あらすじ

アボットとカーライルの25年前の遺恨と秘密の過去を背負って、舞台は2人の故郷、スコットランドへの急転する。全米オープンで優勝し、鮮烈なデビューを遂げたゲンは、人知れない裏世界での死闘を経て、その天才的な才能にさらに磨きがかかった。ゲンの新たな戦いの場、全英オープン。ゲンの前に、育ての親でゴルフの師でもあるうアボットと、全米オープン以来、不思議な友情で結ばれたジョン・デーリーが立ちはだかる。さらに、カーライルGCで戦った裏世界の魔王テイラーと、ダンクも表舞台、全英に出場。これまでのトーナメントの次元を超えた凄まじいデスマッチレースが、名門ロイヤルリザム&セントアンズGCを舞台に展開される。
天才伝説(1) カナダの秘境で

カナダの秘境に一人住む謎の男が、墜落した飛行機の中から赤ん坊を見つけ、育てる決意をした。名前はゲン、日本人。それから15年、少年は謎の男からゴルフを教わり、大自然の中で遊ぶ内に、男が驚愕するほどの腕前を身につけていく。ある日、町に買い出しに下りたゲンは、酒場の酔っ払いにからまれ、木の床から打ったボールをテーブルの上にピタリと止める離れ技を見せた。これをきっかけに、ゲンは日本人記者、山科誠と出会うことになる。天才少年、いよいよ下界へ!

天才伝説(2) 全米オープン出場

ゴルフの天才ゲンと運命的な出会いをした、日本人記者山科はゲンをカナダオープンへ連れ出した。そこでゲンはノーマン、ニクラス、トレビノたちを驚愕させるショットを見せた。山科からゲンがアボットという男に育てられたと聞いたニクラス、トレビノは驚く。彼はプロも歯が立たない伝説の賭けゴルファーだった。25年前、アボットの実力を認めたニクラスたちの努力で出場した全米オープンで首位に立ちながら、心ない記者の中傷を受けて戦いの途中で去り、以後、完全に姿を消したのだった。ニクラスらはゲンのデビューに動きだす。決まったデビュー戦は、因縁の全米オープン。記念すべきメジャーデビューの最初のホールをイーグルでスタートしたゲンが、いよいよその実力をみせつける。

天才伝説(3) 三つ巴の戦い

日本人記者の山科をキャディに、カナダの山中で身につけた天才的な技と野生の勘を発揮、首位を邁進するゲン。ゲンの快進撃に闘志に火がついたデーリーも後を追うが、無邪気すぎるゲンの言動に一触即発の場面も。しかしそのデーリーも次第に、ゲンの天真爛漫な性格に魅かれていく。ペブルビーチの難コースを9アンダーの驚異的なスコアで回り、首位で第2ラウンドを迎えたが次第に、ゲンの野生の勘に狂いが生じてくる。プレッシャーなのかと心配する、山科やデーリー、トレビノだが、ゲンはそのピンチをスーパーショットで切り抜け、決勝ラウンドへ歩を進めた。同組は、飛ばし屋デーリーとホワイトシャーク、グレッグ・ノーマン。一歩を譲らぬ三つ巴の戦いが幕を開けた。

天才伝説(4) 波乱の第3ラウンド

ゲンの前に思わぬ敵が現れた。かつて、ゲンの育ての親アボットを全米オープンから追放した、大物記者トム・クルーズが、今度はゲンを追放しようと罠をしかける。第3ラウンドが開始。ゲンとデーリーにノーマンが加わった三つ巴の死闘は、激しいバーディラッシュとなり、プロの意地を見せるデーリーとノーマンが、首位のゲンをとらえた。さらに新たな敵が出現する。グリーンに巧妙な罠をしかけるグリーンキーパーのダグラスだ。ダグラスの秘術をつくしたグリーンが、ノーマンとデーリーを翻弄する。いち早く、グリーンに仕掛けられた罠の存在に気づいたゲンは、ダグラスと勝負することを決意。海からの風がますま強さを増す中、鮮やかな技で、バーディを奪い返すゲン。2人の敵、魔術のグリーン、ゲンを蹴落とそうとするクルーズとの過酷な戦いに挑む。

