あらすじ宿敵・遠藤との争いや、謎の叡山電車との邂逅で疲れ果てた「私」は、「四天王」を集め、鍋を囲んでクダを巻く。その席で、悪友・飾磨が「クリスマスええじゃないか騒動」を提案してきた――。終わらない失恋を追い続け、腐れ大学生が京都の街を疾走する森見登美彦の伝説的デビュー作、待望の第2巻が登場!
森見登美彦原作の「太陽の塔」をモーニングゼロ2016年8月期「夏の種」の漫画家かしのこおりが作画を担当し、描かれた漫画。 内容は、華のない大学生の「私」が、かつての恋人である水尾さんを「観察と研究」と称して、追いかけるというもの。誰がどう見ても「未練からのストーキング」にしか見えないが、「私」は認めない。断じて認めない。なぜ自身が振られたのかを「ストーキング」することで追求していき……。 原作では森見登美彦の文体の癖が凄まじかった覚えがあるが、これは非常に読みやすい。また絵柄もよく内容とマッチしており、楽しめる。かなりアニメの湯浅監督を意識した絵柄にも見えるが、どうだろうか。まだ連載して間もないので、ゆっくりと見守っていきたい。