幕末イグニッション / 原作 大間九郎 漫画 忠見周
Moae
1854年、江戸。 ゴロツキと賭場でケンカをした罪で投獄された青年武士。 牢で出会った男から「腕の立つ者を探している」と言われ、さらに「金に興味があれば、牢から出たら会いにこい」と告げられる。 青年の名は佐々木只三郎、小太刀日本一と謳われる稀代の剣豪。 もう一人の男の名は佐久間象山。傲岸不遜の不世出の奇才。 この二人の出会いが幕末に劇薬をもたらすことに。 ...
坂本竜馬暗殺犯と噂される男・佐々木只三郎。小太刀日本一と称されるこの佐々木、暗殺の日より十三年前の江戸で、稀代の天才学者・佐久間象山から、あるフランス人少女の護衛を依頼される。その対価、三百六十万両。少女を狙うは水戸一派、勝麟太郎、そして坂本竜馬。この事案をきっかけに時代は「幕末」へと変容していく――。