青年マンガの感想・レビュー15384件<<183184185186187>>なんちゅう最終回を読ませてくれたんや… なんちゅう最終回を…3/4 ほんまりうstarstarstarstarstar_border完兀本作を読む前、どういうタイトルなんだこれは?と思った。もしや三麻漫画なのか?とか。 最終回を読み終わって思う。ズバリこのタイトルしかない(一応断っておくが、三人麻雀の漫画ではない)。 というかなによりもその最終回が良すぎる。 麻雀勝負も、登場するキャラクターそのものやその掛け合い、関係性の変化も良いのだが、最終回が良すぎる。 本来ならこの漫画はこういう内容でこれが面白ポイントでと順当に紹介していくべきだろうが、最終回が良すぎる。 思いっきり私の心の琴線に触れてしまった。四万十川の鮎を食べた京極さん状態に陥る最終回だった。 これから読む人のために深くは言及しないが、特に最終回に出てくる彼の、表情の変遷を追ってほしい。発せられる言葉を噛み締めてほしい。心情の機微を読み取ってほしい。 程度は異なるだろうが、私と同様に心の琴線に触れる人がいるはずだ。東京喰種から継承されるヒーロー物超人X 石田スイstarstarstarstarstar_border宮っしぃ独特な絵のタッチとキャラクター、台詞回しと石田スイ先生の良さがしっかり出てる 面白い!のだけど、やはり東京喰種と比べてしまう... 今作も勿論面白い、ヒーロー物としてもダーク感も描かれつつも、正義と悪の狭間の様な独特な空気感はさすがの一言だが、あと一歩足らない印象... ぶっちゃけ1巻辺りは微妙だなと思ったが、4巻までいくと、お!これは面白くなりそうな予感!と感じるので、最初の掴み部分がいまいちだったのかなぁと いや、全体的には面白いんですけどね、石田スイ先生の良さ全開で、月山みたいな変態っぽいのも出てくるし、キャラデザも最高にスタイリッシュでカッコいいし これから面白くなると思うので、今の段階では星4止まりかなぁ...ハラスメントへの意識を持つ大切さヒーローハラスメント ニシヤ康隆名無し不器用ながら必死に考えている主人公がとても応援したくなりました。 ハラスメントをテーマにしつつもネタにして(茶化して)いるようには感じない点が作者に好感が持てます。 連載ということでどう展開していくのかとても楽しみです。 りょうかくたる怪人は笑いました。楽しい古き神々異形たちによると世界は… Coco cocoナベテツ元ネタとなっているクトゥルー神話に関して、正直それほどの知識はありません。ただ、作者のCOCO先生はクトゥルーもお好きなんだなあというのは今日の早川さんでも随所にちりばめられており、知らなくても楽しめました(基本愛らしいキャラクターばかりでしたし) 時折描かれるホラー描写も、この作品に刺激を与えてくれるスパイスなのではないかと思います。 今日の~でも登場していたティンダロスはじめ、クトゥルーやダゴンなど、可愛らしくデフォルメされた神々の愉快な生態(?)は、肩肘張らずに楽しめる作品だと思います。 下ネタの扱い方が芸術的下ネタじゃないもん! 板倉舜野愛これめっちゃ好きです。 下ネタじゃないのに下ネタに聞こえるもの、下ネタじゃないのに下ネタに見えるものはは下ネタの面白さを遥かに超えてきます。 下ネタだと思ってない人vs下ネタを阻止したい人のすれ違いバトルなので、エッチでかわいいアンジャッシュみたいなものです。 他人からどんな評価を受けようと自分が表現したいものを作りたいという気持ちは素晴らしいです。 後輩が下ネタだなんだと揶揄されるのを防ごうとする気持ちも素晴らしいです。 そんな素晴らしい気持ちを全部台無しにするオチも素晴らしいです。 下ネタの使い方が芸術的。素晴らしい。底の見えないぬかるみにはまっていく人達。泥濘の食卓 伊奈子Pom 皆が皆、怖い。笑顔が逆に怖い。 アルバイト先の店長(家庭持ち)と関係を持った深愛。ここから先の展開が想像を超えました。 店長の家族(奥さん(うつ病)、息子)と深愛が家族並に近付いていくのですが、これ最後どうなるんだろうか。 深愛の純粋さ素直さ(計算ぽくも見えてしまう。)も恐ろしすぎるほど。 ここから先、読むのが少し怖いくらいです。全部に可愛い女の子が出てくる平尾アウリ短編集 平尾アウリ名無しいろんな雑誌に描いた短編が1冊にまとまっています。どれも8Pくらいで短いのでサクッと読めるのがいいです。ストーリーよりもシュチュエーションを楽しむって感じかな。その中でもやっぱり登場人物がアイドル設定の話が抜群に面白かったので、ここから推し武道が生まれるのは必然だったのだ…と思いました。 