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あらすじ

多田由美史上最長の連載作、待望の単行本化!亡き母が残したケーキ店のレシピを集めるアール。窃盗団と関わり、抜け出すことのできないランディ。ロサンゼルスを舞台に、問題を抱えながら支え合い、明日に希望を求める二人。きっとなんとかなるよ。
レッド・ベルベット 1巻
多田由美史上最長の連載作、待望の単行本化!亡き母が残したケーキ店のレシピを集めるアール。窃盗団と関わり、抜け出すことのできないランディ。ロサンゼルスを舞台に、問題を抱えながら支え合い、明日に希望を求める二人。きっとなんとかなるよ。
レッド・ベルベット(2)
多田由美史上最長の連載作、待望の単行本第2巻!窃盗団との関係を断ち切ることのできないランディは、犯行計画に巻き込まれていく。亡き母のケーキ店を再開すべく動くアールは、ランディを想い、支えようとする。ランディとアールが二人で見い出したかすかな希望。それでも、朝はやってくる。
レッド・ベルベット(3)
圧倒的筆致で描き出される人生の希望。多田由美史上初の長編、堂々の最終巻!/大学を卒業し、本格的にケーキ店再開のために動き出したアールは、刑期を終えたランディと再会する。周りの人達に支えられながら作業を進める二人の行く末を、それぞれの策謀が交錯し、阻む。二人でなら、きっと人生は乗りこなせる。
LUDLOW GARAGE

LUDLOW GARAGE

誘拐され父親に見捨てられた息子。虐待を受けた少年を引き取った精神科医。ガールフレンドに捨てられた男、あこがれの舞台女優に拒絶された少年。そんなやりきれない毎日に、寄り添ってくれる誰か――。美しい構図と研ぎ澄まされたセリフでアメリカの孤独を描き出す、多田由美の傑作短編集。
Lucky Charms & Apple Jacks

Lucky Charms & Apple Jacks

“美才”多田由美が描くアメリカン・ニュージェネレーション。ふたつの青春の輝きと蹉跌が、時にクールに、そして時に熱く描かれる……。▼第1話/Friends▼第2話/Chance▼第3話/Potion▼最終話/Your eye’s●主な登場人物/ギャズ(スーパーでバイトをしながらバンド活動をしている青年)、アビー(ホテルのベルボーイ。ギャズを優しく見守っている)●あらすじ/アメリカの、とある風の乾いた街でスーパーマーケットのアルバイトをしている青年・ギャズ。そこに彼の友人・アビーが買い物にやってきた。ギャズはアビーに自分が入っているバンドのツアーでの話をし、実はバンドがうまくいっていないと告げる。話を聞いたアビーはギャズを優しく励まし、なぜかおもちゃの指輪を渡すのだった…(第1話)。●本巻の特徴/互いに惹かれあうギャズとアビー。だが、アビーの祖母が倒れたことから、彼の家族は家を売り、街を出ていくことに…。IKKI誌上にハイセンスな空間を演出した作品が、待望の単行本で登場。
138°E

138°E

村田蓮爾ニュープロジェクト始動!! マンガ×イラスト×映像×音楽がスパークするモンスターコミック誌誕生!! 村田蓮爾を中心に、林田球、またよし、たかみち、冬目景、JDMorvan&bengalら国内外の超実力派アーチストが集結するコミック誌です。驚天動地のカラー&モノクロコミックから多彩な印刷技術を用いた大判イラストレーションまで、最先端のアートカルチャーシーンを凝縮した284ページ極厚仕様。特別付録DVDでは、UKクリエイター・Huw Williams&David Altweger(unit10)が手がけたコミックコラボムービーを収録。
試し読み
トイ・ドール

トイ・ドール

ここはアメリカ…毎日道で客を引いている子持ち娼婦ミッシェル、いつも子守り役ばかりの夫で父で、まだ十代のクリス。そんなふたりのあてどない日々の物語。やるせなさに満ちた多田ワールドに感動じんわり、泣けます!
レッド・ベルベット
ロサンゼルスに生きるふたりの青年の絆
レッド・ベルベット 多田由美
ANAGUMA
ANAGUMA
レッド・ベルベットというケーキがあるそうです。歴史もあって、アメリカではメジャーなスイーツなんだとか。画像を調べてみましたが、その名の通り赤色がキレイなケーキです。 幼い頃に母を亡くしたアールはふさぎ込む父親と反駁しながらも、母の遺したレッド・ベルベットのレシピを探し求めています。 一方の親友のランディは重病の母親を抱え、こちらも父親とはうまくいっていません。おまけに窃盗グループに目をつけられ犯罪の片棒を担がされているという状況。 失った母の面影を追うアールと、母を失いつつあるランディの対比は痛々しく、物語には常に薄ぼんやりとした閉塞感が漂っています。ふたりの毎日は決して順風満帆ではありません。 それでも互いを支え合い、未来に目を向けられているのはふたりには目標があるからです。かつてアールの母のケーキ店があった場所で、再びお店を開くこと。 少年だったアールとランディの人生は2巻の時点で大きな節目を迎えました。希望にあふれた道筋ではなかったかもしれませんが、ふたりは確実に前へと進んでいて、その事実が勇気を与えてくれます。 レッド・ベルベットのケーキがアールのお店に並ぶ日が来るのを楽しみに、次巻以降もふたりを見守りたいです。