天才伝説(5) 突入!最終ラウンド

ペブルビーチならではの激しい風の中、厳しい大自然の中でゴルフを覚えたゲンは、自在にボールを操り首位を走り続ける。強風に加え、雨、雷が到来しプレーは一時中断。1人コースに残ったゲンに近づこうとする、ゲンの追放を画策するクルーズを追い、山科たちもコースに残った。そこにすさまじい雷鳴と助けを呼ぶ悲鳴が。雷鳴のショックでひきつけをおこした老人の口にくわえる枝を手に入れようと、ゲンはSWで木の枝を折り、SWを曲げてしまう。老人は一命をとりとめた。第3ラウンドは雷のため、翌日に延期になるが、残りの第3ラウンドは、前日とはうってかわりゲンは突然スランプに。スコアを落とし続け-14の3位に転落。首位は-17のデーリー、2位は-16のノーマン。最終ラウンドで追いつくことができるのだろうか!?

天才伝説(6) 魔術のグリーン

最終日のプレスインタビューで、第3ラウンドでの木の枝を折ったゲンの行為を非難し、全米オープンからの追放を要求するクルーズ。その危機をゲンによって一命をとりとめた老人が救った。その老人こそ、伝説の大記者で現在は、USAポストの社主という人物だった。三つ巴の最終ラウンド、突然のプレッシャーがゲンを襲う。それを振り切って打ったティショットは木の上に乗り、ロストボール。ダブルボギーを叩いてしまった。しかしここで自分を取り戻したゲンは、ノーマン、デーリーを追撃し、3番イーグル、5番ホールインワンを鮮やかにきめる。ゲンの底知れぬ天性の能力に驚嘆しつつ勝負を挑むのはデーリー、ノーマンの他にもう1人。グリーンの魔術師と言われるグリーンキーパー、ダグラスもグリーンに罠をしかけてゲンを待ち受ける。最終ラウンドの死闘は一歩を譲らぬ展開に。

天才伝説(7) ラストスパート!

ゲンの一挙手一投足に目を光らせ、執拗に抗議を続ける悪徳記者クルーズだが、競技委員は彼にまったく取り合わない。出遅れたゲンは7番で首位のノーマンに追いつくが、ノーマンも意地のバーディで跳ね返す。そして12番ホール、はなされていたデーリーが起死回生のホールインワンを決めて一気に浮上。対してゲン、ノーマンは、グリーンキーパーダグラスによる、1ガロンの水で作られたグリーンに苦戦、ゲン、パー。ノーマンがボギーとなり、ここで3人は20アンダーで並んだ。一方、遥か日本でテレビを見つめる紫垣総理大臣は、ゲンに飛行機事故で行方不明となった娘の面影をみて驚く。3人は一線に並んだまま14番へ。残り5ホール、横一線から抜け出るのは誰だ?

天才伝説(8) 最終ホール!

16番で、右バンカーを狙ったゲンのティショットは、バンカーにつかまってしまう。それを見たノーマンはあえて、力の勝負を挑みゲンと同じルートを狙うがこれもバンカー。2人に一歩遅れたデーリーはドライバーが折れるほどの一撃を見せてバンカーをクリア。セカンドを一気にほおりこんでしまった。ついに3人は23アンダーの驚異的なスコアで並んだまま最終ホールへ。このロングホールでイーグルを奪った者が勝者となる。2オンを狙い、ゲンとノーマンはスーパーショットを放つ。反対にドライバーを失い、1番アイアンでティショットしたデーリーは、2人に遅れを取った。しかしシャフトをへし折るすさまじい1番ショットのセカンドが、奇跡の2オン。全米オープンの死闘、ついに終焉へ。

天才伝説(9) 新たなる戦場へ

最終ホール、デーリー、ノーマンが意地の2オンを果たす。ゲンもスーパーショットで2人のボールの内側につけ、3人のボールは一直線に並んだ。その頃、テレビ中継でゲンに行方不明の孫の面影を見た紫垣総理は、ゲンに思いを残しながら、日本人のこども32人を人質にした米軍潜水艦のシージャック犯との交渉に旅立つ。グリーン上では、ダグラスの罠を読み切れず、ノーマン、デーリーが外す。そしてゲンの2メートルのパット、手にしたのはなんとSWだった。どよめきの中、ゲンの打ったボールが宙に舞いあがる。長い死闘を制し、ゲンは全米オープンのタイトルを手にした。ヤングアメリカンヒーローの誕生だ。

