あらすじ

偽りの聖杯戦争を贄として、喚び起こされる物は何か――。オペラハウス破壊の容疑で拘束され、囚われの身となったセイバーとアヤカ。取調べの進むなか、オーランド・リーブ警察署長の元に一人の神父が現れる。監督役の派遣。それは「聖堂教会」による、偽りの聖杯戦争への介入を意味していた。だが、異端狩りを常とする者はまた、異端と引き合う宿命か。その訪問が切欠であるかのように、死を運ぶ者がスノーフィールド警察署を鮮血で染めていく。開戦前夜。この歪な戦場に全てのピースが揃おうとしていた。最後に組み上げられる絵の完成図すら、誰一人想像できぬままに。
Fate/strange Fake (1)

あらゆる願いを叶える願望機「聖杯」を求め、魔術師たちが英霊を召喚して競い合う争奪戦――聖杯戦争。日本の地で行われた第五次聖杯戦争の終結から数年、米国西部スノーフィールドの地で行われた次なる戦い。――それは偽りだらけの聖杯戦争。偽りの台座に集まった魔術師と英霊達。これが偽りの聖杯戦争であると知りながら――彼らはそれでも、台座の上で踊り続ける。真偽などは彼岸の彼方。聖杯ではなく――他でもない、彼ら自身の信念を通すために。その時、器に満ちるのは偽りか、真実か。それとも――。

Fate/strange Fake (2)

米国西部スノーフィールドの地で始まった、偽りだらけの聖杯戦争。 それは英雄王ギルガメッシュと彼の朋友エルキドゥとの邂逅という名の一撃必殺の応酬により幕を開けた。 一方、冬木と呼ばれる地で語られる怪談話『蝉菜マンションの赤ずきん』。その怪談の主役、アヤカ・サジョウがスノーフィールドに降り立つ。赤ずきんの影に怯える彼女の前に『セイバー』と名乗る騎士が現れる。 聖杯戦争の仕掛け人たちですら与り知らぬ謎のサーヴァントの参戦により、事態は混迷を極めていく…。 森井しづきによる『Fate/strange Fake』完全描き下ろしコミカライズ、第2弾!!

Fate/strange Fake (3)

偽りの聖杯戦争を贄として、喚び起こされる物は何か――。オペラハウス破壊の容疑で拘束され、囚われの身となったセイバーとアヤカ。取調べの進むなか、オーランド・リーブ警察署長の元に一人の神父が現れる。監督役の派遣。それは「聖堂教会」による、偽りの聖杯戦争への介入を意味していた。だが、異端狩りを常とする者はまた、異端と引き合う宿命か。その訪問が切欠であるかのように、死を運ぶ者がスノーフィールド警察署を鮮血で染めていく。開戦前夜。この歪な戦場に全てのピースが揃おうとしていた。最後に組み上げられる絵の完成図すら、誰一人想像できぬままに。

Fate/strange Fake (4)

米国スノーフィールドの地で始まった偽りの聖杯戦争。ギルガメッシュが滞在するカジノホテルに向けた白昼堂々の一撃は、陰で暗躍するオーランド・リーヴにとっても想定外の物であった。挑発に乗るように渓谷へと向かい、謎の弓兵と相まみえるギルガメッシュ。更には謎の騎兵をも巻き込み、3騎のサーヴァントが激突を開始する。その圧倒的な力により、容赦なく抉りとられゆくスノーフィールドの大地。相手が消滅するまで止む筈もない嵐を止めるもの、果たしてそれは何か。森井しづきによる『Fate/strange Fake』完全コミカライズ、激動の第4弾!!

Fate/strange Fake (5)

ジェスター・カルトゥーレとハンザ・セルバンテス神父の激闘から一夜が明けた。混乱する警察署を離れ、休息を得るアヤカとセイバー。自分はマスターではない、新たな契約者を探せと弱気なアヤカに対し、セイバーは?