あらすじ『あの人買いはポーカーだぞ』 『まともな噂は聞かねえ商人さ… なんでもラタキアの魔女の所にも出入りしてるって話だ』 貧しい村に暮らす少年ビリアードとペリク 冷酷な商人ポーカー 隔絶の地に暮らす魔女ラタキア 愛と哀しみの果て 少年たちの運命は数奇な結末を迎える!! 表題作含む7編収録! 続きを読む
ラタキアの魔女 笠辺哲短編集のあらすじ『あの人買いはポーカーだぞ』 『まともな噂は聞かねえ商人さ… なんでもラタキアの魔女の所にも出入りしてるって話だ』 貧しい村に暮らす少年ビリアードとペリク 冷酷な商人ポーカー 隔絶の地に暮らす魔女ラタキア 愛と哀しみの果て 少年たちの運命は数奇な結末を迎える!! 表題作含む7編収録! 続きを読む
スターシップ・トゥルーパーズみたいな設定のSF短編check_circle解決済みvisibility212mode_comment3ラタキアの魔女 笠辺哲短編集名無し▼いつごろ読みましたか 2010年代 ▼なにで読みましたか 単行本(紙) ▼本屋さんにあるとしたらどこの棚ですか 青年 ▼作品の長さは 読切(1話完結) ▼絵柄を他のマンガ(著者)で例えると 藤子不二雄っぽい感じ ▼作品タイトルの印象 覚えてません ▼著者の名前の印象 覚えてません ▼作品について覚えていること【必須】 スターシップ・トゥルーパーズみたいな設定のSF短編で、人類が他の星に攻め込み宇宙人と戦争をしている。宇宙人側の文明度は低くて人類より遥かに弱いため一方的な虐殺が起きていた。兵士たちのカメラを通じて戦地の状況は、エンターテイメントとして地球に配信されていた。人類側はどこまでも身勝手な存在として描かれていて、最後は面倒くさくなり核爆弾を投下して抹殺するというブラックなオチでした。急に再読したくなったのでよろしくお願いします。
笠辺哲をなんと評価すれば良いだろう。 なに気にキャリアのある人で、もう期待の俊才などと言うのも失礼だろう。 「ゼロ年代コミティア系の良心」? いや、別にコミティアに「悪心」が他にあるとも思っていないのだが。 SF的なテイストだと宮崎夏次系のほうがハードコアだが、笠辺哲には独自のつかみどころのない気持ちよさがあって、とにかくいつ読んでも絶妙に「宙ぶらりん」な読後感を味わわせてくれる。 絵柄も話も、少しユルいヌケたところがあって、それなのに描いている世界はちゃんと棘があり、読み重りがする。 かつての小説界であれば、「奇妙な味」というのが相応しいような、貴重な才能だ。 それはともかく。 なんでこの人は、このペンネームなんだろう。 どう考えても映画監督・俳優のジョン・カサヴェテスから取って付けていると思うのだが、その作品に、カサヴェテスっぽさは特にない。 この作品集が刊行された時のインタビューがネットで見つかったが、そこでは、自分から「(アイデアの)ベースになりやすいのが映画」と話題を振って、好きなのはタランティーノ『パルプ・フィクション』、黒澤作品、デビッド・リーン作品、キューブリック作品、『天井桟敷の人々』とズラズラ列挙するのに、カサヴェテスのことはまったく触れていない。 音の響きが面白いから借りた…くらいのことなのだろうか? 不思議。 (もちろんそれで全然構わないのだが。自分のように、カサヴェテスの名前に惹かれてコミックス買っちゃったヤツもいて、その辺もまたつかみどころがない感じがして、なかなか良いと思います)