今年読んで良かった読み切り漫画は? 【2018年】
漢娘乙女脳』
→公募受賞作。マッチョで線の濃いヒロインのギャグモノ。この手のキャラは『女の友情と筋肉』を彷彿とさせるが、恋愛とギャグを丁寧に描いていて好感触。最後にちゃんと乙女系ヒーローの見せ場をつくるあたりも良かった。
2018年3月号 LaLa『ご主人様と呼ばないで!』
→公募受賞作。流行りの獣人要素と、オトメン的犬キャラをこれでもかと使い倒したギャグモノ。ラスト、ラブの要素皆無なまま普通にご主人様におさまってしまうヒロインの態度がドライで良かった。
2018年3月号 別冊花とゆめ『お見合い探偵帷子ノ辻椥』
→海野つなみ先生の短編。最近あちこちに短編を掲載してる海野先生だが、中でもかなり楽しんで書かれたことが分かる一作。軽妙な会話と文学的かつ中二的な世界観のライトミステリで、短いながらも濃厚な味わいでした。
2018年3月号 別冊花とゆめ『誰がお前のことなんか』
→高飛車なお嬢様が実はピュアで主人公に片想いしているのだが、主人公は女装中にそれを知ってしまう……という設定に対して「ちょっとカツラ被っただけで好きな相手の顔も判別できなくなるのはおかしくね?」というツッコミさえ入れなければ、とても尊みあふれる胸キュン作品。