし、 それに加えてみかんの両親って自己中心的な上に毒親じゃない?って思ったりもします。 今は親子や夫婦関係のあり方が昔と変わっていたり、毒親の概念が大分普及したということと 私自身が大人になったからそう思うだけで、 私含め当時の人達はそのような目では見ていなかったとは思います。 少しマイナスな表現になってしまいましたが、 何度も読みたくなる思い出の作品には変わりありません! 読んだことがない人にも、読んだことがある人にも読んでもらいたい おすすめの作品です。 悩み多き子供たちに寄り添う仕事 #1巻応援木曜日のシェフレラ スクールカウンセラー五加木純架 大澄剛兎来栄寿少子高齢化により子供の数は年々減っているにも関わらず、不登校の児童数は年々増加しており昨年には過去最多の24万人になったといいます。 原因は様々で一口にはまとめることはできず複合的な要因があるとは思いますが、少なくとも子供たちに掛かるストレスが大きくなっていることは確かであり、それは解決していかねばならない社会課題でしょう。その方策のひとつとして、スクールカウンセラーが存在します。私の子供の頃にはいませんでしたが、今は9割ほどの学校に配置されているようです。 本作は、そんなスクールカウンセラーの仕事模様を子供の苦悩にフォーカスしながら描いた作品です。重めですが、現代社会においては普遍的なその重みをしっかり捉え受け止めて前へと進もうとする良いお話です。 スクールカウンセラーである五加木先生は、週に1回小学校で児童たちの相談役を務めています。1巻では、大畑くんと石動さんのふたりのエピソードが描かれます。ふたりの抱える悩みは、自分一人で処理するには大きく、そうした時に五加木先生がいるかいないか差は甚大だなと感じます。ただ、スクールカウンセラーが学校にいられる時限やキャパシティにより救えないケースの示唆もされており、現実的にも難しい課題です。 カウンセラーにとっては基本ではあるでしょうけど、五加木先生が偉いのは児童の話すことに対して一切の否定をしないこと。石動さんのある言動などは、担任教師のようにヒステリックな反応をしてしまいがちですがそうはしない。大人は経験を踏まえた考え方で、子供の思考を未熟と断じて否定したくなってしまったり実際に遮ったり押し付けたりしまいがちですが、そういったことは一切せずに子供の放つメッセージを掬い取ろうとする姿勢が素晴らしいです。 また、石動さんのエピソードでは、石動さんが好きなアーティストを教えるとそのアーティストをがっつりと聴き込んで語らう様子もありしましたが、そういうことで子供の信頼感は少しずつ得られるんですよね。私も、心の悩みを持った難しい年頃の女の子と荒野行動や少女マンガを糸口に話したことを思い出しました。 子供は、しっかり文章で話せるようになってはいても、実はまだ思っていることを上手く言語化はできなくて想いをきちんと伝えられない、むしろ下手に伝えて誤解させ悪化してしまうこともままあります。そうした部分を加味して、大人は言葉尻に反応したり、論理の飛躍に困惑したりせず寄り添わねばならないなと思います。 私も小中高の間、誰にも話せない家庭の悩みを抱えて生きていたので、もしこんな良いスクールカウンセラーの先生がいたらもう少し楽に生きられていたかもしれません。この作品を読んだ悩みを抱える子供が、誰かに相談して少しでも楽になるという選択肢が生まれたら良いなと思います。 個人的には、子供に対する教師もあまりにもストレスフルで人道にもとる働き方を強要されがちな面があるので、教師のためのカウンセラーも学校にいて欲しいくらいです。赤い糸ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和ユーカリバレエをやると50歳で手芸の先生でもこんな色気がでます。私も見習わなくちゃ。 人生を50年も生きると起こるであろうな厄介な出来事を、面白く表現してると思う。ある意味シュールなコメディ。 「本来の自分」を取り戻すゆりあ先生の事をきっと共感できるようになるのだろう。(20年後ぐらいに)なんだこれは!女の園の星 和山やまユーカリ漫画を読みながら声に出して笑ったのなんでいつぶりだろう?表紙とタイトルからは想像できないおもしろさ。今まで存在は知っていたのに読まないでいたのを後悔するほど。 主人公は女子校の国語教師。なんてことない日常を切り取っただけの漫画なのに、なんでこんなに笑えるんだろう?なんだこれは!?ってなる。笑 そしてなぜか読むと穏やかな気持ちになる。毎日毎日、小ちゃいことにイライラしている自分がバカらしくなる。 