あらすじ

すべては終わったように見えた。終局の幕を引くのは、血の掟。自分と向き合うレザールが、デルニエから突きつけられたのは、見たくなかった自分の弱さと醜さ。引き受けられないレザールはついに、デルニエに手をかける。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第13巻。
Fleur Rouge -フルールルージュ-

ルートと呼ばれるシンジゲートが人々の生活に広く浅く浸食している時代。組織のボスであり従兄弟であるレザールに想いを寄せているデルニエ。デルニエのミスにより屋敷が火事で全焼してしまう。火事で火傷を負ってしまったデルニエとレザールは愛しあう。すずはら篠が描く純愛BLストーリー。

Fleur Rouge -フルールルージュ2- ブリューネ・ブラン

ルートと呼ばれるシンジケートが人々の生活に広く浅く浸食している時代。ルート・オーキッドの若きボス、レザールを慕うデルニエは、敵襲を受けたレザールを庇い重傷を負う。デルニエの警備のミスによる敵襲だったため、責任を問われ処分されるはずだったが、レザールは処分を保留にした。そしてデルニエを養老院に監禁し、異常なほどの執着を見せてデルニエのカラダを責め苛むのだった。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第2巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ3- シュブノワール

ルートと呼ばれるシンジケートが人々の生活に広く浅く浸食している時代。重症のやけどを負って養老院に監禁されたデルニエは自暴自棄になり始めていた。はじめのうちはデルニエに執着し、その肉体を弄んでいたレザールが、次第に養老院へ来なくなっていたからだった。抱かれても辛いだけなのに、デルニエはレザールを求めずにはいられなかった。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第3巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ4- ファクチャージョヌ

意識を失うほどにレザールに乱暴されたはずのデルニエだったが、レザールに会えたという気持ちが彼を慰め支えていた。どれほどひどく扱われても、傷つけられてもデルニエがレザールを思う気持ちは揺らがなかった。かたや都会では、ひっそりと策謀の芽が頭をもたげ始めていた。ルート・オーキッドとルート・タンジェリンの間に起きた嵐は、まだ治まりきっていなかった…。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第4巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ5- ガゾン・ヴェード

エシールには引退をした諜報員や負傷をした始末屋など、死んだはずの人間が大勢暮らしていた。癇癪を起こしては、自傷行為を繰り返すデルニエを監視するようにとレザールが命じた相手は、針穴と呼ばれる伝説的な元・狙撃手のフォス。フォスの指導の元、意外な才能を開花させてゆくデルニエ。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第5巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ6- フレーム・ブルー

エシールにいるデルニエに突っかかってくる老人がいた。老人の名前はエイハブ。レザールのライバル組織「ルート・タンジェリン」の伝説的な人物だった。エイハブからエシール脱出を誘われ…。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第6巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ7- シェル・ヴィオラッセ・グリーゼ

エシールを脱出したエイハブとデルニエは「ルート・タンジェリン」のボスAZがいるクレタ島に向う。エイハブの目的は、何なのか?すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第7巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ8- アルドアーズ

鬼火・セカンドの欲望はすさまじく、デルニエの身体を果てしなく求めた。汚され精根尽き果てたデルニエに残されたものは、レザールを想う心だけだった…。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第8巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ9- テロワール・グラファイテ

架空の近未来、空想の欧羅巴(ヨーロッパ)。心も身体も傷だらけの男たち、すれ違いを繰り返す愛しい人。デルニエのことを伝えられていなかったレザールは激怒したが、側近たちの冷淡な反応に裏切られたと孤独を噛みしめる。しかし心とは裏腹に、レザールはデルニエを責め苛むことしかできなかった。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第9巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ10- グラン・クリュ・サン

架空の近未来、空想の欧羅巴(ヨーロッパ)。心も身体も傷だらけの男たち、すれ違いを繰り返す愛しい人。ただレザールだけに身も心も捧げたいと思っていたデルニエが、初めて得た友であり、師であり、家族だと思いたい人。フォスの存在に幸福を噛みしめるデルニエ。しかし運命の炎はまた、彼らの前に立ちふさがる。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第10巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ11- ニュエ・アルデンテ

激しい襲撃を受ける、閉ざされたデルニエ達の村。穏やかな養老院は一変する。しかし、襲撃者を出迎えたのは、思いもかけない手練れ達の抵抗だった。使うはずのないデルニエの銃が、硝煙の匂いに包まれてゆく。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第11巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ12- モイ・ド・クラーフェ

大切な人との別れ。新しい自分との出会い。ほどけてゆく、運命の糸の先にあるものは…。噴き出してくる過去の凄惨な記憶と傷跡。レザールが忘れざるを得なかった。心の傷が生々しく血を流し始める。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第12巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ- シャンパーニュ・ドゥ・モン

すべては終わったように見えた。終局の幕を引くのは、血の掟。自分と向き合うレザールが、デルニエから突きつけられたのは、見たくなかった自分の弱さと醜さ。引き受けられないレザールはついに、デルニエに手をかける。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」第13巻。

Fleur Rouge -フルールルージュ- ミェル・ドレ

レザールはついにデルニエに手をかける。鍵穴となったデルニエは無意識の内にレザールを撃つ。愛・罪・執着に翻弄される二人の行き着く先は…。すずはら篠が描くシリアスなBLストーリー「Fleur Rouge -フルールルージュ-」最終巻。