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頼れて相談もできる、私の上司。けれど、不埒な女性遍歴の噂が絶えない。「お前が相手をするなら」と、酔った勢いで快諾してしまった。「夜の営みがついていけない」と言われる程に、夜の彼は絶倫で。体育会系の染み付いた上下関係、体の相性は合格と言われたけれど、私と彼の関係は体だけ…？と、私の心は揺れ動く。絶倫上司と猪突猛進な部下、小さな文芸出版社を中心に起きる不器用な男女の恋愛の短編連作。
仕事の取材で行った、ブライダルで年下の彼に「俺のお嫁さんになってくれない」と頼まれてしまう。お互いに代理で出席した模擬の結婚式、どこかで見たことある顔、だけど思い出せない。可愛いと言われ、その掴んだ手は離せなくて…。年下ガテン系とインテリ女子、小さな文芸出版社を中心に起きる不器用な男女の短編連作。
彼と私は幼馴染。私はデザイナーで、仕事で辛かった時に彼に助けてもらった事がある。彼との夢だった、彼の漫画の装丁のデザインができるようになったのだけど、実は成年向けの漫画を書いてると知って、今までモデルとして着ていた制服は、実はその漫画のモデルだった!? 童貞漫画家と幼馴染のデザイナー、小さな文芸出版社を中心に起きる不器用な男女の恋愛の短編連作。
官能小説を読んでいた彼に一目惚れ、ちょっとした誤解でSMが好きだと勘違いさせてしまった。それから、ただ縛られて視姦される、彼との秘密の秘め事。でも、それ以上は手は出されない。そんな彼が別の女性とホテルに入るのを見てしまって…、彼の本当の気持ちは？ 誤解から始まった男女、小さな文芸出版社を中心に起きる不器用な男女の恋愛の短編連作。
電車を乗り過ごして、同僚の彼の家に泊まることに。同じ部屋に泊まっても彼は私には手を出したことはない。私の事は恋愛対象ではないってこと…？ そう思った帰りの車内、彼に引き止められた。激しく行為を進めてくる彼に、声が抑えられなくて。年下メガネの同僚とキャリアウーマン、小さな文芸出版社を中心に起きる不器用な男女の恋愛の短編連作。
彼の命令は麻薬のように私を麻痺させる。彼の本業は学校の先生で、親友の桜子の旦那。学校の先生をしながら作家業をしている、私は彼の担当編集。彼が原稿を上げてくれるのならどんな命令も受け入れる、なのにどうして心は締め付けられるの――…？ クズな作家と生真面目な編集者、小さな文芸出版社を中心に起きる不器用な男女の恋愛の短編連作。
「虹子さん、君がずっと欲しかったんだ――…」チーフは一回り上のバツイチ、彼にとって私はあくまで上司と部下の関係。彼と特別な関係になりたいと思ってたところに、友人から媚薬をもらい誘惑するように背中を押されてしまった。ほんの少しでもチャンスがあるのなら、そう思って飲み物に垂らしてみたけど… 効果がなくて？ その夜のオフィス、私は気になって彼を誘惑して――…。