天才伝説(10) 裏世界のゲーム

全米オープン優勝の興奮冷めやらぬ中、ゲンは死闘の影で続いていたシージャック事件の陰謀に巻き込まれる。事件の黒幕の男は、アボットに長年の宿縁と怨みを持つ男だった。黒幕カーライルは、アボットとゲンをニューヨークに呼び寄せ、人質の釈放を条件にしたゴルフゲームを要求する。アボットは25年間の封印を破って、裏世界最強の男に戻りゲームに挑む。パートナーは自ら育てた天才児ゲン。ゲンの祖父、紫垣総理を含む34名の人質の命を救うため、敵の本拠地、カーライルGCに乗り込んだ2人。そこで待っていたのは、全米オープンよりも危険で過酷、命をかけた戦いだった。

天才伝説(11) ツーボールフォアサム

アボットとゲンを迎え撃つ、裏世界の現在のトップは曲者ビリー・ダンクと粗暴なジム・クルーズ。さらにカーライルの腹心、ヘンリー・コットンがゲームの立会人となった。ゲームはツーボールフォアサム。お互いが一つのボールを交互に打っていくストロークプレー。試合はアボットのブランクを感じさせない凄味の効いたドライバーショットで開幕した。ゲンとアボットのキャディは、ニューヨークで急造したタクシー運転手とブルックリンの非行少年のボスの2人。敵ペアは、アボットの存在感とゲンの天才的ショットに驚き、気持ちを引き締める。最初からハイレベルな技術とのやりとりと、裏世界のゲームならではの駆け引きの応酬が続き、序盤から白熱の展開に。

天才伝説(12) 最凶の敵、登場

コースには様々な罠が仕掛けられ、さらに試合を観戦する悪徳記者クルーズも、卑劣な策謀を巡らせていた。独断専行のクルーズの策謀は、逆にその息子ジムの足を引っぱり、ジムは退場させられたが、周到な黒幕カーライルは、ダンクのキャディを2番手に、そして3番手には裏世界の魔王と恐れられる男を切り札に温存していた。1打リードして後半戦に突入するが、25年ぶりの緊張と暑さで、アボットに疲労の色が濃くなってきた。そして12番のティショットでついにミスし、右の林深くに打ち込んでしまった。ゲンの肩に大きな負担がかかってきた。ゲンのウルトラリカバリーで、林から脱出したものの、ボールはクロスバンカーへ。危うし、ゲン&アボットチーム!

天才伝説(13) 酔いどれデーリー

デーリーに後を託したアボットは、罠が仕掛けられたバンカーから最後のショットを放ったが、グリーンを大きく外してしまう。そのピンチをデーリーが見事なカップインで救った。残り5ホールで並ばれてしまったゲンたち。その横では紫垣総理の密命でゲンを追ってきた渡辺秘書官は、アボットと接触。形見のパスポートを見て、ゲンが人質となった紫垣総理の孫であることを確認。切り札として登場した裏世界の魔王テイラーを見た途端、デーリーの顔色が変わった。酔いどれを装いながら、テイラーを挑発し、ゆさぶりをかける。その目には復讐の思いが……。デーリーにバトンタッチし、木陰で休むアボットに一人の男が近づく。その男、カーライルは25年前の怨念をアボットに一気にぶつけ始める。

天才伝説(14) 必殺の8アイアン

裏世界の魔王テイラーは、けた外れの強さを見せるが、はむかう者ならパートナーのダンクといえども潰しにかかる悪辣さで、次第にダンクとの間に不協和音が漂う。ゲンは、テイラーの傲慢な態度に怒りを覚え、スーパーショットを連発する。決着は最終ホールにもつれこみ、決着を見届けるため、アボットとカーライルは18番グリーンに向かった。そして一度は姿を消したクルーズも、再び悪謀を胸に登場。様々な人々の因縁に満ちた、裏世界の危険な戦いがいよいよ決着する。最後のショットは、アボット自身が放った。25年前、無二の親友だったカーライルとの決別を決定づけた因縁の8番アイアンのショット。その奇跡の一打がカップに吸い込まれていく。