尊い山田くんとLv999の恋をする ましろユーカリ恋愛漫画っていいよね。 いくつになっても何回読んでもキュンキュンできる。 ついそんな風に思ってしまう尊すぎる漫画です。 主人公は嫌味ゼロの超良い子。そして可愛い。 山田くんもかっこいいしかわいい。 ただのドキドキキュンキュンだけの恋愛漫画じゃなく、ちゃんと細かく感情などの伏線が回収されているので読みながらしっかり話に入り込めます。その分一緒にドキドキできる感じ。おすすめです!削られた心で生きていく子供たち #1巻応援零れるよるに 有賀リエ兎来栄寿″毎日ご飯が食べれるとか 明日も学校に行けるとか 突然どなられることを気にしなくていいとか そういうのわたし ここに来るまで知らなかった………″ それらが決して当たり前のことではなく、感謝すべき幸運なのだと心から思える人はどれくらいいるでしょうか。 本作は児童養護施設での暮らし、そこで生活する子たちの思考や感情を非常に解像度高く描いた作品です。 何よりも、虐待を受けていた主人公・夜(よる)の心情の吐露がリアルで胸を刺します。 ″私たちは心のどこかで 「自分の価値」に自信がない″ ″たった1%の幸せな記憶に生かされてるんだ″ etc... 多くの人が与えられるものを与えられずにむしろ傷つけられて生きてきた少女の癒えない渇望と、(作中の設定により2018年当時の制度として)18歳になったら施設を出て暮らして行かねばならないというタイムリミットのある現実への不安、スマホを持てる同年代のクラスメイトへの羨望と深い所では決して解り合えない断絶などが入り混じって吐露される言葉が強く響きます。 幼い頃から憧れを抱き続けて大きくなった、夜と同じ施設の少年・天雀(てんじゃく)との関係性も見どころです。他の同世代の子と解り合えない部分も、天雀となら分かち合える。ただ、そこには危うさも存在しています。タイトルが掛かる2話ラストのモノローグを含む美しい1ページも好きなのですが、どこか物語の行く末を暗示しているようでもあります。零れてしまう夜があることは避けられないとしても、いつか掬われる朝が訪れることを願わずにはいられません。 デリケートなテーマですが、しっかり取材をした上で覚悟を持って丁寧に取り組まれているのが伝わってきます。難しい題材に挑み続ける有賀リエさんを応援しています。タイトルからは想像できないほっこり感アヤメくんののんびり肉食日誌 町麻衣ユーカリほっこり男子と骨好き女子のラブコメ。 こんなことあるんか?と思いつつ、あやめくんが可愛いので読み進めてしまいます。 読み進めていくと、ラブコメ!っていうよりも、恐竜についての詳しい話や、理系院生ならではの悩み(好きでやってる研究だけど将来を考えると不安)、学会の様子なども描かれています。 理系とは縁がない人生のわたしですが、多分リアルなんだろうなーと思いながら読んでます。 敬遠していた人が多い漫画だと思う黒執事 枢やな名無しイケてない女が、現実逃避のためにワーキャー言ってる漫画だと思い敬遠していましたが、読んでみると普通に面白い。というかセバスチャンカッコ良すぎないか?? ファッションも英国やゴシックっぽくてGOODです。 物語はミステリー小説っぽくて、ただセバスチャンがカッコ良いだけではなく堪能する事ができます。 イケてない男の僕も現実逃避の為に、ワーキャー言う流れとなりました。カヨコと井澤の関係後ハッピーマニア 安野モヨコ名無しタカハシと詩織がくっついた様に、カヨコと井澤も一時的にくっつきそう。でもタカハシが詩織と別れて、カヨコも井澤にタカハシに戻る様に言われるパターンかも。 このうさぎマンガがかわいい2023 #1巻応援兎なりのウサギさん 野広実由兎来栄寿うさぎが、かわいい…… かわいいうさぎが、かわいい(語彙力)。 今年は卯年。2023年に相応しい、うさぎマンガの真打が登場しました。名前に兎が付いており、うさぎをたくさん飼っているウシジマくんに羨望を覚えるくらいうさぎ大好きな私はニッコニコです。 高校1年生で顔の怖い少年・青枝(あおし)と、大学1年生の紅詩(もみじ)は隣に住む幼馴染で、実は両片思い。紅詩は新たにうさぎの「みたらし」を飼い始めることで、小動物が好きな青枝とまた少し距離を縮めていくというラブコメ要素もまじったうさぎマンガです。 兎に角(うさぎだけに)、みたらしがかわいくかわいく描かれていて堪りません。 