生きづらい時代のニューヒーローに共感ヒーローハラスメント ニシヤ康隆通りすがりのビーム愛好家地球を守っていると信じてきたヒーローだったが、最愛の妻が傷ついていることには気がつけなかった!時すでに遅し…。生きづらい時代、「一生懸命生きるだけで人を傷つけてしまう」は巻末の作者コメント。 コメディということだが、このヒーローの戦いを読み終えた後に涙がこぼれてしまった。がんばれヒーロー!!! 最近のビームで1番心惹かれた作品です。連載とても楽しみです。快盗くいしん坊の感想 #推しを3行で推す快盗くいしん坊 ビッグ錠starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 俺の大好きなビッグ錠のマンガだ!!この独特のノリや食事風景やはりビッグ錠のマンガはいい。あと幻とも言われている免馬麺平(めんまめんぺい)とラーメンロボの対決を描いた「対決ラーメンロボ」を収録するというのは偉業だと思うね ・特に好きなところは? 「快盗くいしん坊」もいいし「スーパーくいしん坊」の香介が登場する短編もいいがやはり「対決ラーメンロボ」だな。ビッグ錠すぎて完璧。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ビッグ錠の偉大さがよくわかる単行本だと思います。今の時代にこれを出版するという気合の入り方、あの「対決ラーメンロボ」を収録するという粋な心意気。俺は断固支持するぞ!! 得も言われぬ恐さがクセになるSUBURBAN HELL 郊外地獄 金風呂タロウ六文銭表紙からしてヤバいのだけど、中身もそのまんまで期待を裏切らずそれ以上にゾッとさせてくれる。 版画チックというか何重にも線を重ねた絵柄が、解像度の悪いテレビをみているかのような感覚で、一見読みにくくもあるけど目をこらすと見えてくる恐怖がハンパない。 これが演出だとしたらすごい。 内容も、郊外で起こる事件をオムニバス形式で展開しており、それぞれ性的にも猟奇的にもなかなかエグくて読み応えがある。 『令和を代表するホラーコミック界を牽引する』と記載あるが、確かに独創的な絵柄と、テーマとする題材の切り口は、これまで読んだことないような斬新さを感じる。 伊藤潤二っぽさもあるが、別物だと思う。 怖いものがみたい人はぜひ、おすすめします。 読んでバーで一杯飲みたいBARレモン・ハート 古谷三敏むもっと前から読んどきゃよかったな〜と思いつつ特別セレクションを拝読。 ジョニーウォーカー黒。 アル中の話。見舞いにきて散歩に出ようかと思って付いて行ったら木の下にジョニ黒を隠してる生粋のアル中の話。 この絵柄でこの話、なんか沁みました〜…。 ホッと安らぐ漫画なかなかないので特別セレクションはずっと載せてほしいです。不良は絶滅したが地下に夢を見たい最後の不良 山本隆一郎名無し小笠原の熊と戦うようなところからいきなり渋谷にきて不良ですかぁ…。 でも不良はもう絶滅しちゃってるんだよな〜! いやいやそんなことはない地下にはアンダーグラウンドな世界が広がってる!なんて夢のある話じゃないですか… 令和の不良、バトル…夢広がります!医師になるための学生を漫画で知れる知れる!Dr.Eggs ドクターエッグス 三田紀房名無し読み始めて最初の方で億のお金が出てきた時点で三田作品だなあと!! 医者になるためにの漫画ってありそうであんまなさそう。 医者という1番難易度高い学問、職種をかける人なんてなかなか限られてくるのかもと思います。 すごい…勉強して調べられてるんだろうな… 流石、読んでてめちゃくちゃわかりやすい! 当然医者の卵、医学生なので解剖の実習があるわけですがそこで感じること、思うこと、葛藤がリアルだと思います。 普通の一般人から見ると体験できないことが追体験できる感じがしてなんかとても学問書として置いていいんじゃないかと思いました。 となりゃ…決闘だろっ…!最強伝説 黒沢 福本伸行starstarstarstarstar_border酒チャビン理想があるんだよ…!みな…!みんなそれぞれ理想の男像…人間像ってのがあって…そういうものを…目指すから人間だ…! シートン動物記を読んで黒沢先生は悟り、覚醒なさいました。 自分なりに挑戦することの大切さを教えてくれた作品です。年末の忘年会続きでヘトヘトになっていた脳細胞とハートに喝を入れるため再読しましたが、いつ読んでも頑張ろうと思えます。 終盤ホープレスたちの退去を中止させるために、黒沢が演説をブちます。その演説もそれなりに響くところがあるのですが、それよりもそれを聴き終わった時の仲根の表情にグッときます。 