天才伝説(15) アボットの帰還

アボットとカーライルの25年前の遺恨と秘密の過去を背負って、舞台は2人の故郷、スコットランドへの急転する。全米オープンで優勝し、鮮烈なデビューを遂げたゲンは、人知れない裏世界での死闘を経て、その天才的な才能にさらに磨きがかかった。ゲンの新たな戦いの場、全英オープン。ゲンの前に、育ての親でゴルフの師でもあるうアボットと、全米オープン以来、不思議な友情で結ばれたジョン・デーリーが立ちはだかる。さらに、カーライルGCで戦った裏世界の魔王テイラーと、ダンクも表舞台、全英に出場。これまでのトーナメントの次元を超えた凄まじいデスマッチレースが、名門ロイヤルリザム&セントアンズGCを舞台に展開される。

天才伝説(16) 嵐の師弟対決

25年前からの宿縁に決着をつけるため、全英オープンに復帰したアボットが、ゲンとデーリーの前に立ちはだかる。名門ロイヤルリザム&セントアンズGCを舞台に繰り広げられた全英オープンは、すべてが異様だった。他のメジャー選手を尻目に、3日目にして優勝争いは、豪腕デーリーと、彗星のように現れ、全米オープンを制した天才少年ゲン。そして25年ぶりに表舞台に復活した伝説のゴルファー、アボットに加えて、裏世界の帝王テイラーとダンクの5人に絞られ始めた。全英ならではの、雨と烈風吹き荒れる過酷な条件の中、因縁と怨恨を秘めた5人の凄まじいデスマッチレースは、ますますヒートアップ。

天才伝説(17) 運命の環

全英3日目。異端児デーリーを除き、素姓も経歴も分からない無名のゴルファーが上位を独占する展開に、世界中がどよめいていた。戦いはさらに大波瀾の予感に満ち始める。雨が止み、複雑だった風が素直な風になった途端、伸びていたスコアが止まったのだ。師弟対決となったゲンとアボット。2人は18番ティに立つ。414ヤード、パー4、風はフォロー。1オンを狙い、ゲンは渾身のドライバーショットを放った。メジャーの檜舞台で、大自然の中でゴルフを覚えた天才児ゲンの野生が目覚め、アボットを追いつめる。メジャー選手の追随をまったく許さず、野生児の天才的な技と裏社会のおどろおどろしい技とによって、全英オープンは異様な雰囲気を放っていた。テイラーとデーリーの舌戦も激しさを増す。

天才伝説(18) 裏社会のあいさつ

テイラーの復讐を誓ったデーリーは、裏社会の卑劣な妨害工作を逆手にとろうとしたが、左手首靭帯断裂で途中棄権となってしまう。デーリーの仇討を誓うゲンは、最終日をダンクとスタートする。風は最終日になってますます激しく吹いてくる。1番でいきなりエースを奪取したダンクは、巧みにスコアを伸ばしていく。アボットとテイラーの最終組。ゴルフ裏社会の盟主の座を狙うテイラーは、すべてのグリーン横に手下を配置し、キャディの読唇術を利用してアボットを潰す魂胆だった。「僕にもチャンスはくるよ」 天才児ゲンの野生が何かをつかまえた。優勝争いは、この4人に完全に絞られた。伝統のジ・オープンの栄冠を手にするのは誰だ?

