今年読んで良かった読み切り漫画は? 【2018年】
君の羽根はきらめく』
→デビュー作。宝塚を目指すヒロインと、野球少年のピュアな恋愛モノ。淡い恋心と思いやりと青春のきらめきが詰まった、地味にいい話だった。しかし宝塚といえば、かげきしょうじょ!という名作があるのでつい比べてしまいがちだけれど、単にアイドル(またはバレリーナなど)にしてしまうとストイックさが消えてしまうので、やはり宝塚という舞台設定がベストなのではないかと。
2018年11月号 KISS『青嵐』
→公募トップ賞。短い中に濃厚なドラマがぎゅっと詰まっていて、最後まで楽しく読めた。しかし、ポエミーな台詞回しがあちこちにあり、若干古臭い。そのせいでキャラの行動が演技がかっているように見える(西炯子先生のキャラを悪化させたような)。もう少しナチュラルな口語のモノローグを入れた方がいいけれど、それもこの作品の味なのかもしれない。