最後の暴走族との対決シーンは地形を駆使したり罠を駆使したり心理的な駆け引きがあったり、規模は小さいですがキングダムに負けない戦描写でした。さすが福本先生。局所的鬼才が5年の時を経て再始動させる女体化○○漫画!!!!!!少女入門 堀出井靖水starstarstarstar_borderstar_border完兀あの鬼才・堀出井靖水があっためにあっため続けた題材を引っ提げて帰ってきた! 彼については某成人向け雑誌デビューのときから注目していた。特に2作目のインパクトは強烈だった。あの1作目からどんだけ成長したんだと度肝を抜かされた。成人向けの要素の成長もさることながら、キャラが生き生きとしていて掛け合いも冴えていた。これは"くる"と直感した。そして彼はすぐに某成人向け雑誌の漫画賞を取った。そこに掲載された編集長コメントで再び読者の度肝を抜き、期待と笑いをかっさらった。 その後彼はここで述べるのも憚られるような(というかどこであろうと憚られるような)、ひどく人を選ぶ傑作成人向け単行本を1巻だけ世に残し、FANBOXの闇に消えた。 彼は某成人向け雑誌での成長と共にtwitter漫画芸人化していた気がするが、その活動も沈静化していったと思う。というかtwitter垢がいつの間にか消えていた。彼がUPするtwitter漫画も大好きだっただけに、とても寂しかった。 話が前後するかもしれないが、どうやら彼は一般誌へ行ったようだった。『ブラックバウンズ』という作品を出したと知るが、1話を読んで作風どうしちまったんだと非常に困惑した。結局、私は『ブラックバウンズ』を読まなかった。それがよかったかはわからないが、とりあえず私の中の堀出井靖水の思い出を壊さないことには成功した。 そして今、彼は舞い戻ってきた。それもtwitter・pixivに上げてた漫画の中で、かなり人気の高かった本作と共に帰ってきた。ついでにtwitter垢も復活していた。 続きを望まれ続けて実に5年が経過していたが、ついに描かれる時が来たということだろう。ちなみに、これまで続きを描かなかったことについて彼は「インターネット小ネタ漫画じゃなくてちゃんと物語として描きたかったから」だとpixivで表明している。そんなこと言われては、読むこちらも気合が入るというものだ(なお、本作は肩の力を抜いて読むのが適切だと思います。多分。少なくとも、プロトタイプ版はそうでした)。 1話目を読んだ感触は、かなり丁寧にブラッシュアップされてるなぁとニヨニヨする、そんな感じ。とにもかくにも、今後に期待だ。 最後に、彼のtwitter上での叫びを無断でここにコピペしてこのクチコミを締めようと思う。 王道ラブコメのつもりで描いてるって担当編集に言ったら「認知が歪んでますね」って返されたけどっ……それでも余は……余はちゃんと王道ラブコメ描けたと思うからッ…………!!! これが余が考えた最キャワラブコメじゃからッ………!!!!! 絶対読め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ最高のオチに声出して笑った #読切応援下ネタじゃないもん! 板倉舜nyaeあんなに頑張ったのに不憫すぎて大爆笑しちゃった。THEギャグ漫画的なオチが最高です。作品を見て、ただの下ネタととるか、芸術としてのエロティシズムととるかは鑑賞者次第。芸術って難しいね。 新連載の一話目みたいな読切女だけが生き残ったゾンビ世界でマトモな♂️は僕だけ。 矢吹名無し※ネタバレを含むクチコミです。なんかかわいいコンビ漫才 狼男の受難 そーちゃんstarstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi※ネタバレを含むクチコミです。バーで人生が変わる!?私季、折々と 多喜れいstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi旦那さんサイテーすぎ。この主人公も沼にハマりそうで少し心配ですが。。 パンセクシャルって言葉は初めて聞いたので勉強になりました。 ハプニングバーに行った事で考えが変わって、旦那さんと離婚できたらいいな。と思いました。 これほど濃厚な味のする、淡々と進行する漫画はない総員玉砕せよ!! 他 【水木しげる漫画大全集】 水木しげるstarstarstarstarstar完兀『総員玉砕せよ!』は巨匠・水木しげる先生が自身の戦争体験を基に描き切った長編戦記漫画だ(※新装完全版を読んでのクチコミです)。 等身大の兵隊さんたちの日常が淡々と描かれる前半から、その淡々さはあまり変わらないまま物語のトルクは増していき、やがて感動的というにはあまりにも悲しく、あまりにも空しい結末を迎えて話は終わる。