天才伝説(19) 忍びの風

日米英独仏、各国首脳がロイヤルリザムに集結、アボットの旧友カーライルもその顔ぶれの中にまじっていた。異様な緊張感につつまれた全英最終日。9番ホールを終えて20アンダーと、独走するダンクをゲンが追撃する。7打も引き離したダンクだが、不安をぬぐいされないでいた。しかし12番パー3、ゲンの放ったボールはグリーンをオーバーし、奥のブッシュの中に。ロストボールの大ピンチを迎える。一方、アボットとテイラーの最終組では、裏社会の騙しのテクニックによる潰し合いが始まっていた。そればかりか、悪党テイラーはさらなる卑劣な手段で、首位ダンクを引きずり落としにかかる。そんなテイラーの悪巧みの気配を、ゲンは察知したが……。

天才伝説(20) 黒い罠

全英オープン最終日のバックナイン。精密機械のようなダンクのプレーが突然、狂い始めた。秘められたダンクの弱点、老いゆくアボットの弱みを悪党テイラーがずる賢く突いてくる。妨害工作で上位のスコアを崩し、優勝を盗もうという魂胆だった。ロストボールのピンチを脱したゲンは、テイラーの悪巧みの気配を察知し、勝機が訪れるのをじっと待っていた。一方、アボットは奇跡のアルバトロスで、首位に2打差まで詰め寄った。ゲンはダンクに6打差をつけられ、17番ティに立つ。バックナインもいよいよ大詰めに来て、勝負がにわかに動き出した。ダンクの逃げ切りなるか、ゲンに逆転のチャンスはあるのか。運命の一打が放たれた。

天才伝説(21) 男たちの夏

全英オープンの勝利を確信していたダンクだったが、テイラーの仕掛けた罠にはまり、17番で痛恨のトリプルボギーを叩く。首位に躍り出たアボットにも腹黒い妨害工作が執拗に続いていた。テイラー一味は、体の弱点を突いて優勝をさらおうという魂胆。ダンクの耳、アボットの目を攻めつけるという卑劣さだ。伝統ある全英の舞台が、薄汚い手で汚されようとしていた。勝敗の分かれ目は20アンダー。混沌としたサバイバルゲームは、18番ホールを迎えた。テイラーの罠の気配にいち早く気づいたゲンに、首位浮上のチャンスが訪れる。運命のイーグルパットを、ゲンは沈めることができるのだろうか。今、決着の時!

天才伝説

このマンガを完璧に理解できる人間こそ天才といえるのではないでしょうか?

天才伝説 張傘 みのもけんじ
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男

2000年前後でこのマンガの存在を知ってネットの情報などでとんでもないマンガだということを知りながら読んでいなかった。 今ほど電子書籍やネットが発達していなかったため入手しにくかったからですが今回電子書籍で発売しているの知って購入した。 1巻の試し読みで読める原作者を絶賛しているゴルフ漫画原作の第一人者の坂田信弘の内容をみて期待が高まりまくった状態で読み始めたが 予想以上の内容すぎてなんといったらよいか難しすぎる。 カナダの秘境に一人住む謎の男が、墜落した飛行機の中から赤ん坊を見つけ育てる決意をした。この赤ん坊が主人公のゲン 大自然の中で謎の男に育てられながら、驚愕すぎるゴルフの腕前を身につけていく。ある日街に降りてあることがきっかけでゴルフの世界に入っていく 驚愕のゴルフの内容はあえて触れないでゴルフ以外のところを触れると、かの有名なゴルフマンガ「風の大地」の沖田よりコミュニケーションが取りづらい主人公で 物語上会話をしているのだが、自分の言語センスのみでゴルフを表現しているため意思疎通がとても難しいところがあります。 もちろん読んでいる読者も他の登場人物も理解が難しいのではないでしょうか 他の登場人物の生哲学や勝負の哲学などが独特すぎたり、前振りのない状態で「ゲンのためなら死ねる」 といい始めたり感情の起伏がとても激しい感情移入が難しい面をありました。 登場人物の性格も難しいのですが、本編のゴルフのトーナメント以外の内容が難しく、途中で裏プロやテロ組織の人質を解放するためにゲンが行動をしたり、昔の因縁など色々あるようですが、明確な説明があるようなないような感じのためフィーリングで理解するしかなかったです。 途中で主人公のゲンの出生の話になるのですが、これもとんでもない内容なので是非読んで確認してほしいところです。 色々書いていきましたが、これだけの内容をかける謎の中国系カナダ人であるサン・チアンとは何者なのでしょうか。 他の原作があるようでしたら是非読んでみたいところです。 個人的には大満足な内容でした。