キュルンと見つめてくるつぶらな瞳 撫でを要求してぐいぐい来る様 撫でられてご満悦な様 齧歯類の本能として色々なものを齧る様 元気いっぱいに走り回る様 ちんまりと座っている様 プスプスと天使の寝息を立てたり、船を漕ぐ様 etc… ブラッシングや爪切りを嫌がる様などは、他の動物と暮らしている方も「あるある!」と共感するところでしょう。我が家のポメラニアンとそっくりな態度の所もあって、にっこりしてしまいました。 みたらしもかわいければ、途中で描かれるネザーランドドワーフやロップイヤーの仔うさぎたちも犯罪的にかわいいです。 かわいいうさぎをたっぷり堪能したい同志にお薦めです。 現状では電子配信のみということで、書店ではこのかわいいうさぎには出逢えないのでご注意ください。 思い通りに行かないことばかりな人生だけど。夕暮れのあなたは、少し首をかしげて 宇仁田ゆみstarstarstarstarstar_borderPom 個人的にすごく好きな漫画。 大変読み応えがあったな。 管理人の西澤さん、見た目スンッとしててとても美人。見るからにモテそうだけどちょっと近づき難い雰囲気が更に主人公、広川くんを惹きつけるのかな。 2巻で、少し距離近づいたかと思いきや、2人の関係は中々すんなりとは行かない壁の数々。 マンションに住む人々が、仲良さそうなのもホッコリで猫のツナさんに癒される。 宇田川先生の漫画、もっと読みたくなりました。自分だけではないと言う安心感。独りでできるもん 森下えみこstarstarstarstarstar_borderPom 30代女性の日々を描いているのだけど、複雑な乙女ゴゴロとでも言うのか丁寧にそして可愛く面白く表現してるなと思う。 そもそも絵が可愛らしい、読みやすい。 既婚未婚とかうんぬん関係なく、どこかしらで女性皆共感できる漫画ではないだろうか。 自分は既婚だけど、この漫画読んでみんな色々抱えてて、悩んで努力して毎日頑張ってるんだなって励まされたな。 そして、今日何曜日だったっけ?は自分は1週間に何回かは言ってると思う。 恋愛経験ほぼ皆無。今はコレぐらいほんとにあるかもしれないわたしは壁になりたい 白野ほなみさいろくあらすじの説明がパーフェクトゥ! アセクシャルな彼女はもちろん、隠れゲイな彼も恋愛耐性・経験がなすぎて、そんな2人が世間体のため(という体で)結婚するのだけど、どんな性自認だったとしてもニンゲンとしての付き合い・ニンゲンとして寄り添い接することに礼を欠かずにトライできる大人であるため、「女性」とか「異性」とかいう大枠で相手を見ずに個人として見るようになっていく。 そりゃーそうなんだよ、人は1人ずつ違うんだもの。 当たり前なんだけど、それの大切さがしっかり描かれていて、徐々に学んでいく2人を見守る。 幸せになりたい二人の哀しい女の子 #1巻応援ラストサマー・バケーション 東洋トタン兎来栄寿BRIDGEはこういう作品が出てくるので良いなぁと思います。第1話には『マイ・ブロークン・マリコ』以来の衝撃をBRIDGE作品の中では受けました。 作者の東洋トタンさんも、新人賞を獲りたてで当時の平庫ワカさんと同じく初連載という状況であることや、女性二人の哀切な物語であるところも想起させる要因となっています。 重みと凄絶さ、そしてそれらを生み出す絵柄の美しさと迫力。描く方にも覚悟が要り精神を削りながら筆を握っているであろう、読む方の魂に深々と爪を立ててくるような作品を私は愛します。 1話で言うと、プールのシーンでの1ページ丸々使った音無さんの表情などは最高ですね。 そして、表紙も本当に素晴らしい。彼女たちの持つ言葉では言い表し難い複雑な感情が、笑っているようにも泣いているようにも見える絶妙な表情で一枚の絵として描き表されています。 敢えて作品の内容には深く触れないので、とりあえず読んでみて欲しいです。 余談ですが、一昨日紹介した『Mint Love ミントラブ ‐薄荷之夏‐』とは、同じ思春期の女の子の夏の物語でもこうも違うかと思ってしまいます。 東洋トタンさん、今後も注目して推していきたい新星です。Twitterでは他にも百合短編なども公開されているので、本作を読んで気になった方はチェックしてみてください。ヲタクだって恋ヲタクに恋は難しい ふじたユーカリゲーマー男子と、腐女子。一般人(?)から見ればどっちもヲタク。そんな2人が恋しちゃうお話。 わたしはヲタクじゃないので「あるある」とはならなかったけど(多分)ヲタクあるあるなんだろうなって感じの一話完結の話が多い。けど、どのお話もほんのり繋がっていて、進展していないようでちゃんと進展していく2人の恋愛模様。ヲタクならではの世界観が読んでいて面白いです。<<3435363738>>
※ネタバレを含むクチコミです。