私はこれを読み返す度に泣いてしまう。 巻末の筆者あとがきで「九十パーセントは事実です」と物語の最後を脚色したことが語られ、寄せられた解説ではそのことについて「(ラストのフィクション化によって)”事実を超える真実”を描くことに成功した」と評される。 とても同意できるのだが、私としてはあのラストは水木先生にこみ上げてくる”わけのわからない怒り”を最も強く紙にぶつける挑戦であり、戦死者の霊たちがさせた仕業ではないかと思う。そしてそのラストが”わけのわからない怒り”をどれだけ昇華させることに成功したかはわからない。確かなことは、強烈な読後感を読者に与えてくれるということだ。 ラストも印象的だったが、天国のようなところだと作中で触れられる舞台の美しい背景、とりわけ数度あらわれる鳥と花、及び天から射す光が印象的だ。 どれも日本人の想像する天国と結び付けられる存在なのだが、そういった観点で、鳥は物語から姿を消すタイミングが、花は背景に現れるタイミングが、天から射す光はコマとして使われるタイミングがなんとも思わせられる。特に花は、水木先生が大胆に意図して配したフィクションではないかと考える。泣けてくる。 それからこの作品と一緒に、ズンゲン支隊に関するNHKの戦争証言アーカイブの視聴も薦めたい。 水木先生の生証言は当然だが、堀亀二さんの証言なんかも必聴ものだろう。印象深いキャラクターである中隊長の下で戦争を過ごしたズンゲン支隊の生存者だ(1965年にズンゲン支隊の本を出版されてもいる。水木先生も資料としてあたったかもしれないが、この本は簡単には手に入らなさそうだ)。 最後に、些末な不満点が一つある。新装完全版『総員玉砕せよ!』はなぜ文庫サイズで発売されてしまったのか。同時期に出た『漫画で知る「戦争と日本」』と同様のA5サイズだったらどれほどうれしかったことか…おもしろい繭は破られた 家守真言starstarstarstarstar_bordermotomi冒頭の田舎暮らしの引きこもりからいきなり表参道に行く発言!! 最初から面白かった!! 美容室が戦場のように勝手に美容師と戦うのは共感できる部分もありました。オーダーした髪型と全く違う髪型で一度は妥協したけど諦められずしっかりショートにして下さい。と言えたのはよかったです!! ショートにしたあと性格も変わってサブウェイにもいけちゃうには拍手です!! 最後のオチもよかったです。 いちばん好き〜!私は音楽になりたい 山野智也名無しなんだこの最高すぎる感性は…最後泣いちゃったよ… 「音楽になりたい」と進路希望調査に書いた女子生徒に対し、教師はバカにするでもなく、怒るでもなく、自分の納得できる言葉に無理やり置き換えるでもなく、彼女の「音楽になりたい」をそのまま受け止めてくれるところ、なんて平和なんだ。でも読んでいくと「音楽になりたい」がどういうことなのかわかってくる気がする。この感性は特殊なものではなく、多くの人が既に持っているものなのかも知れない。 新居は冷蔵庫に雪女付き同居人は-18°C 菅原詩穂名無し思った以上に何か起こっているようで何も起こってない(けど凄いことが起こっている)マンガでした。あの設定でこの短さに留めた潔さはすごい。あとあの桃のデザート美味しそう。食べると不死を得る蓮蓮守 太田シズトキ名無し不思議な世界観。蓮を食べると不死が手に入るとか、未来が見えるようになるとか、元々そういう言い伝えがあるのかなと思って調べたけどよくわからなかったので、この作者さんが一から考えた設定だとしたらすごい。この話そのものもすごく面白いけど、この作者さんが次に何を描くのかがものすごく興味ある。<<183184185186187>>
本作を読む前、どういうタイトルなんだこれは?と思った。もしや三麻漫画なのか?とか。 最終回を読み終わって思う。ズバリこのタイトルしかない(一応断っておくが、三人麻雀の漫画ではない)。 というかなによりもその最終回が良すぎる。 麻雀勝負も、登場するキャラクターそのものやその掛け合い、関係性の変化も良いのだが、最終回が良すぎる。 本来ならこの漫画はこういう内容でこれが面白ポイントでと順当に紹介していくべきだろうが、最終回が良すぎる。 思いっきり私の心の琴線に触れてしまった。四万十川の鮎を食べた京極さん状態に陥る最終回だった。 これから読む人のために深くは言及しないが、特に最終回に出てくる彼の、表情の変遷を追ってほしい。発せられる言葉を噛み締めてほしい。心情の機微を読み取ってほしい。 程度は異なるだろうが、私と同様に心の琴線に触れる人がいるはずだ。